衆議院選挙の投開票日の前日、茨城県内で不可解な交通事故が起きました。
選挙の手伝いをしていた地元の市議会議員が現場に駆けつけると、息子のトラックに衝突していたのは、数日前に息子の自宅から盗まれたレクサスでした。
赤信号無視…運転手は逃走
「本当になんかドラマのような話で、いろんなことが重なっているから気持ち悪い」
7日、茨城県つくば市で起きた奇妙な事件。巻き込まれたのは、地元の市議会議員の息子でした。
「交差点に入った時に、何となく左側に車来てるかもというのは見えた。ズドンってきて相当な衝撃だったので、本当にハンドルを持っているのが精一杯で操作が利かない状態だった」
造園業を営む息子が昼ごろ、植木の手入れの仕事に向かうためトラックで交差点に進入したところ、左側から来た黒のレクサスが衝突。トラックの進行方向の信号は青で、レクサスは赤信号を無視して突っ込んできたといいます。
「僕が一回(犯人を)見た時に電話してた。警察に連絡を取られてるんだと思った。パッと見た時には(車を置いたまま)もう奥に逃亡というか、逃げた」
トラックのタイヤは大きく曲がり、衝突した車の前方部分も激しく損傷しましたが、幸い息子にけがはありませんでした。
事件当日の7日は、衆議院選挙の投開票日の前日。被害者の父親でつくば市議会議員の小久保さんは当時、地元の候補者の手伝いをしていました。
一報を聞いて急いで現場に駆けつけると、信じがたいことに気が付いたといいます。
「ぶつかっている車(レクサス)が何か見覚えがあるような気がして、ナンバーが違うので違うのかなと思っていましたが、後々見たら、これ元々(息子が)乗っていた車だという。自分の車って、ちょっとした傷とか自分で覚えているので分かった」
ナンバープレートは付け替えられていましたが、「衝突したレクサス」は先月末に息子の自宅から盗まれたレクサスだったというのです。
「ちょっとゾッとしますよね。偶然が重なるというか。盗まれた話を聞いて、数日後のこういう出来事なので。偶然が重なったにしては、ちょっと気持ちが悪いというか」
犯人に心当たりは?
事故現場からわずか4キロの場所にある自宅から盗まれた車。防犯カメラには、不審な人物の姿が映っていました。
「あれがカメラです」
「(Q.高い場所に設置されている)そうですね。棒か何かでカメラごと、ガッと向きを変えられてしまった」
防犯カメラの向きを変えられてしまったため、犯人が逃走に使った車のナンバープレートははっきり映っていませんでした。
この数日前、気がかりな出来事があったといいます。
「2、3日前ぐらいにチラシがポストに入っていた」
「(Q.どんな内容?)高額で車を買い取りますよという。ここら辺の地域はこういうチラシが車のワイパーに挟まっていたり、ちょこちょこあることではあるんですけど。一応警察にも情報提供として伝えてはあって」
犯人に心当たりがあるか、2人に聞いてみました。
「(逃走した犯人は)全身黒い服で、身長が170から180センチくらい。黒いショルダーバッグを持っていた。本当に狙われたんじゃないかなと思うところはあるんですけど、そんな恨まれるようなことをした覚えはないので」
「(Q.心当たりは?)いや、全くないですね。本当にドラマのような話で、すごくいろんなことが重なっているから気持ち悪いなと」
保険会社への請求が…
乗っていたトラックも、盗まれた後に衝突してきたレクサスも、息子の名義です。そのため、保険会社への請求も簡単ではないといいます。
「正直に保険屋さんにもお話をしたんですけど、こういう事例がないので、対応をどうするのか連絡を待っている。一日でも早く犯人が捕まってほしい。これだけのことをされているので、ちゃんと責任を取って賠償してほしい」
レクサスを盗まれ、後日、そのレクサスに衝突されて命の危険も感じたという不可解な事件。果たして、偶然なのでしょうか?茨城県警は…。
「現在捜査中のため、コメントは差し控えさせて頂きます」
(2026年2月10日放送分より)








