雨が降らず、水が干上がってしまった川。こうした“瀬切れ”と呼ばれる現象が全国で相次いでいます。30年に一度の記録的な雨の少なさでカラカラに乾いた列島。インフルエンザ流行の一因にもなっていました。
“瀬切れ”自転車で渡れる川
東京・日野市を流れる浅川。都の水源、多摩川へと合流する一級河川です。
「私が今立っているのは川底なんですが、水は一滴もありません。全体を見渡してみても、あたり一面ほとんど水がありません。広範囲が干からびているのが分かります」
周辺では、ここ1カ月の降水量が平年のわずか10%ほど。川の流れが途切れる“瀬切れ”という現象が起きていました。
「50年ぐらい、ここにいるけど初めて」
(Q.今も自転車で横断しているが)
「川だから普段渡れないが、この辺の人は(駅への)近道だから、ここを渡る」
“福岡のダム”3月下旬に枯渇も
気象庁は17日、東日本の太平洋側や西日本では、今後1カ月程度は雨の少ない状態が続く見込みだと説明。これに危機感を覚えているのが、福岡県です。
九州北部の主要な水源の1つとなっている寺内ダム。約320万人の“水がめ”となっています。18日は水門まで水が届いていませんでした。
ダムの底は人が歩ける状態に。去年10月から先月までの降水量は、過去50年で最小だということです。
同じ水系にある3つのダムの貯水率は、18日の時点で8.3%。今月14日からは、緊急時に使うための『渇水対策容量』も使われ始めました。
「3月下旬には水がなくなるとシミュレーション結果も出ている。あとは本当に雨頼みになっている」
“水量減らし”生活に制限も
下流では生活への影響も。糸島市では“減圧給水”が始まっています。減圧給水とは、浄水場などから送る水の圧力を下げること。これにより、蛇口から出る水の勢いは弱まります。
「カラーとかのお客様を流したりする時に、流れが悪いというか。いつもは2〜3往復ぐらいなのが、何往復かするような感じ」
髪を洗ったり流したり、水は営業に不可欠です。
(Q.今後さらなる節水を呼び掛けられたら)
「シャンプー台でお湯をためられるので、できるだけいったんお湯をためて、そこでできるだけカラー剤を落として、シャーっと流すか…」
市は、このまま水不足が解消されない場合、夜間断水に踏み切る恐れもあるとしています。
33都府県で“警報レベル”
雨が降らず、水が不足しているということは、空気も乾燥しやすいということ。東京都内のクリニックには、インフルエンザの症状を訴える患者が続々と訪れていました。
東京の降水量は17日までの45日間でたったの15.5ミリ。流行時期に加えて、乾燥がインフルエンザの感染拡大に拍車をかけています。
「1月中旬から1週間に10人超えると増えてきたなという感覚になる。先々週100人を超えた」
厚生労働省によると、患者数は前の週の約1.5倍に増え、5週連続の増加となりました。休校や学級閉鎖となった学校などの数は全国で1万を超えています。






