ニュースの強い味方、それが「専門家」と呼ばれる知識人。いまやすっかりお馴染みの顔は、いつ、どうやって登場したのか。普段は何をしている人なのか。本当はこの分野も詳しい、聞いて欲しい、という事もあるかもしれない。そこで、専門分野以外で実は詳しいことについて聞いた。
専門家といえば、コメ騒動では五つ星お米マイスター、クマ被害ではハンター、突如起きた陥没事故では元東京消防庁レスキュー隊員、アメリカのイラン核施設攻撃では軍事ジャーナリスト、サントリーホールディングス・新浪氏のサプリをめぐる疑惑では経済ジャーナリストなど、まさかこのジャンルにはいないだろうと思っても、しっかり存在してくれている心強いニュースの味方だ。
まず聞いたのは、去年患者数が8万人を超え、過去最多となった「百日せき」。このニュースで解説したのが、呼吸器内科が専門の大谷義夫医師だ。東京・西池袋にある「池袋大谷クリニック」。大谷医師はこのクリニックの院長。呼吸器、アレルギーなどが専門だ。
大谷医師は1963年生まれ。以来、ずっと西池袋育ち。中学時代は男子校で文系だった大谷青年は、突如医師を目指した。「医療ドラマがたくさんあって、なんかこの道に憧れてしまった」と語る。そして2009年、自身のクリニックを開業。その3年後、情報番組のディレクターから一本の電話が。「喘息についてしゃべってください」。好評だったのかその1週間後には「マイコプラズマについてしゃべってください」と依頼が。
「その後は毎週毎週どこかからご連絡いただいて。生放送も呼んでいただいたり、収録、ひいてはバラエティーも呼んでいただいたこともあります」(大谷医師)
以来、メディアに引っ張りだこの大谷医師。還暦を過ぎているが、肌つやも超お若い。その秘訣が「ウォーキング」。趣味が高じて本を出版するほどだ。さらに、ウォーキング以外にもハマっていることがあるそうだ。「昔から大好きなのは、スキューバダイビングです。20代の頃に始めて、時間があれば海に行っていた」と明かす。
その後結婚し、2児の父となった大谷医師。趣味に費やす時間は減ったのか、と思いきや……。「娘2人ともスキューバダイビングのライセンスを中学生で取り、今では彼女たちの方が私よりもハマり、時間があれば家族で行っている」(大谷医師)
長女は医師の研修医、次女は歯科医師の研修医として日々経験を積む傍ら、家族みんなで沖縄の海を訪れるのだそう。そんな家族愛溢れる大谷医師が専門領域以外にこれなら誰よりも詳しく話せるという話題があるそう。それは「いとうまい子さん」だという。
いとうまい子といえば、往年の学園ドラマのヒロイン役で一世を風靡。なぜいとうまい子なのか。
大谷医師は「中学生の頃、女性といえばブラウン管からしか拝見していなかった。かわいらしい方でいらっしゃって、その後は大学を40代で出て、テレビの医療番組でご一緒させていただいて、とても聡明な方」と語る。
いとうまい子の話になると止まらない大谷医師。「好きだったみたいなことはお伝えしたんですか?」と聞くと、「そんなおこがましいことは私にはできません。ただし高校の同窓会があった時には、我々のアイドル・いとうまい子さんに会ったよって同級生にはたくさん自慢した」と答えた。
続いては、“日産ホンダ経営統合破談”や“トランプ関税”などの経済ニュースでお馴染み、わかりやすく丁寧な解説に定評がある経済評論家の加谷珪一氏。大学卒業後、日経BP社に記者として入社。その後、投資業務やコンサルティング業務を経て、現在は経済評論家として数々のテレビ番組で解説者やコメンテーターを務めている。
そんな加谷氏が経済以外に詳しいのが「ワイン」だ。加谷氏は「結構ワインにハマってしまって、それが高じて一時期、友人何人かとワインバー的なお店も1回持っちゃったこともあるくらい入れ込んでしまって」と明かす。
そこで、“経済”ではなく“ワイン”について熱く語ってもらった。「私が好きなのは大体小売店で3000円から4000円くらいの値段で、1万円の味が出せるものを狙うのが醍醐味。1万円出せばうまいに決まっている。これじゃあ面白くない。だけど外すのも結構あって、外すと“あぁやっちまったな”って思うんですけど、ここがでも面白い」。
そんな加谷氏がオススメする、リーズナブルでおいしいワインとは。「白ワインで、いろいろ好みもあるんですけど、私は“ソーヴィニヨン・ブラン”という、ちょっと青臭い、草っぽい香りの品種が結構好き。シャルドネという品種が1番メインなんですけど、ソーヴィニヨン・ブランだともうちょっとリーズナブルで、お手軽で、結構おいしいものがあるので狙い目」。安くておいしいワイン情報も、さすがは経済評論家だった。
続いては、テレビで見ない日はないというほど出演しているスーパーアキダイの秋葉弘道社長。その露出と知名度は芸能人にも劣らない。
秋葉社長は「ホラン千秋さんが来てくれて、腕組んで買い物をしてくれたんですよね。最近のうれしかったこと。こういう普通だったらありえないことも、ご褒美であるんだなぁって」と笑顔を見せる。
そんな秋葉社長が、野菜以外で尋ねられたらぜひ話したいといのが「ボクシング」だ。「元プロボクサーの人とかがいるジムで、日本ランカーのミドル級3位だった人に遊んでもらう感じ。まったく敵うわけじゃないですけど、ミット打ちをしたり、軽くスパーリングを。もう(やり始めて)7年とか」。
健康のために始めたというボクシング。本業と取材対応の合間を縫って、トレーニングに勤しんでいるというが、「自分の体を鍛えるという意味でやっています」とのこと。
「もしその時間に取材が入ったらどうするんですか?」と聞くと、「その時間は避けます。ボクシングをあえて撮りたい、っていう番組が撮ったこともある。まぁでも十中八九、放送されない。『せっかくご協力いただいたのに、尺の都合で』って大体言いますよね(笑)」と答えた。
ベネズエラ専門のジェトロ・アジア経済研究所の坂口安紀主任研究員にも、ベネズエラ以外で詳しいことを聞いてみると、坂口氏は「なんか恥ずかしいです。恥ずかしいですけど、ストレス発散のために土いじりでガーデニングおばさんしています。恥ずかしい!恥ずかしいです」と照れる。
「野菜ですか?それともお花?」と聞くと、坂口氏は「野菜は食べるとすぐなくなるので、お花と、ハーブの中でもバジルとコリアンダーとパセリの使用量が無茶苦茶多いので、そこらへん。レモンの木って葉が出てきた時に、アゲハ蝶の幼虫がついて、それに気づかないとわずか2〜3日で、葉っぱを全部食べられちゃう。大体毎年、アゲハ蝶の幼虫と戦っています。あ〜恥ずかしい」と語っていた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)