将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第5局が3月29日、鳥取市の「有隣荘」で行われ、藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、棋聖、王将、23)と増田康宏八段(28)が現在対局中だ。大一番を迎えた両者だが、前日の28日に行われた前夜祭では、藤井棋王の“もう一つの顔”が全開に。鳥取入りの道のりで利用した特急「スーパーはくと」の感想を問われ、嬉々として鉄トークを繰り広げる姿がファンの間で大きな話題を呼んでいる。
大の鉄道ファンとして知られ、2024年には第23回「日本鉄道賞」の特別選考委員に史上最年少で就任した経歴も持つ藤井棋王。前夜祭で鳥取の印象を聞かれると、マイクを握るなり「私は鳥取県に伺うのは今回が初めてで、スーパーはくとも初めてで非常に楽しみにしていました」と切り出した。
そこから藤井棋王のエンジンが全開に。「スーパーはくとは気動車の特急なんですけど、特にその智頭急行線内は最高速度も130キロで、振り子も動作させているということで、非常に迫力のある走りでした。あとは車窓の景色も山の間を縫っていくような感じで、非常に素晴らしくて、そちらも含めてとても楽しめたかなと感じています」と、専門用語を交えながら早口でまくしたてた。普段の対局で見せる険しい表情からは想像もつかないような、ニッコニコの笑顔での熱弁だった。
この様子を中継で見守っていたABEMAの視聴者も、恒例となった“鉄オタ”ぶりの炸裂に大爆笑。コメント欄には「嬉しそうな聡ちゃん」「ニコニコかわよ」「楽しかったんだね」と微笑ましく見守る声のほか、「鉄道のときだけ、マジの笑顔だよなw」といったツッコミが殺到した。
さらに、気動車や最高速度、振り子式といった専門的な感想に対しても、「乗り鉄の知識」「スペックw」「詳しいw」「詳しいなw」「めっちゃ早口」「振り子なんて鉄しかわからんぞ」と驚きの声が続々。「将棋の強い鉄オタ」「ヤバいマニアやん」「鉄トークの滑らかさよw」と、その流れるような語り口に感心するファンも後を絶たなかった。
大好きな鉄道でしっかりとリフレッシュし、最高の笑顔を見せていた藤井棋王。一夜明けた29日の運命の最終局では、再び勝負師の顔に戻り、盤上で激しい火花を散らしている。 (ABEMA/将棋チャンネルより)