東京で桜の満開発表があった28日、目黒川と桜の絶景を求めて大勢の花見客が殺到しました。混雑防止のために目隠し用の幕を設置するなど、警察も出動する事態となりました。
上野公園は大混雑 早朝から場所取り
28日、平年より3日早く満開となった東京。
「暑い」
「暑すぎて(上着を)脱いだ。春一番です」
「春一番?それは風」
「春一番です」
4月中旬並みの暖かさが味方し、絶好のお花見日和となりました。
「(秋田犬の名前は)さくらちゃんです」
「(Q.桜を楽しんでそう?)人混みで疲れちゃったよね」
犬も疲れるほどの混雑となった日中、少し時間をさかのぼってみると…。
28日午前9時前時点で、すでにほとんどの場所がブルーシートで埋め尽くされています。宴会を始めている方もいました。
中には早朝からの場所取りですでに電池切れの人も…。
「午前5時からです、場所取り。負けないように頑張りました」
ブルーシートの上を必死に雑巾がけする人もいました。
「(明け方まで)雨が降った。立ったまま散歩しながら、もう激戦なんですよ」
北京ダックや生ハムで豪華なお花見
多くの人でごった返してきたお昼時、それぞれ準備も整い、いよいよお花見本番です。
こちらのグループが準備していたのは、ビールサーバーです。それにとどまらず、丸ごと一羽の北京ダックに。出てきたのは生ハム原木まるまる1本です。
「どこよりも一番豪華に花見をする感じで。1人1万円で、予算は10万円」
こちらは、会社の同僚グループで毎年、思い切り豪華な花見をするのが恒例といいます。生ハム原木も、1年目は反応が良かったそうですが…。
すっかり見慣れた仲間とは違って、興味津々な人たちがやってきました。
「スペイン人です。スペインから来ました。この生ハムはいいね」
声をかけてきたのは、生ハムが名産のスペインからの観光客。原木カットの実演をしてくれました。
「本場のカット勉強させてもらいました」
しばらくして全員がそろい、待ち望んだ瞬間です。
「(Q.ビールの味は?)最高!」
短歌を詠み合う若者も
学生時代からの友人だという3人組は…。
「初めてやりました、こういう花見」
昔の花見にちなみ、短歌などを互いに詠み合っていました。
「桜舞う 親友(とも)と過ごすこの一瞬 散るより前に時止まれ」
互いの友情を歌にのせる若者がいる一方で、新たな恋に胸をふくらませる80代女性まで。
「恋愛の話。彼氏募集中です。年上が良いから100歳くらい」
思い思いに楽しむ日本の花見に外国人観光客も…。
「美しい、こうやって絆が深まるんですね!」
中目黒では桜絶景に「目隠し幕」
都内にあるもう一つの名所、東京・中目黒。川沿いに咲き誇る桜を求め、例年多くの花見客でにぎわいます。
「久しぶりに晴れたので、お散歩日和でいい気持ちです」
「お昼から飲めて満足です」
およそ4キロにわたって続く桜並木。ぶらぶら歩きながら、手軽に桜を楽しめるのが目黒川の魅力です。
「いいよね。散歩がてら来られるので」
「いろんなお店もあるし」
そんな目黒川の最寄りの中目黒駅周辺では…。
駅を出てすぐの横断歩道は、1回の信号で全員が渡りきれません。警察官も出動し、必死の交通整理が続きます。
去年、桜の開花期間中、中目黒駅の乗降者数は235万人を超えました。
駅前の大混雑は、いまや春の「恒例行事」ですが、地元住民にとってはたまったものではありません。こうした事態を受け、目黒区は初の試みをスタートさせました。
混雑が最も激しい駅近くの橋に「目隠し」となる横断幕を設置。駅周辺で人の流れをスムーズにし、事故を未然に防ぐ狙いです。
「残念は残念ですけど、ここもう渋滞しちゃって通れなくなっちゃうんで、しょうがないんじゃないかと思います」
それでも花見客は車道にまであふれ返ります。そこへかき分けるように進む車に接触しそうになる危険な場面も見られました。
29日は名古屋など列島各地、満開ラッシュが続きそうです。
(2026年3月29日放送分より)















