社会

ABEMA TIMES

2026年3月29日 16:15

なぜ私は貯金ができないのか?悩める20代と考える「来月の自分を信じているからお金を使える」

なぜ私は貯金ができないのか?悩める20代と考える「来月の自分を信じているからお金を使える」
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 先日、あるXの投稿に大きな反響が…「待って本当に貯金出来ないんだけどww世の中の27歳の方々はいくらくらい貯金あるのでしょうか」(Xより)。

【映像】貯金を考えたことない20代女性の“お金の使い道”(実際の映像)

 この何気ない問いかけに対し…「20万円」「400万円」「2円」など、 自らの貯金額を告白しあう謎の流れが発生し、1000万以上のインプレッションを記録した。実際、20代は、どれくらいの貯金があるのか。ある調査では、およそ4割が 貯金だけではなく、株などの金融資産も含めて、「貯蓄自体全くない」との結果も出ている。(出典:金融広報中央委員会)『ABEMA Prime』では、若いうちからの貯金の必要性について、当事者とともに考えた。

■「月末には足りなくなる」貯金できない20代の本音

「たいやき」さん

 月の手取りが25万円ある「たいやき」さん(25歳・女性)は「自分でも2、3万円は貯金できると思っていたが、別の口座に移しても月末になると結局足りなくて引き出して使ってしまう」と現状を明かした。主な支出先は「推し活」や「好きな服」だという。

 これに対し、元TBSアナウンサーで、FOX UNION代表の国山ハセン氏は「このパターンの場合は支出がほとんど削れないと思う。家賃を下げるのも難しいなら、収入を増やすしかない。副業などで収入を増やし、それを投資に回すなどの仕組み化が必要だ」と指摘。

 国山氏は自身の20代を振り返り、「僕も20代の頃は貯金ゼロだった。ボーナスが入れば英会話スクールやおしゃれなスーツにドーンと使っていたが、今思うとその7割くらいはあまり意味がなかった。お金をかけなくてもネットで勉強できる時代なので、投資に回しておけばよかったと思う」と述べた。

■「来月の自分を信じているからお金を使える」

「ngm(ニガミ)」さん

 一方で、貯金の必要性を感じつつも実行に移せていない「ngm(ニガミ)」さん(20代後半・女性)は、「お金に困ることがあまりないので、危機感が薄い。将来的にはやらないといけないという温度感」と語る。

 コラムニストの河崎環氏は、「月々もらうお金を使い切ってしまう人は、来月の自分を信じている。来月もちゃんと働けて、お金が口座に来ると思っているからできることだ。不安がある人は貯めていく。貯金はサブスクと同じで、月1万円でも天引きされるような仕組みを作るのが一番貯まる」とコメント。

 実際、たいやきさんは最近NISA(少額投資非課税制度)を月1万円から始めたという。SNSで「貯めている人はNISAをやっている」という情報を得て真似た形だが、立教大学教授の貞包英之氏は「投資をしないといけないというプレッシャーが、逆に不安を煽っている側面もある」と、現在の「投資必須」という社会風潮に警鐘を鳴らした。

■お金は「自由になるための手段」か、「経験のための対価」か

投資へのプレッシャーも?

 「自分への投資」という言葉について、情報キュレーターの佐々木俊尚氏は「何が身になっているのか。とっ散らかって終わることも多い。ただ、好きなことに没頭するのはありだと思うし、それはお金の問題ではない」との持論を述べた。

 また、「お金があると不安はなくせるし自由になれるが、お金があれば幸せになれるというのは間違い。豊かさに直結しているのは、金融資本ではなく友人関係などの社会関係資本や文化資本だ」と強調した。

 タレントの山崎怜奈は、「芸能の仕事はいついなくなるかわからない。来年1年間働けなくても食べていける貯金ができてから前職を辞めた」とシビアな金銭感覚を明かしつつ、「体力があるうちにいろんな経験をした方がいいと先人から言われる。旅行や習い事など、自分の経験のためのお金は惜しみたくない」と語った。

(『ABEMA Prime』より)

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