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漁港から消えた大量のカツオ。水揚げ日本一の街を揺るがした窃盗事件で、関与した被告に懲役3年が求刑されました。
“消えたカツオ”漁港で大規模窃盗
ターレに乗った大量のカツオ。トラックの空いたスペースにのせると計量所を通らず、そのまま走り去りました。カツオが盗み出された瞬間です。
日本一の水揚げを誇る焼津で、こうした不正が20年以上続いていました。
検察側
「被告人は本件カツオを自己の支配下に移転し、窃取したといえる」
「被告人は本件カツオを自己の支配下に移転し、窃取したといえる」
「本件カツオ」とは、盗まれた冷凍カツオ。4日、静岡地裁で冷凍のカツオを盗んだ罪に問われた水産加工会社、元常務(48)の裁判が行われました。
その手口は、計量を回避してカツオを盗みだすというもの。
通常、業者が競り落としたカツオは漁協の職員が計量します。しかし、一部のカツオは計量されずに抜き取られていました。
焼津漁港では、これまでに市内の水産加工会社に横流しするケースや、鹿児島まで運び出すケースなど、3つのルートが立件され、漁協の職員も含め19人もの関係者が逮捕されています。
中でも一番被害が大きいのが今回の第3ルートで、総被害額は20億円を超えるとみられます。
4日の裁判で検察側は、以前から漁協では船主の承諾なしに大量のカツオを買った仲買人に、お礼名目で計量を逃れたカツオ5トン程度を運び出すことを容認していたと指摘。
被告人については…。
検察側(論告から)
「本件カツオの搬出量は被告人が容認されていた量をはるかに上回っている」
「本件カツオの搬出量は被告人が容認されていた量をはるかに上回っている」
また競り人などに現金を渡し、協力を促したなどと指摘。懲役3年を求刑しました。
一方、弁護側は「関係者から承諾を得ていた」と、起訴内容を一部否認。執行猶予付きの判決を求めています。判決は3月11日に言い渡されます。
(2026年2月4日放送分より)
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