各地で豪雪被害が相次ぐなか、コメの産地では倉庫が損壊、コメ作りの計画を見直す事態になっています。
「存続できるか今が瀬戸際」
一面真っ白な雪景色が広がった静岡県。車の上にも雪が積もっています。17日朝は、東京・日野市や西東京市、箱根でも雪が降りました。春の陽気から一転、17日は各地で冷えこみました。
「こちらが雪で倒壊してしまったハウスです。ハウスの骨自体が潰れているので今年は使えない状態です」
今年記録的な大雪となった秋田県大館市では、作物に影響が出ています。
雪の中から頭だけ出ているビニールハウス。ここは、普段は田植えをする前の稲を育てている場所です。
あきたこまちの稲です。4月には苗をハウスへ入れ、5月には田植えが始まりますが、こちらのビニールハウスの入り口は半分以上雪で埋もれています。壊れてしまった今は中にも入れません。
大館市周辺ではピーク時、観測史上最大となる160センチの雪が積もりました。ビニールハウスや小屋などの倒壊は市内だけでおよそ100棟にも上るそうです。
以前朝市があった場所は、先日の雪の影響で倒壊したとみられています。17日も業者による解体作業が行われています。
「産地として存続できるか、消えてしまうのか瀬戸際」
市内では梨畑も雪の下。「北限の梨」といわれる大館の梨は、寒暖差で甘くなるブランド梨です。しかしその梨の枝も倒れ、梨棚も壊れてしまいました。
コメに梨…こうした被害を受け、JAあきた北では、豪雪災害対策本部を設置しました。
雪で倉庫が損壊
コメどころ新潟には、まだ溶け切らない雪が残っています。
「結構危険なので逃げられるようにしながらやる」
いつでも避難ができるように、慎重に雪をかいていきますが…。かたそうな雪が、何度も何度も、落ちてきます。
ブランド米・魚沼産コシヒカリも、例外ではありません。
「雪がなければこの地域でコメ作りはできないし、雪はめぐみだと思っていたんだけど」
涙ぐむ、コメ農家の佐藤さん。倉庫の中を見ると、雪で圧迫されたのか窓ガラスが割れ、今にもなだれ込んできそうです。
壊れる直前の写真をみると、屋根に分厚い雪が積もっていたことが分かります。それが雪が落下した後は、建物は歪み壁にはいくつもの亀裂が入りました。そして、シャッターの中心が斜めになってしまったのが分かります。
その瞬間がこちら。倉庫の入り口に、一斉に雪が落下していきます。稲を育てる育苗や、コメの保管もこの倉庫で行っていました。
当初は解体を決めた佐藤さんでしたが、その後、修繕して使い続けることを決めたということです。
(2026年2月17日放送分より)






