社会

ABEMA TIMES

2026年2月13日 11:30

「寒く感じる」地下100mの空間で熟成させる日本酒とチーズとは「大体その日に売り切れる状態が続いている」

「寒く感じる」地下100mの空間で熟成させる日本酒とチーズとは「大体その日に売り切れる状態が続いている」
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 少雨の影響で神奈川県の宮ヶ瀬ダムの貯水率は普段の半分にまで低下している。一方で、ダムの特性を活用した試みが行われている。

【映像】ダムの地下で熟成された日本酒とチーズ(実際の映像)

 ABEMA的ニュースショーでは特別に撮影許可をもらい、その場所へ。エレベーターで降りた、ダム底から地下およそ100メートルの地点にあった。

 スタッフが「肌寒く感じる」と語った場所にあったのは、大量に保管された日本酒。「盛升(サカリマス)」と書かれており、およそ1000本はあるそう。厚木市で創業200年以上となる黄金井酒造が作る日本酒で、毎年4月から5月ごろに貯蔵を始め、半年ほど熟成している。

 宮ヶ瀬ダム周辺振興財団の能城愛氏は「宮ヶ瀬ダムの点検用、監査廊を利活用できないかということで、(ダムと)地域とが手を携えてなにかできないかなというところで『貯蔵に使えるのでは?』というアイデアが出てきた。どんどんダム貯蔵酒ということで定着してきた」と説明。

 監査廊とはダム内部の維持管理のために設けられた通路のこと。その一角を7年ほど前から地域振興の一環として貸し出している。地下100メートルの空間は酒造りに最適な環境なのだそうで、黄金井酒造の黄金井陽介氏は「ここは年間通じて10度から12度ぐらい。真夏でも気温が上がらない環境で、太陽の光が来ないので紫外線も当たらない。適度に熟成が進むような日本酒の貯蔵に向いている環境」とコメントした。

 さらに地下130メートルの場所では近隣の牧場で作られたゴーダチーズを熟成。地下130メートルの場所は気温は10度から12度で、湿度は90パーセント。チーズの熟成にベストなコンディションなのだそう。服部牧場の浅見友教氏は「毎月第一日曜日にこのダムから出したチーズをカットして販売しているが、大体その日に売り切れる状態が続いている」と語った。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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