社会

報道ステーション

2026年1月29日 01:34

被害額約6億円か…偽造マイナカードで“口座開設”男4人逮捕

被害額約6億円か…偽造マイナカードで“口座開設”男4人逮捕
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不正に作ったキャッシュカードなどを使い現金を引き出したとして、40〜60代の4人の男が逮捕されました。マイナンバーカードを偽造して168の口座を不正に開設し、クレジットカードなどを作成したとみられています。その被害額は約6億円に上るとみて警視庁が捜査しています。

首謀者とみられている林茂樹容疑者(52)。田中一郎容疑者(68)、佐藤永光容疑者(46)、久保居翔容疑者(43)と共謀し、不正に作ったキャッシュカードを使い、現金68万円ほどを引き出した疑いが持たれています。

警視庁によりますと、林容疑者らは他にも偽造されたマイナンバーカードを使い、9つの金融機関、合わせて168口座を開設。そこに5社のクレジットカード合わせて437枚を不正にひもづけ、6億円相当を得ていたとしています。

協力者

林容疑者らは、東京・上野公園で協力者となる人物を得るため、ホームレスの男性などに声をかけていたということです。少なくとも2人が協力していたとみられています。ホームレスだった60代の男性と、日雇い労働者の50代男性。2人の顔写真をもとにマイナカードが偽造されました。顔写真は2人のものでも、氏名欄には架空の名前。林容疑者らは2人をホテルに連れていき、偽造されたマイナンバーカードを使って、スマートフォンで銀行口座の開設手続きをさせていたといいます。

指示、報酬支払い

身分証さえあればスマートフォンで口座開設の申請が完結する金融機関は少なくありません。申請中に顔写真を求められることもありますが、その際にはホテルから送らせていたといいます。指示は林容疑者が出し、田中容疑者が顔写真を使用した2人に報酬を払っていたということです。週に1万円という約束で、2人は延べ230万円程度を受け取っていたといいます。

マイナカードの顔写真

こうした手口で不正口座は開設されていきました。中には同一の写真にもかかわらず、違う氏名が記載されたマイナカードも確認されています。捜査関係者によりますと、実存している十数人の写真が使われていたほか、実存が確認できていない人物の顔写真が使われていた形跡もあったということです。

キャッシュカードを受け取る手はずも整えられていました。顔写真を提供した2人が役員を務める実体のない会社を設立し、その会社名義で23もの物件を借りていたといいます。そうした物件の住所がマイナカードにも記載され、カードなどの受取先にもなっていました。

容疑者4人

警視庁は、4人の認否を明らかにしていませんが、他にも関与した人物がいるとみて捜査を進めています。

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