社会

ABEMA TIMES

2026年2月14日 16:15

日本人は豆腐メンタル?鋼の精神の作り方は「他人のことを考えて、時間が減るのはもったいない」「納得した生き方をする“自分軸”が大事」

日本人は豆腐メンタル?鋼の精神の作り方は「他人のことを考えて、時間が減るのはもったいない」「納得した生き方をする“自分軸”が大事」
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 学歴詐称疑惑をめぐり刑事告訴された田久保真紀・前伊東市長は、昨年の会見で「自分の強み」を「メンタルの強さ」と発言して話題を呼んだ。世間には心の弱さで悩み、ミスを引きずる、自分の意見を言えないなどの“豆腐メンタル”な人が多いため、「うらやましい」との声も少なくない。

【映像】“豆腐”→“鋼”メンタルになる簡単な方法(実際の映像)

 そこで、自称「最強のメンタルを持つ」という人を取材した。幼少期から心が強かったという中村さんは、「学生の時にいじめられたが、主犯格に平然と話しかけに行った。相手は悪口を言っているつもりでも、私は話しかけてくれるクラスメイトの1人という感じだった」と振り返る。

 また、コールセンターで働いていた時に、罵詈雑言を浴びせられても、「飲み会のネタをゲットした」と思ったのだそうだ。「ネガティブなことも俯瞰(ふかん)で見る」が極意で、「自分は当事者ではなく、私が出演しているドラマを見るイメージ」でいることにより、エンタメになるのだという。

 社会人になってから心が強くなったという桑原さんは、「成功体験がメンタルを強くする」が極意だ。「営業先で『新店オープンするから遊びに来て』と営業したとき、椅子を蹴られた。とりあえずマニュアル通りに『すみません、お忙しいところに。また来ます』と言い、何回か通ったら(新店に)来てくれた」というエピソードを明かす。

 “鋼メンタル”や“豆腐メンタル”は何で決まるのか。『ABEMA Prime』では、当事者とともに、落ち込まない方法について考えた。

■豆腐メンタルの当事者

あにさん

 あにさんは、“打たれ弱い豆腐メンタル”に悩んでいる。「緊張するタイプだ。仕事で怒られると、翌日もずっと引きずり、仕事が手につかなくなるほど考えてしまう」。ネガティブ思考になりやすく、「悪口を聞くと『自分のことかも』と被害妄想になる」という。

 また、「飲みの席で何か言われて、その場では笑って過ごしているが、後から思い返すと『めちゃくちゃ腹が立つことを言われたな』と怒ることがある」とも話す。

■「プラスに全部捉えればいい。でも、きっとそれが難しい」

あおちゃんぺ

 元朝日新聞政治部でジャーナリストの鮫島浩氏は、「政治部デスクの時に、社長が辞める大スキャンダルの渦中にいた。週刊誌に2〜3カ月追われ、駅売りの夕刊紙に自分のことがデカデカと出てきて大変だった。周りからみんな去り、会社から連日事情聴取される状況を経験すると、もう逃げられない」との体験談を語る。

 当時を思い出し、「それ以前に打たれ強い要素があったから、渦中を乗り切れた。どんな人でも悩みは1つある。経験すると『あの時の悩みと比べれば小さい』と思って乗り越えられるが、自分の能力を超える負荷がかかると折れてしまう。最初の修羅場は子どもや思春期かもしれないし、大人になってからかもしれない。運もあるが、最初にうまく乗り切ることが大きい」とアドバイスした。

 ギャルタレントのあおちゃんぺは、「硬いと折れるが、柔軟性があればはね返せる。『SNSに書き込まれたら、次の日起きられない』という話でも、私なら『心を動かした』と思える。行動をどちらから見るかの話で、プラスに全部捉えればいい。でも、きっとそれが難しいのだろう」と考える。

 メンタルを強くするには、どうすればいいのか。桑原さんは「経験で強くなった。『たぶん私の悪口を言っているな』という人がいた時に、『それ、私のこと?』と聞くようにしたら、それ以上何も言ってこなくなった。そういう人たちは、言い返されると思っていないから言ってしまうか、本当に悪口だと思っていないかだ。誤解も解けるため、自分が悪くないなら、聞いてみるのも悪くない」と語る。

■解決策は?

Tomy氏

 精神科医Tomy氏は、「日本人はメンタルが弱い人が多い」と説明する。「『自分の存在が恥ではないか』『誰かに迷惑をかけているのではないか』という“対人恐怖”は、日本独特のものだと言われている。日本人には『浮いてはいけない』などから来るメンタルの弱さがある」。

 解決策としては、「関係ない他人のことを考えて、時間が減るのはもったいない。若い時は時間がたくさんあるように感じるが、年を取ると、もったいないと気付く。自分のやりたいことや考えに基づいて、納得した生き方をする“自分軸”が大事だ」と話す。

 最近では“自己肯定感”という言葉を耳にする機会も多いが、「自信満々に『俺すごいぞ』と言う人は、自己肯定感が低い不安からの反動で言っている。自己肯定感が高い人は、海が目の前にあれば飛び込める。『どう見られるか』を考える人は、あまり自己肯定感が高くない」と分析する。

 そして、メンタルを強めるために、「『いまの自分の気持ちは何だろう』と客観的に捉えて、なるべく早く理解するようにする。例えば昼ご飯を決める時、自分が主張するかは別にして、『肉なのか、魚なのか』を選ぶ。その積み重ねで自己肯定感が上がる」と勧めた。

(『ABEMA Prime』より)

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