青森市で記録的な大雪が降り、現地では自衛隊の活動が始まっています。一方、“カラカラ天気”が続く関東では「謎のせき」の症状を訴える患者が急増しています。
“戦後最多”青森で記録的豪雪
青森市内の中心部は、ホワイトアウトに近い状況になっています。おそらく直線道路ですが、その直線がどこまで続いているか分からない状況です。
青森県で降り続く大雪。道路脇に雪が積もっているので歩道がなくなってしまっています。一晩で車を覆いつくし、住民は除雪に追われます。
「ちょっとまいりました…こんなに降るとは思わなかった。1月に入って毎日ですから、今年はちょっと異常。降り方が異常です。私何回(雪を)下ろしたか分かりません」
高さだけではありません。雪の壁のような状況になっています。厚さも幅もあって、除雪してもしきれない量です。
「青森市、1月としては戦後最多となる167センチ。自衛隊の災害派遣要請をきのうさせていただきました」
自衛隊の災害派遣が要請された青森県内。陸上自衛隊20人が青森市に入りました。
政府によると、大雪による死者は全国で17人に上っています。
「除雪しきれない」自衛隊出動
除雪が困難な状況が続く青森。
「きのうから窓口を設置し、状況を市民から受け付けているが、すでに数百件問い合わせが殺到。明らかに対応能力を超えているので災害派遣要請をした」
青森市の孫内に入った自衛隊20人。慎重に屋根に上っていきます。雪が吹き付けるなか、たくさんの自衛隊員が見守り、高齢者世帯の住民に代わって屋根に積もった雪をおろしていきます。
「ありがたい。まさか来てくれると思わなかった」
積雪は青森市で174センチ。平年の2.6倍となっています。
一面雪が広がるここは…駐車場です。看板も雪で埋まり、首を縮ませた鳥たちが避難しています。
新潟県では、はしごを使わないと見えないほど積もった雪。
午後2時の魚沼市守門地区の積雪計を見ると、3メートル30センチほどまで積もっていました。
「もう8日間くらい連続で降ってます。途中3日に1回くらい休みがあると、雪の片付けも楽なんですけれど、これだけ連続して降られちゃうと、もう危険になっちゃうので。落ちて来たら一発で亡くなるか、そういう危険なので、当たったら一発で終わりです」
屋根での雪下ろしは、周辺で事故が起きているといいます。
「1週間前、もうちょっと行ったところの左手のお父さん、亡くなった、82歳。去年もそこの屋根で1人落ちて亡くなっています」
関東「カラカラ天気」異臭騒ぎも
一方、雪の降らない地域では、正反対の事象が起きています。
「福岡都市圏で水不足が深刻化しています。都市圏の皆さんへ節水のお願いです」
福岡市では、記録的に雨が少なく、取水制限が始まりました。筑後川流域の6つのダムで貯水率が低下。先月30日時点で総貯水量の20.1%ほどまで下がっています。
関東も例外ではありません。水戸市で住民をなやませているのは…。
「ちょっと臭い。一口ぐらいで私はそれ以上飲めない。排水溝の臭いに近い」
水道水の異臭です。
「鍋料理をした時に味付けをして味見をしたら、やっぱりカビ臭いと思った」
那珂市でも同じように臭気が起きてるということです。原因として水戸市があげているのは、「水源である那珂川流域で、降水量が非常に少ないこと」。
那珂川の上流、栃木県内のライブカメラをみると、川底の小石が見えるほどに水量が落ちているのが分かります。
水戸でも、今年に入ってから降水量は0.0ミリ。パラパラ程度の雨や雪しか降っていません。河川水位が低下してくると、植物プランクトンの一種が川底に発生、かび臭の原因物質を放出して、臭いの原因となるとしています。
「つい先ほども茶わんを洗っていたが、その時もカビ臭さがシンクの周りに広がった」
水戸市は「飲用には問題なく、また川の上流でまとまった雨が降ると、臭いは解消できる」としていますが、しばらくまとまった雨は予想されていません。
“謎のせき”患者が急増
2日で14日連続乾燥注意報が発表されている東京では、体に異変を訴える人も…。
「朝から晩までしゃべった後とか、ご飯食べた後とか多いです」
伊藤博道院長
「深呼吸してください」
診察中も、止まらない咳。
「肺のあたりがすごく痛くなるような」
「肺が痛くなるようなせき。どのくらいひどいですか」
「夜、寝付けないくらい」
肺が痛いと訴える人も…。
「長引くせき、激しいせきの患者さんが非常に増えている。正式な病名はない『謎のせきです』と来る人も多い」
謎のせき症状。今、長引くせきを訴える人が病院に殺到しているといいます。
「冷たい空気そのものが、刺さる刺激になる」
乾燥した冷たい空気が入ることで気道が敏感になり、さらに花粉や菌、PM2.5などの影響もあってのどのバリア機能が低下。さらに、のどの奥の粘膜なども傷ついて、咳が止まらない状態になるそうです。
2日に来た患者も、寒い中で作業をした後に、のどに違和感があったそうです。
「(風が)ずっと当たっていて、寒いなと思ってたが、上着もあまり準備がなかったので」
「インフルエンザのB型が陽性。後付けでインフルエンザが乗っかったんですよ」
女性は、先にせき症状が出ていて、インフルエンザにかかりやすい状態になっていました。
「せきをしすぎてのどが痛くなったり、胸の胸壁が痛くなって骨折する人も」
長引く前に、防ぎたいせき。
伊藤院長によると感染を防ぐサージカルマスクではなく、保湿効果を狙って、ガーゼマスクを寝る時につけるのがおすすめだといいます。
(2026年2月2日放送分より)












