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近畿大学が、世界で初めて高級魚・ノドグロの完全養殖に成功したと発表しました。「近大マグロ」のようなブランド化を目指します。
大きいサイズは一尾2万円台
「白身のトロ」とも呼ばれるノドグロ。今、一段と脂の乗りがいい時期です。
皮目を少しあぶって、すしや刺身に。塩焼き・煮つけも人気ですが、漁獲量が少なく高値かつ変動の幅が大きい魚です。
都内の鮮魚店 金駒 店主
「すごくここのところ高いですね。取れないっていう海のしけの影響ももちろんあるんですけど、年の暮れから年明けにかけて結構な相場になっているんですよね」
「すごくここのところ高いですね。取れないっていう海のしけの影響ももちろんあるんですけど、年の暮れから年明けにかけて結構な相場になっているんですよね」
サイズが大きいノドグロは、一尾2万円台になることもあるといいます。
近畿大学 水産研究所
中村尚隆さん
「すごく神経質なデリケートな魚で飼育が難しいです」
中村尚隆さん
「すごく神経質なデリケートな魚で飼育が難しいです」
生息環境の再現が難しい魚でしたが、5日に会見場にいたのは、生まれて122日目、世界初、完全養殖のノドグロでした。
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ノドグロ世界初の完全養殖
2015年から富山で研究が続けられてきたノドグロの完全養殖。
完全養殖とは、人工的に孵化(ふか)させた魚を親になるまで育て、その親が産んだ卵から、また新しい魚を育てることです。
完全養殖の成功した瞬間です。わずか3ミリメートルほどの赤ちゃんが元気に動いています。ただ、この持続可能なサイクルを作るまで10年かかりました。
中村さん
「光の変化とか振動とかにすごい敏感な魚でして、トラックとかが通るとその振動で暴れだしてしまったり、雷が鳴って光が飼育棟に差し込むとそれでパニックになって、翌日来たら大量死している」
「光の変化とか振動とかにすごい敏感な魚でして、トラックとかが通るとその振動で暴れだしてしまったり、雷が鳴って光が飼育棟に差し込むとそれでパニックになって、翌日来たら大量死している」
オスばかり生まれる問題も
近いうちに、東京・銀座などで4歳魚になる「近大ノドグロ」を提供する予定ですが、ある問題がまだ解明できていません。
近畿大学 水産研究所
家戸敬太郎所長
「まだ原因が全然分かってないが、卵から育てたノドグロは、ほとんどがオスになるんです」
家戸敬太郎所長
「まだ原因が全然分かってないが、卵から育てたノドグロは、ほとんどがオスになるんです」
ノドグロはブリなどに比べ、成長がかなり遅いうえ、メスより成長が遅いオスばかり生まれてしまうというのです。
これからも研究を重ね、家庭の食卓に並ぶのは7〜8年後をイメージしているということです。
(2026年2月6日放送分より)
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