将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、棋聖、棋王、23)に永瀬拓矢九段(33)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル ALSOK杯第75期王将戦七番勝負」は3月8日、栃木県大田原市の「ホテル花月」で第5局の対局を開始した。シリーズ成績は藤井王将の1勝、永瀬九段の3勝。連勝で勢いに乗る永瀬九段が悲願のタイトル奪取を決めるのか、カド番の藤井王将が踏ん張るのか。本局の先手番は永瀬九段。
5連覇を目指す藤井王将に、2期連続で挑戦者となった永瀬九段が挑む注目のシリーズ。第3局までは互いに先手番で白星を飾っていたものの、第4局で永瀬九段が勝利して連勝。ここで均衡が崩れ、挑戦者が3勝1敗と絶対王者をカド番へと追い詰めている。注目の本局は、王将戦ではお馴染みの栃木県大田原市「ホテル花月」が舞台となる。
今期のシリーズ開幕局は、永瀬九段が先勝を飾った。角換わり腰掛け銀の出だしから永瀬九段の作戦が的中し、藤井王将を圧倒した。続く第2局では、角換わり早繰り銀の高難度な一局で藤井王将が勝利。正確な指し回しが光る内容でタイに戻した。
しかし、2月2・3日に行われた第3局は、永瀬九段の作戦勝ちとも言える完璧な内容で王者を圧倒。藤井王将にとっては、変化球的な「雁木」を打ち砕かれた形となり、シリーズはますます熱を帯びる展開となった。
さ らに、2月17・18日の第4局では藤井王将の先手で角換わりに進むと、これまでの3局と同様に永瀬九段が研究をぶつける展開に。先に主導権を握った永瀬九段から、力強く攻める進行となった。じわじわとリードを広げていく永瀬九段に対し、藤井王将も粘りを見せて局面の複雑化を図るも及ばず。永瀬九段がそのまま押し切り、タイトル奪取に王手をかける3勝目を飾った。
両者は王将戦のほか、3月5日には叡王戦本戦トーナメント準決勝でも激突しており、そこでも永瀬九段が白星を挙げている。藤井王将にとっては苦戦が続いているが、本来の勝負強さを発揮し、この最大の難所を乗り切ることができるか。はたまた、2期連続3度目の王将挑戦となった永瀬九段が、ついに悲願のタイトル奪取を叶えるのか??。
決着か、第6局以降へ持ち越しか。緊迫感あふれる本局のゆくえから目が離せない。持ち時間は各8時間の2日制。本局の先手番は永瀬九段。 (ABEMA/将棋チャンネルより)