社会

モーニングショー

2026年2月4日 15:17

豪雪被害 車庫やアーケードが倒壊…死者30人に リンゴも深刻被害「心折れる」

豪雪被害 車庫やアーケードが倒壊…死者30人に リンゴも深刻被害「心折れる」
広告
6

 降り積もった雪によって車庫やアーケードが崩壊するなど各地で大雪による被害が相次いでいます。この大雪に関連した死者が30人になっています。

「ドーンと音」アーケード倒壊

 積雪が平年の2倍以上の139センチを記録した、新潟県長岡市。

 商店街に設置されたカメラの映像です。青い看板の奥。けたたましい音とともに、雪よけのひさしが崩落。積もった雪の重みでアーケードがおよそ8メートルにわたり倒壊しました。

アーケード倒壊の瞬間
アーケード倒壊の瞬間
近くの飲食店オーナー
「19時くらいにドーンと音がして、そこら辺の雪が落ちたのかなと思って。そしたら周りの人が声かけてくれて少し見に行ったらつぶれている状態だったんですね。本当におっかなくて、その隣のラーメン屋さんもちょうど仕込みの準備していた時になったみたいで、下に誰もいなかったことが救いだった」
2023年と比較すると大きく崩壊しているのが分かる
2023年と比較すると大きく崩壊しているのが分かる

 もとはラーメン店などが並んでいましたが、アーケードが雪で埋もれ、屋根が大きく崩壊していることが分かります。

広告

雪被害 死者30人に

 降り積もった重たい雪は、各地で猛威をふるっています。

 新潟県柏崎市では、屋根が大きくうねるように曲がり車庫が倒壊。駐車してあった車も押し潰されています。

 車庫の中にいたのは住人の50代男性。下敷きになり心肺停止の状態です。

50代男性が下敷きになり心肺停止
50代男性が下敷きになり心肺停止
近隣住民(95)
「雪は今年は倍以上。(昭和)38年の大豪雪の時と似たようです」

 さらに上越市では、住宅が倒壊し男性が死亡。通報を受け駆けつけた警察と消防が、がれきの下敷きになっている成人男性を発見しました。

がれきの下敷きになっている成人男性を発見
がれきの下敷きになっている成人男性を発見

 男性はおよそ2時間後に救助されましたが、現場で死亡を確認。現在、警察が遺体の身元を調べています。

近隣住民
「(Q.雪の量は例年と比べてどうか)普通ぐらい。重たいわな。重たい。ものすごい重たいな。半分崩れかかってる感じだったから、いつ崩壊してもおかしくないような状態で」

 現場付近には1メートル50センチほどの積雪があり、警察は屋根に積もった雪の重みで倒壊した可能性も含めて原因を調べています。

大雪による死者数は全国で30人
大雪による死者数は全国で30人

 消防庁によると、大雪による死者数は3日時点で全国で30人に上っています。

広告

スタック頻発 大混乱

 178センチの積雪を記録し、平年の2.6倍の大雪に見舞われている青森市。危険と隣り合わせの生活が続きます。

危険と隣り合わせ
危険と隣り合わせ

 市内では車のスタックが頻発。狭くなった道路で雪の壁に突っ込んだ車。その時、後ろでも保育園に行く車がスタック。さらに、その後ろも…。

 誘導しているのは、道路沿いの会社に勤める人たちです。車がいない隙を狙い一斉に雪を取り除いていきます。使っていたのは、つるはしです。

つるはしで雪を取り除く
つるはしで雪を取り除く
「つるはしじゃないと割れない。私も持ち慣れないんだけども」

 道路の真ん中でもタクシーがスタックしていましたが、そのすぐ側には杖をついた高齢女性の姿。

「下、氷になって滑るので気をつけてくださいね。こっち雪なくていいかも」
消防隊員の支え
消防隊員の支え

 薬局に向かっているという女性。転ばぬよう、消防隊員の支えを借りながら一歩一歩、慎重に移動します。

広告

雪で段差見えず…バス立ち往生

 交通機関に影響も及んでいます。道路脇に傾いて停まっていたのはバスです。

道路と流雪溝の間にできた段差にタイヤがはまった
道路と流雪溝の間にできた段差にタイヤがはまった

 雪の下にあったのは、道路脇にある流雪溝。道路と流雪溝の間にできた段差にタイヤがはまり、動けなくなってしまいました。

 この辺りでは2週間から3週間、除雪や排雪の作業が行われていないといいます。

「穴があるのに気が付かないで入っちゃう」
「穴があるのに気が付かないで入っちゃう」
近隣住民
「結局、除雪入らない分。雪が降った分。そのまま(雪を)固めていっちゃうから(道路に)だんだん高さが出て流雪溝との段差があるわけ、そして穴があるのに気が付かないで入っちゃうわけ。見えないです」

 市内には2日から災害派遣要請を受けた陸上自衛隊が入っていますが…。

人の手が入らない場所
人の手が入らない場所

 除雪が行き届かない通りに行くと、一人歩けるかどうかという道幅に。人の手が入らない場所は困難な生活状況が続いています。

広告

リンゴ 雪の重みで枝折れ

リンゴにも大きな被害
リンゴにも大きな被害

 寒波は 日本の生産量の6割を占める青森県の特産品、リンゴにも大きな被害を及ぼしています。

リンゴを栽培 福士農園 従業員
「(Q.木の上の部分ですよね?)これがほぼ見上げるぐらいの天井なんですけど、目線ぐらいまで来ています」
約3メートルのリンゴの木の先端だけが見える状態
約3メートルのリンゴの木の先端だけが見える状態

 雪が降り積もり、およそ3メートルのリンゴの木の先端だけが見える状態に。木の上に乗っていた雪は、密度が高く見た目以上に重みがありました。そんな雪が乗った枝は…。

従業員
「あぁ〜いってますね。これはちょっと痛い、やばいな」

 雪の重みから、木の枝が根元から折れていました。

 青森市浪岡地区でリンゴを栽培している福士農園。県のリンゴ品評会で2度頂点に輝いた農園では、栽培に細心の注意を払ってきましたが…。

従業員
「ここまでダメージいっちゃっているので、元から切っちゃいます」

 一度折れてしまった枝は修復できず、リンゴの収穫量は減ってしまうといいます。折れてしまった枝には、15個ほどの実がなるはずでした。

「7年、8年もかけていい枝を作っている」
「7年、8年もかけていい枝を作っている」
リンゴを栽培 福士農園
福士寛和社長

「リンゴの枝というのは、1年、2年とかで作れるものではないので、7年、8年もかけていい枝、そういうのを作っている」
広告

雨で被害拡大?懸命の雪下ろし

 積もった雪を降ろさなければ、被害はさらに広がる可能性も…。

従業員
「(Q.あすから雨って言われているが?)それもやばいですね。積もったところに雨とか降って木が重くなると、かなり折れは出てくるので」
「(Q.きょう中に下ろしてしまわないと?)いや無理ですね。ある意味、どうしようもない部分あるんで、頼むみたいな」
これまでと同じ収量を確保するまで約20年
これまでと同じ収量を確保するまで約20年

 今後、雪が重くなると、枝だけでなく幹から折れてしまう可能性もあるといいます。幹が折れてしまうと苗から育て直し。これまでと同じ収量を確保するには、20年ほどかかるといいます。

従業員
「いたちごっこという感じで。下ろして降って、下ろして降ってみたいな感じですね」

 腰の辺りまで雪に埋もれながら、作業は1日続きます。

作業は1日続く
作業は1日続く
従業員(45)
「僕らでもこれだけ疲れるので、年いくとしんどくなるんだろうな」

 去年、青森県では豪雪によりリンゴの被害が過去最大の206億5000万円に。

 福士農園では去年の寒波でおよそ2トン、収穫量が減少。被害額は200万円ほどに上りました。今年はさらに被害が拡大する可能性があるといいます。

今年は被害拡大の可能性も
今年は被害拡大の可能性も
福士社長
「去年で完全に折れなくても、リンゴの太い枝とかヒビが入っていたりもしていたので、今年積もった雪で折れなきゃいいなという。去年に続いて今年もだってなって。ちょっと心折れちゃう農家さんもいるんじゃないかなとは思いますね」

(2026年2月4日放送分より)

テレ朝天気

広告