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2026年4月1日 19:40

満開の桜をちぎって落とす“謎の鳥”正体は? 絶景名所で被害相次ぐ

満開の桜をちぎって落とす“謎の鳥”正体は? 絶景名所で被害相次ぐ
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 満開の桜をくわえ、ちぎって落とす謎の鳥が増加しています。この鳥の正体は一体何なのか、取材しました。

被害続出 各所で目撃相次ぐ

 1日、都内の桜の名所で思わぬ光景が。満開の桜を次々とちぎる緑の鳥。1つ、また1つ…桜の花をちぎっては落としていきます。

 被害は、1日だけではありません。4日前にも、緑の鳥が桜の木に現れ、花をくわえてポトリ。

 一方、目黒川の桜にも、一度に2羽現れました。

 ここでも花びらをパクリ。次々と落としていきます。

 こうした目撃情報は、都内の桜の名所で相次いでいます。

早く花が散る原因にも
早く花が散る原因にも

 足元には、大量の桜の花びらが。本来より早く花が散る原因にもなりかねません。

 謎の鳥の正体は一体?そして、なぜ桜の花をちぎるのでしょうか?

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“謎の鳥”の正体は?

鳥と触れ合える都内のカフェ
鳥と触れ合える都内のカフェ

 桜の花をちぎっては落とす謎の緑の鳥。その正体を探るため訪ねたのは、鳥と触れ合える都内のカフェです。

アジア系の地域にいるインコ
アジア系の地域にいるインコ
鳥のいるカフェ千駄木店 田畑綾乃さん
「ワカケホンセイインコです。もともとアジア系の地域にいるインコ」

 正体は、インドなどが原産の外来種「ワカケホンセイインコ」。

色変わりのワカケホンセイインコ
色変わりのワカケホンセイインコ
「(Q.この店にも?)あのてっぺんに黄色と白の子がいる。ワカケホンセイインコの色変わりで、くちばしがピンク色なのが特徴ですね」

 特徴的なのがこのくちばし。大きく曲がったフックのような形です。

「おそらくペットとして輸入された後にペットショップで逃げちゃったりとか、誰かが放してしまって徐々に繁殖して増えた」

 かつてペットとして輸入されたものが逃げ出すなどして、野生化したといわれています。

早咲きの河津桜もターゲットに
早咲きの河津桜もターゲットに

 実際、数年前からソメイヨシノだけでなく早咲きの河津桜もターゲットに。

 鳥の生態に詳しい専門家は…。

目的は、花の根元にある蜜
目的は、花の根元にある蜜
東京都市大学 環境学部 北村亘教授
「ワカケホンセイインコは、基本的には植物を食べる。この時期は桜の花の蜜などを食べに来ている」

 目的は、花の根元にある蜜です。ヒヨドリやメジロなども桜の蜜を吸いますが、なぜワカケホンセイインコは桜の花をちぎるのでしょうか?

「ヒヨドリやメジロは舌先がブラシ状で、蜜をなめとる。ワカケホンセイインコは花をむしり取って蜜を吸う」
 ブラシ状の舌で蜜を吸う
ブラシ状の舌で蜜を吸う

 ヒヨドリなどは細いくちばしを花の根元に差し込み、ブラシ状の舌で蜜を吸います。

くちばしが大きく曲がり、舌も蜜を吸う構造ではない
くちばしが大きく曲がり、舌も蜜を吸う構造ではない

 しかし、ワカケホンセイインコはくちばしが大きく曲がり、舌も蜜を吸う構造ではありません。

 そのため、花をちぎって蜜だけ吸い、花びらを落としてしまうのです。

北村教授
「スズメも花を落とすことが知られている。蜜を吸うのが好きなタイプの鳥と、そうじゃないタイプの鳥がいる」

 では、この先も桜は狙われ続けるのでしょうか。

北村教授
「(桜は)間違いなく狙われてしまう。彼ら(ワカケホンセイインコ)からすれば、おいしい蜜なので、桜のもとにはやってくる」

 満開の桜に現れた思わぬ侵入者。東京では今、3000羽以上が定着しているといわれています。

(2026年4月1日放送分より)

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