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2026年2月4日 20:57

“異例”17年ぶり感染拡大なぜ? “インフル再流行”疑問ズバリ解決

“異例”17年ぶり感染拡大なぜ? “インフル再流行”疑問ズバリ解決
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 都内で17年ぶりとなる1シーズン2度目のインフルエンザ注意報が出されています。そこで気になるインフルエンザ再流行の疑問をズバリ解決します。

“異例”17年ぶり感染拡大なぜ?

70代
「孫たちが今、中学校の1年が学年閉鎖。小学校の孫は学級閉鎖が2つくらいある」

 今、街で高まっているのが、インフルエンザへの警戒感です。

 東京都の感染者数は急増。1医療機関あたりの患者の数は10人を超え、都は注意報を発表。1シーズンに2度目の注意報は17年ぶりです。

70代
「孫がかかっている。A型とB型」
「(Q.今回は?)B型」
「(Q.A型は去年?)覚えてないけど『また?』って感じた」

 なぜ、再び流行しているのでしょうか?街の疑問に答えてくれるのはおなじみ、いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長です。

いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長
いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長
伊藤院長
「普段だったらA型が流行するのは1月下旬から2月のあたま。(今年は)異例、時期的にも(A型の流行が)早い」

 去年は年末年始にかけて集中していたインフルエンザの流行。しかし、今シーズンは早めに流行した分、第2の波が来ている状態だといいます。

 そして、もう一つの異変が…。

伊藤院長
「インフルエンザB型が9割、現場の肌感覚ですね。インフルエンザB型の患者が、この時期ピークを作るのは初めて」

 本来、この時期に流行するのは感染力の強いA型。しかし、今シーズンはB型に入れ替わっているのです。

伊藤院長
「昨年の10月、11月にインフルエンザがA型中心に大流行しましたから、その代わりB型が待ち構えていたかのように広がっている」

 街でも…。

40代
「子どもが行ってる学校ですごくはやってて。特にB型がすごいはやってる影響で、他学年の交流をやめましょうぐらいの感じ」
70代
「今、どっちがはやっているか分からないけど。A型とB型で症状がどう違うか聞きたい」

 A型とB型は、症状はどう違うのでしょうか。

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“インフル再流行”疑問ズバリ解決

A型とB型の違い
A型とB型の違い
伊藤院長
「一般的にはA型は激症型です。ほんの1日、2日の間に高熱、中には超高熱42℃とか出る人もいます。B型はステルス型で、いつの間にか始まってくる。吐き気、嘔吐(おうと)、下痢、もしくは食欲不振などの症状を伴うケースも比率としては多い」

 A型は体調が急速に悪化、高熱や頭痛などが主な症状です。一方、B型はゆっくりと、のどの痛みや下痢などの症状が現れるといいます。

 ところが、今シーズンはB型に異変が…。

伊藤院長
「今年のB型の場合には、比較的久しぶりに、あるいは初めてB型に感染した場合には、結構高めの熱が出ることもありますし、せきが長引きやすいという傾向にある」
今シーズンの特徴
今シーズンの特徴

 つまり、B型だから症状が軽いとは限らない。これが今シーズンの特徴だといいます。

伊藤院長
「今年はやっぱりこの寒くて空気が乾燥している一番ハイシーズンの時期にB型(の流行)が来てしまったので、症状がちょっとA型っぽくなったり、重かったりとかいう印象」

 20代の男性は、感染すると“ある現象”が…。

22歳
「インフルエンザ、熱が出たらすごい食べるんです。熱が出たらめちゃくちゃ食欲が出て、食べて治るっていうのが絶対なんです。フライドチキン1羽とか、プラスバーガーセットみたいな感じ。本当は、おかゆのほうがいいと思うのに。インフルになった時、食べ過ぎちゃうのですが、それって本当にいいのですか?」
伊藤院長
「珍しいケースだと思いますけど、そういうことはあり得るのかな。というのは、体に大きなストレスがかかると、体に頑張るための信号を送って、その信号がホルモンを分泌させて、それが食欲を増すということはあり得る。これは食べていただいていい」

 そして、感染や症状を和らげるワクチンについて、こんな疑問も…。

30代
「インフルエンザのワクチンを打って4日後ぐらいに(インフルエンザに)かかって。高熱も出るし、倦怠(けんたい)感もすごい」

 ワクチンは打った後、すぐ効くわけではありません。

ワクチンについての疑問には…
ワクチンについての疑問には…
伊藤院長
「皮下から吸収されて免疫系応答するのに2週間ぐらいはかかる。4日前に接種したワクチンだと、十分効果が出ていない時期と言っていい」

 ワクチンの効果が出はじめるのは接種からおよそ2週間後。そして、時間の経過とともに効果は緩やかに弱まります。

伊藤院長
「最も強く効いてるのは最初の3カ月ぐらい。それでも感染することはある」

 例えば10月に打った人は、1月ごろから徐々に効果が薄れることになります。

 では、再流行にあわせて2度目のワクチンを接種してもいいのでしょうか?

伊藤院長
「ワクチンの効きが少し鈍ったといっても、極端に急にゼロになるわけではない。慌てて追加接種はしなくてもいい。2月の終わり、3月の頭などに重要なイベントを控えている場合には、ブースト接種、もう一回接種をするってことを考えてもいい」

 ただし、ワクチンは体質や体調によっては合わない人もいるため、医師と相談して判断することが必要だといいます。

 人によって、かかる、かからないはある?
人によって、かかる、かからないはある?

 一方で、人生で一度もインフルエンザにかかったことがないという人も…。

20代
「一度もない。周りがかかっている中で、なぜ自分はかからないんだろと」
70代
「今までずっとかかっていない。睡眠とって、食事をちゃんととって」

 人によって、かかる、かからないがあるのでしょうか?

伊藤院長
「絶対に感染しないということはない。たまたまうまく回避してきたと。持ち前の免疫力がある程度強いのは認めるが、これから感染する可能性はいくらでもある。油断は禁物」

 かからないためには、手洗いやうがいなど基本的な感染対策を欠かさないことが重要ですが…。

10代
「予防に効果的なことは、今まで通りのインフルエンザ対策でいいのか」

 医師が、特にポイントだと指摘するのは体の意外な場所でした。

夜の背中冷えは見落としがちなポイント
夜の背中冷えは見落としがちなポイント
伊藤院長
「背中冷えは危険。非常に起こりやすいと思う。夜の背中冷えは見落としがちなポイント。暖かいものにくるまって寝る」

(2026年2月4日放送分より)

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