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2026年2月14日 02:26

「悪質極まりない」危険運転認め懲役20年 群馬・伊勢崎 親子3人死亡事故

「悪質極まりない」危険運転認め懲役20年 群馬・伊勢崎 親子3人死亡事故
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群馬県伊勢崎市でおととし5月、トラックに衝突され、家族3人が亡くなった事故。判決で『危険運転』が認められました。

遺族が、3人が乗っていた車のドライブレコーダーの映像をANNに提供しました。「どのくらい瞬時の出来事なのか、知ってほしい」との思いから。映像から、トラックが中央分離帯にはみ出した後、衝突まで約1.5秒だったことが分かりました。

塚越湊斗くん、寛人さん、正宏さん

亡くなったのは、塚越湊斗くん(当時2)と父親の寛人さん(当時26)、祖父の正宏さん(当時53)。

鈴木吾郎被告

トラックを運転していた鈴木吾郎被告(71)は、事故直後の血液検査で基準値以上のアルコールが検出されていたにもかかわらず、「アルコールを飲んだ事実はありません」と否定。

前橋地裁

弁護側も過失による事故を主張していましたが、13日の判決で、前橋地裁は『危険運転』と認定し、求刑通り、危険運転致死傷罪の上限である、懲役20年の有罪判決を言い渡しました。

イラスト
高橋正幸裁判長(※『高』=はしごだか)
「飲酒をしたいという身勝手な欲望のままに、以前にも飲酒運転を繰り返す中で、本件当日も飲酒をして運転したのは悪質極まりない。虚偽の供述をするなど、自らの犯した罪に真摯に向き合って反省しているとは言い難い」

判決を聞いた遺族は…。

湊斗くんの母
湊斗くんの母
「これが過失になったら、この3人が一番悔しい思いをすると思うと、怒りしかなかった2年でした。『危険運転』になることは大前提であってほしかったので、判決で『危険運転』としっかり言ってもらえたので安心した」

二度と自分たちのような悲しみや、つらい思いをする人が出ないよう、こう訴えました。

湊斗くんの祖母
湊斗くんの祖母
「一つひとつ事故は状況が違うと思うので、判例がないから『危険運転にならない』というのはやめてもらいたい」
湊斗くんの母
湊斗くんの母
「お酒を飲んで真っすぐ走れているから過失運転という判例にならなくてよかった。今後の飲酒運転の事故にも、いい判例として考えていただけたら。2年経った今でも受けとめることはできていないので、ずっとこの先もつらいままの気持ちは変わらず、紛らわせて生きていくんだろうなと」
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