白いシャツを着てデスクワークをする「ホワイトカラー」が稼げると言われがちだが、今後、AIに仕事を奪われる不安も…。そんななか注目を集めるのが、デスクワークじゃないお仕事が「稼げる仕事」として注目されている。
【映像】タクシー運転手がお客からもらった“高額チップ”(実際の映像)
『ABEMA Prime』では、サラリーマンから転職したばかりのタクシー運転手に話を聞いた。
■ 37歳で脱デスクワーク会社員でタクシー運転手へ
先日、ホワイトカラー職を辞めてタクシー運転手に転職したばかりの木下浩徳氏は、現在の心境について「稼ぐという意味での転職ではなく、生き方を考えて転職した」と語る。前職は冠婚葬祭業で、葬儀の現場から結婚式の司会まで幅広くこなす、いわゆる「グレーカラー」のような働き方だったという。
前職の苦悩を振り返り、「管理職になって人の管理をしたり、人の失敗を拭ったり、上司に怒られたりする中でストレスがあった。父が15年タクシー運転手をやっていて、身近で見ていて楽しそうだった」。
37歳での決断だったが、転職後は精神的な変化が大きかった。「ハンドルを握った瞬間から、そこが自分の家であり、職場であり、城であり、休憩所。全てがここで完結する。在宅ワークの人に近い感覚かもしれない」と自由度の高さを強調した。
■ タクシー運転手の適性と「AI代替」の議論
タクシー業界でも自動運転やAIの影響が議論されているが、木下氏は現場の視点から「お客様は人間。酔っ払ってろれつが回らない状態の方の言葉を聞き取るのは、プログラムでは難しい技術だ」と語る。
また、新卒でタクシー運転手を目指すことについては、「個人的には、ある程度の社会経験が必要だと思う」といい、「これからのニーズは、例えば『会話ゼロで』という注文など、オーダーメイドタイプになる。そうしたニーズに臨機応変に対応するには、営業や現場での経験が活きてくる」と分析した。
■ 「のんびり適当に楽しく」という選択肢
木下氏は、この仕事に向いている人について、「とにかく運転が苦ではないこと。そして、自分で何かすごいことを成し遂げたいというよりは、のんびり適当に楽しく生きたいという方がいいと思う」。
接客業としての側面については、「前の仕事が葬儀業だったので、車内の汚れなどに対する抵抗はあまりない。今の仕事は移動を求めているお客様が主なので、販売や営業に比べれば(人間関係は)全然大丈夫だ」と述べた。
(『ABEMA Prime』より)