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医学部の附属病院で相次いだ汚職事件を巡り、東京大学のトップが異例の謝罪会見を行いました。新たに倫理規定に反する事案が22件あったことが明らかになりました。
倫理違反 新たに判明
受験シーズンを迎えるなか、学問の最高峰・東京大学が異様な空気に包まれています。
東京大学 藤井輝夫総長
「教育研究機関として社会の信頼を著しく損ねることになり、深く心よりおわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
「教育研究機関として社会の信頼を著しく損ねることになり、深く心よりおわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
東大のシンボル・安田講堂で最高責任者は、30秒近く頭を下げ続けました。
問題が表面化したのは、去年5月のことでした。
書類送検(贈賄の疑い)
日本化粧品協会 代表理事
「私も未熟だった。東大と(研究)するのも初めて。先生も立派な方でしたから、もう言われるがままの状態」
日本化粧品協会 代表理事
「私も未熟だった。東大と(研究)するのも初めて。先生も立派な方でしたから、もう言われるがままの状態」
日本化粧品協会が共同研究を巡り、「接待を強要された」として、およそ4200万円の損害賠償を求めて東京大学を提訴。警視庁は、高級クラブや風俗店などで繰り返し接待を受けたとして、東京大学大学院の佐藤伸一容疑者(62)を逮捕しました。
藤井総長
「こうした行為を未然に防げなかった点、佐藤容疑者がこのような不適切な行為をしていたことに早期に気付けなかったという点は、本学全体のガバナンスが問題」
「こうした行為を未然に防げなかった点、佐藤容疑者がこのような不適切な行為をしていたことに早期に気付けなかったという点は、本学全体のガバナンスが問題」
会見で東大は、教職員およそ1万3000人に対する調査を行った結果、倫理規定に反する事案が22件あり、高額な接待が3件認められたことも明らかにしました。懲戒処分を検討しています。
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「閉鎖性の組織風土」
東京大学を舞台に繰り広げられた汚職事件。会見で藤井総長は、東大が抱える問題点を挙げました。
「閉鎖性の組織風土がある。もう一つはヒエラルキーが強い。おかしいんじゃないかと気が付いても声を上げにくい」
5年後をめどに、組織改革を行うと表明しました。
「医学部および医学部附属病院の閉鎖的とも指摘される組織風土を抜本的に見直して、風通しのよい相互牽制(けんせい)の効く組織へと生まれ変わるための改革策を取りまとめ、迅速に実行してまいります」
(2026年1月29日放送分より)
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