社会

ABEMA TIMES

2026年2月21日 17:00

人見知りは正直しんどい…ピン芸人の苦悩「楽屋は隅が定位置。壁があると安心」改善する“3つのポイント”を専門家が解説

人見知りは正直しんどい…ピン芸人の苦悩「楽屋は隅が定位置。壁があると安心」改善する“3つのポイント”を専門家が解説
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 昨年行われた、とあるアンケート調査で、6割以上が「自分は人見知りが激しい」と答える結果が出た。多くの現代人は対人関係の悩みを抱えている。

【映像】“人見知り芸人”が同業者と飲み会している様子(実際の映像)

 以前より人との関わりが少なくなったと言われる現代で、こじらせきってしまった“大人の人見知り”は克服できるのか。そもそも直す必要はあるのか。『ABEMA Prime』では、“人見知り芸人”と専門家とともに考えた。

■極度の人見知り芸人

にわのももかさん

 芸歴3年のピン芸人、にわのももかさん(25)は、極度の人見知りに悩んでいる。「学生時代は明るく、友達も結構いたと思っていたが、芸人を始めてみると、先輩から『人見知りだよね』と言われてびっくりした。話したいが、自分に時間を使ってもらうのが申し訳ない」。

 普段は「楽屋でも隅が定位置。壁があると安心する。壁を触っていたい」といい、「テンションを上げて頑張って会話に入っても、だんだん苦しくなってくる。うわべの明るい、作った自分はウソだから……」。日常生活も大変な様子だ。

 舞台に立つ時には「観客を『仲良くて、絶対に楽しませたい友達だ』と思うようにしているが、まだできていない」という。「初対面の人が多いところで、“作った自分”によるウソをたくさんついてしまった。二度と会わない人なら、そう接してもいいが、期間を空けてもう一度会う場面も多く、『初めましてだけど、初めましてではない人たち』が増えた」。

■「不安や緊張を覚えるのが“人見知り”の定義だが、何歳で克服するかは人による」

堀田秀吾教授

 科学の観点から人見知りなどのコミュニケーションを研究している、明治大学の堀田秀吾教授は、「人間は基本的に、防御本能として警戒する。子どもが恥ずかしがったり、隠れたりするのは自然だ。ただ時間がたち、大人になると普通は克服できる。初めての人や、大勢の人前で話す時に、不安や緊張を覚えるのが“人見知り”の定義だが、何歳で克服するかは人による」と説明する。

 にわのさんは「人見知りなんだ」と言われたところが、きっかけとなったようだ。「芸人を始めて、いろいろな人から『大丈夫?』『気をつかいすぎてない?』と言われ、『そうなんだ』と思ってしまった」。

 堀田教授は「おそらく昔は、周りのことを考えずに、自分の軸だけで交際できていたはずだ。ところが、人から『人見知りだ』と言われて、人のことが気になってしまった。『どう見られているのか』と軸が他人に移り、自分を見失ってしまっているのではないか」と推測する。

■人見知りを改善する3つのポイントは?

 堀田教授によると、人見知りの改善には“3つのポイント”があるという。1つ目として「不安を抱える人間は、ネガティブなところに目が行きがちだが、そこを見ないようにする。冷たい顔をしていてもいいと、意識を変える」とアドバイスする。

 2つ目は「自分がどう見えているかを気にしすぎなのだろう。『これが私なんだ』と、自分を許して、ありのまま受け入れることが大事だ」という。そして3つ目は「小さな成功を重ねていく」ことだ。「成功体験があると、次につながる。人間は会う人によって性格を変えている。話せる人を相手に、小さな成功体験をつかみ、慣らしていくことが重要だ」。

 気の持ちようとしては「『こんなもんだ』と思うのが一番いい。人間は、“義務の自分”と、“理想の自分”、“現実の自分”に差がある時に、心を痛めてしまう。『これでいいじゃないか』と、片方を捨てれば楽になる」と助言した。

(『ABEMA Prime』より)

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