今季最強寒波が7日夜からピークを迎えます。都心でも数センチの積雪が予想され、交通機関への影響に注意が必要です。観光地・箱根などでは、すでに雪の影響が…(サタデーステーション2月7日OA)
東京都心でも数センチ積雪か
夜になって、東京都心で再び雪が降り始めました。8日にかけて積雪が予想されています。東京の雪は、昼ごろから本格的に降り始めました。7日、今季一番の寒さとなった東京・八王子。市内にあるホームセンターでは急遽、融雪剤やスコップなどを買い求める人が…
「こんなに(雪が)降ると思っていなかったのでちょっと油断していました。子どもがいるので、融雪剤を撒いて雪が積もらないように…」
「お客さまから融雪剤の在庫状況とかの問い合わせが増えています。取り置き等も増えているので」
神奈川でも、藤沢市や川崎市などで雪が降りました。8日朝にかけ降り方が強まり都心でも積雪となる可能性があります。
“最強寒波”箱根でスリップ相次ぐ
「午前9時を回りました。箱根の雪もだいぶ強くなってきました。箱根の関所の黒い屋根瓦も白く雪化粧を始めました」
7日の午後4時までに14センチの積雪を観測した「箱根」。
箱根の乙女峠に設置されたカメラを見ると、7日午前8時ごろから雪が降り始め、3時間後には道路に薄っすら雪が積もっていました。その乙女峠で雪による“スリップ事故”も起きました。
「事故があった現場は、下り坂の大きなカーブの途中です」
雪でスリップした2台の車が衝突したといい、黒いクルマは、ドアが大きくヘコんでいました。この辺りの道はスリップしやすいため、ゆっくり走行する車も見られました。山梨県道志村の国道でも雪の影響で身動き取れない車が…その先には「路面凍結、スリップ注意」と書かれた看板がありました。
“今季一番の寒さ”取材中にハプニングも…
7日は“今季一番の寒さ”になったところもあり、意外なところで影響が出ていました。
「ありました、払沢の滝なんですけれども一部が凍ってしまっていますね」
東京・檜原村にある「払沢の滝」7日、周辺の最高気温は2.2℃。今季一番の寒さです。滝はつららのように凍っていました。取材を続けていると、凍っていた滝が、崩れてしまいました。
「崩れ落ちる前に見れて良かったです」
氷上に乗る危険行為に見回り強化も
凍ったのは、滝だけではありません。7日の最高気温は0.4℃富士山の麓にある「山中湖」も凍っていました。
「氷の厚さ2センチあるかないか、もう本当に触れば、もう割れちゃう状態です。(氷の上に)のぼったら(湖に)落ちますので命を落としかねない」
凍った湖の上を歩く人がいるため、湖への立ち入りは禁止に…毎朝見回りをしている地元住民の天野さん。心配していたのは「雪」です。
「雪が薄っすら溜まると、あと岸に溜まると、境目が分からくなるんですね、これが1番危険…」
大雪で建物被害 修理相談殺到
寒波のピークは、7日から8日にかけてで今季一番の強さとなる見込みです。北海道から中国地方にかけて警報級の大雪になる予想です。鳥取市にはすでに大雪警報が出されていて8日の明け方からピークになる見込みです。すでに平年を大きく上回る積雪状況の地域では、さらなる大雪となりました。1月29日に災害救助法が適用された青森市では、深刻な被害が相次いでいました。
「こちらの建物も倒壊しています。今降っている雪によりさらに危険な状態になっているように見えます」
「小屋の壁が壊れてしまっています」
連日、問い合わせが急増しているのがリフォーム会社です。6日も現場へ駆けつけると。
「うわー。現場はこちらで。折れているのはあそこです。上の部分がもう折れちゃっている」
雪の重さによって軒先が破損してしまいました。ただ、すぐに修理できるわけではないそうで、雪がなくなる春先まで待つしかないと言います。こうした、雪の重さによる被害が各所で相次ぎました。というのも、4日から気温が上昇し雪が解け、重みが増してしまったのです。奈良さんにも問い合わせの連絡がひっきりなしにやってきます。しかし移動も一苦労。スタックを回避し、無事、現場に到着。そこには、宙吊りになったエアコンの室外機がありました。落ちてきた雪の衝撃で逆さまになったようです。この時の気温は、マイナス1℃。暖房が使えないのは死活問題です。
「(部屋に)他にガスのストーブがついている。だから、暖は取れてそれを使えば何とかしのげるけど。エアコン使いたいっていう人の方が多分多いと思うんですよ。なぜかっていうとガス代が高いから」
この1メートルほど積もった雪を掘って足場を組むのですが、この雪の置き場すらありません。
「脚立かなんかでとりあえず応急処置だけ近日中にして室外機を取ってフタをして、とりあえず春まで待っていただいて」
リフォーム会社の人手も足りないと言い、生活への影響が長期化しそうです。
再びドカ雪の恐れ 投票どうする?
異例の大雪は、「市民の移動」も大混乱。あちこちでスタックする車がありました。この道には、2台。スタックしたゴミ収集車がいたのでUターンしようとしたところ、軽自動車もスタック。こうした道の状況に嘆いていたのが高齢者です。選挙の投票を心配していました。
「友達と電話で話して『行かないと思う』って。『転んで骨折ればどうするの』って。『誰が面倒を見てくれる?』っていう話になって」
青森市の期日前投票率は6日時点で14.83%と2024年の衆院選よりも低くなっています。私たちは7日、期日前投票に行くという女性に出会ったので同行することに。
「車が行くのを待って行くしかない。怖いよ」
車が来たら、よけて止まる。夏場であれば、バス停まで5分で行ける道のりですが7日は30分前に家を出発しました。
「足に力を入れて、ゆっくり歩いてる」
少しでも坂になっていたら、横歩き。8日も寒波が心配なため、期日前投票の会場は遠くても7日のうちに投票するのだそう。ようやくバスに乗って、会場へ。家を出てから1時間ほどかかりました。無事に投票を終えることができて安心したと言いますが、少しお怒りです。
「こんな雪道さ、わざわざ(投票に)来ないとダメじゃん。困ります」