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2026年2月27日 16:39

LUNA SEA真矢さん闘った『大腸がん』若年層で急増 肥満が関係?腸活が予防に

LUNA SEA真矢さん闘った『大腸がん』若年層で急増 肥満が関係?腸活が予防に
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大腸がんの闘病を公表していた、ロックバンド『LUNA SEA』の真矢さんが、2月17日亡くなりました。

ステージ4の大腸がんだった真矢さん、56歳でした。

若年層でも増えているという、大腸がんについてみていきます。

■真矢さん 大腸がんステージ4 脳腫瘍も「あまりにも早い死」

真矢さんは、2020年に、大腸がんがステージ4で見つかり、さらに2025年9月、脳腫瘍と診断されたことも公表していました。
闘病を続けていましたが、2月17日に56歳で亡くなりました。

LUNA SEAのメンバーは、
7回の手術や治療を継続してきましたが、56年の人生に幕を下ろしました。懸命なリハビリを続け、3月のライヴでは、ドラムをたたくことを目指していた中、容態が急変し、あまりにも早い旅立ちでした」とコメントしています。
真矢さんの妻の石黒彩さんは、
「本人は、3月のライブに向け、そしてその先の完全復活に目標を立て、未来への希望にあふれる中での体調の急変、逝去となりました5年9ヶ月の間、病気と戦い続け、その間も常に前向きで懸命な姿は誇らしく、そんな真矢に寄り添い支えることが私の幸せでした」とコメントしています。
SNSでは、
「真矢さん まだまだ若いし あまりにも早い死」
「大腸がんステージ4も脳腫瘍も、あの持ち前の明るさと前向きさで、吹っ飛ばしてくれると思っていた。(訃報に)涙が止まらない」
という声が上がりました。
『大腸がん』と『脳腫瘍』を患っていたことについて、消化器外科医の石黒成治さんです。
大腸がんが進行した結果、脳へ転移した可能性も考えられる。しかし、一般的に肝臓・肺への転移が多くみられ、脳転移のケースは比較的少ない
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■日本人最多『大腸がん』50歳未満にも発症 肥満との関係

LUNA SEAの真矢さんが患っていた『大腸がん』についてです。

『大腸がん』は、日本では年間15万人以上が診断される病気で、『がん』全体の割合の15. 5%を占める最も多い『がん』です。

日本人は、どの部位の『がん』で亡くなることが多いのでしょうか。

男性は、1位の『肺がん』に次いで、2位が『大腸がん』女性1位が『大腸がん』です。
男女ともに『大腸がん』で亡くなるケースが多く、日本では、年間5万4000人以上が、『大腸がん』で亡くなっています

アメリカの最新研究では、50歳未満の『がんの死因』で、『大腸がん』が増えていることが分かりました。

1990年代後半は、男女ともに4位だったのが、現在は男性が1位、女性は2位となっています。

原因は、現代の生活習慣の変化、運動不足・過食・睡眠不足などによる肥満を反映している可能性が高いとみられています。

さらに、日本の若年層でも大腸がんが増えているという研究です。

国立がん研究センターを中心とした国際共同研究チームが、日本を含む世界44の国と地域で、2000年から2017年までに診断された、20歳以上50歳未満に起こる『若年発症がん』の動向を分析しました。

その結果、女性は、大腸がん・子宮体がん・すい臓がん・多発性骨髄腫などが増加

男性は、前立腺がん・大腸がん・腎臓がんなどの罹患率が顕著に増加しています。

なかでも20際以上50歳未満の若年層での『子宮体がん』と『大腸がんは、複数の国で罹患率・死亡率ともに増加しています。

『大腸がん』をなぜ若くして発症する人が増えているのでしょうか。

若年発症がんと肥満との関連を分析すると、肥満率の高い国や地域では、若年発症がんの罹患率も上昇していて、肥満と若年発症がんの関連が示唆されたということです。

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■大腸がんチェックリスト 初期は自覚症状少なく 毎年検診を

若年層にも増えているという『大腸がん』ですが、『大腸がん』のリスクが高いか低いか、10項目のチェックリストです。

みなさん自分がいくつ当てはまるか数えてみてください。

1、「赤肉や加工肉を多く取っている」
2、「野菜や果物はあまり食べない」
3、「食物繊維の摂取が不足気味である」
4、「お酒を毎日飲む」
5、「喫煙をしている」
6、「内臓脂肪が多く肥満体形である」
7、「便秘症だ」
8、「運動をほとんどしていない」
9、「50歳以上だ」
10、「家族に『大腸がん』になった人がいる」

こちらのチェックリストで、4〜7個当てはまると『要注意』、8個以上当てはまると『大腸がんのリスクが高い』ということです。

『大腸がん』の検診についてです。

厚生労働省は、『大腸がん』の検診を40歳以上の人は毎年受けるよう勧めています。
しかし、がん検診の受診率の目標値『60%以上』に対し、40代〜60代の『大腸がん』検診の受診率は、男性が『49. 1%』、女性が『42. 8%』と、半数に満たないのが現状です。

『大腸がん』の主な症状は、
●おなかが張る
●血便
●便が細い
●下痢と便秘を繰り返す、などです。

気になる方は、受診をお願いします。

ただ、『大腸がん』は初期段階では、自覚症状が少ないということで、消化器外科医の石黒さんは、
無症状でも、年に1度は便の検査をしましょう。検査で陽性の場合は、内視鏡検査をして下さい」と呼びかけています。
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■大腸がん予防『腸活』のススメ 『良い腸内環境』の作り方

消火器外科医の石黒さんが提唱する、『大腸がん』にならないための生活習慣です。

石黒さんによると、
「大腸がん予防には、『腸活』がおすすめ。腸内環境を改善し、自己免疫を高く保つことが、がんの発症リスク低下につながる」ということです。

腸内環境改善が、なぜ重要なのでしょうか。

国立がん研究センターが、大腸がん患者の全遺伝情報を解析したところ、日本人の5割特定の腸内細菌から分泌される毒素による変異パターンが存在することがわかりました。
これが、大腸がん発症の要因である可能性があるということです。

この毒素による変異パターンですが、20歳以上50歳未満の若年の発症者に多く、70歳以上の3. 3倍だったということで、『腸内環境の乱れ』が、若年層の『大腸がん』発症の一因とみられています。

石黒さんが提唱する『大腸がん』にならないための『良い腸内環境』の作り方です。

1つめが、善玉の腸内細菌が喜ぶ“カラフルサラダ”です。
様々な色の野菜を摂取することで、慢性疾患のリスクが低下します。

石黒さんによると、
「野菜の色素には、腸内細菌のエサとなるポリフェノールなどが含まれており、腸内細菌の種類によって好むポリフェノールが異なるため、様々な色の野菜を食べることが、腸内環境を整える上で重要。理想は、野菜を含め1週間に30品目食べるといい」ということです。

良い腸内環境の作り方、2つ目です。
腸を休ませる食事の時間管理』です。
食べない時間を12時間確保して、腸を休ませて、免疫を高めます。

石黒さんです。
「腸で行う消化吸収は、人間が一番エネルギーを使うため、食べない時間を作ることで、免疫機能をあげたり、組織の修復にエネルギーをまわすことができる」ということです。

良い腸内環境の作り方、3つ目です。
腸内に便がとどまるとリスクが上がるので、『1日30秒から始める、排便を促す簡単筋力トレーニング』、まずは、『足上げ運動』です。
腹圧を高めるための、腹横筋を使う運動です。
両足が難しい方は、片足でも大丈夫です。

もう一つが『スクワット』です。
ものにつかまったスクワットや、椅子に座ったり立ったりする運動でもよいので、毎日やることが大事です。

(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年2月27日放送分より)

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