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家族3人が死亡した危険運転を巡る裁判で、男に判決が言い渡されました。13日午後に遺族は会見を開き、「急に涙があふれた」と話しました。
遺族「急に涙があふれた」
これは、亡くなった3人が乗っていた車のドライブレコーダーの映像。判決が言い渡されるのを前に遺族が、ANNに提供しました。
この事故から1年9カ月。下された司法の判断に遺族は…。
湊斗くんの曽祖母
「今までのことを考えると、急に涙があふれて子どもたちに“やったよ”と報告しました。よかったです」
「今までのことを考えると、急に涙があふれて子どもたちに“やったよ”と報告しました。よかったです」
塚越湊斗くん(当時2)。父親の寛人さん(当時26)。そして、祖父の正宏さん(当時53)。3人は、おととし5月、群馬県伊勢崎市の国道を車で走行中、対向車線からきたトラックに衝突され死亡しました。
映像からは、トラックが中央分離帯にはみ出したあと、わずか1.5秒で突っ込んできたことが分かります。
トラックを運転していたのが危険運転致死傷の罪に問われている鈴木吾郎被告(71)。裁判の主な争点は、被告が運転前に「酒を飲んだかどうか」でした。
検察側は、事故直後に被告の血液から基準値の5倍以上のアルコールが検出されたことや車内から焼酎の空き容器が見つかったことなどから「酒を飲んだ影響で異常な運転をした」として法定刑の上限にあたる、懲役20年を求刑。
一方、鈴木被告は…。
初公判から
「アルコールを飲んだ事実はありません」
「アルコールを飲んだ事実はありません」
弁護側はトラック内のドライブレコーダーに酒を飲む様子が映っていなかったことなどから「飲酒は立証されていない」として「わき見などの過失運転にとどまる」と主張していました。
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家族3人死亡事故 男に判決
13日、前橋地裁で言い渡された、判決。
裁判長
「主文、被告人を懲役20年に処する」
「主文、被告人を懲役20年に処する」
検察側の主張通り危険運転致死傷罪が認定されました。
裁判長
「被告は、高濃度のアルコールを飲んでいた。悪質で、異常な運転。被害者に落ち度はなく3人を死亡させた甚大な結果がある。遺族の心情は、察するにあまりある。職業が運転手であるにもかかわらず、飲酒したいという身勝手な理由から起こるべくして起きた事故。被告はアルコールを飲んでいないという虚偽の供述をしていて、反省しているとは言いがたい」
「被告は、高濃度のアルコールを飲んでいた。悪質で、異常な運転。被害者に落ち度はなく3人を死亡させた甚大な結果がある。遺族の心情は、察するにあまりある。職業が運転手であるにもかかわらず、飲酒したいという身勝手な理由から起こるべくして起きた事故。被告はアルコールを飲んでいないという虚偽の供述をしていて、反省しているとは言いがたい」
判決を聞いた鈴木被告。最後まで、遺族に一礼することはありませんでした。
13日午後に会見を開いた遺族は…。
湊斗くんの母
「(被告は)下を向いてはいましたけど、目は開いて、しっかり聞いていたので。自分が犯した罪について、しっかりと向き合う時間になったのかなと。すべての証拠を自分の目で見て、聞くことができたので、私たちの闘ってきたことが間違いではなかったと思いました。危険運転という判決が、今後の飲酒運転の事故や今戦っている人たちにもいい判例になってほしいと思う」
「(被告は)下を向いてはいましたけど、目は開いて、しっかり聞いていたので。自分が犯した罪について、しっかりと向き合う時間になったのかなと。すべての証拠を自分の目で見て、聞くことができたので、私たちの闘ってきたことが間違いではなかったと思いました。危険運転という判決が、今後の飲酒運転の事故や今戦っている人たちにもいい判例になってほしいと思う」
(2026年2月13日放送分より)
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