民間との共同研究をめぐる贈収賄で、東京大学大学院の教授が逮捕された事件。逮捕されたのは、医学系研究科の62歳の教授で「日本化粧品協会」と共同研究などをする見返りに高級クラブや性風俗店などで、合わせて180万円相当の違法な接待を受けた疑いがもたれている。
【映像】月1000万をキャバクラ会食につかう社長と嬢のツーショット(実際の映像)
この事件に対し、東京大学医学部附属病院での勤務経験を持つ医師が、『ABEMA Prime』で率直な思いを語った。
■「めちゃくちゃ恥ずかしい…何やってくれたんだという気持ちだ」

東京大学医学部附属病院での勤務経験を持ち、現在は鼻皮膚科理事長を務める花房火月氏は、事件について、「もう、めちゃくちゃ恥ずかしい。正直言うと、ニュースを聞いてびっくりして赤面してしまった。何やってくれたんだという気持ちだ」と強い憤りを見せた。
教授自らがキャバクラや風俗店での接待を要求していたとされる点についても、「昭和からタイムスリップしてきたのかと思った。自分からお願いするのはあまり聞いたことがない。頼まれて嫌々行っているのならまだしも、自分から要求していたというのが、なおさら恥ずかしい」とコメント。
かつての医療現場では接待が日常的だった側面もあるが、「私が15年ほど前に、東大病院で働いていた頃は、あからさまな接待はもうなかった」と証言した。
現在の医療界における接待の現状については、「民間であれば、飲食やキャバクラ程度なら普通にある話だが、今はもう全然ない。2014年頃に規制が入り、それ以降は激減した。今はお昼休みにお弁当を持って、説明会をやるという程度だ」と説明した。
■「過小評価されているという意識は絶対にあったと思う」
花房氏は、大学教授という立場の特殊性についても言及した。「かつては製薬会社からの接待だけでなく、患者や医局員からお金をもらうといった文化が脈々と続いていたが、今はそれもほぼなくなっている。一方で、大学教授の収入源は減ってきている」。
さらに、逮捕された教授が世界レベルの研究をしていたことに触れ、「自分の中で報酬が少ない、過小評価されているという意識は絶対にあったと思う。今の大学教授は皆、もっと報われてもいいと思っているのではないか」との見方を示した。
(『ABEMA Prime』より)