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2026年4月7日 16:00

落語が新時代に 女性や外国人活躍 アニメ化も 春風亭一花さん語る『落語の世界』

落語が新時代に 女性や外国人活躍 アニメ化も 春風亭一花さん語る『落語の世界』
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いま、日本の落語に世界が注目しています。

落語が新たな時代に突入しています。

女性の落語家や、外国人の落語家が活躍し、落語のアニメも始まっています。

■女性の噺家も躍進『落語の世界』扇子と手ぬぐいで多彩表現

落語家の春風亭一花(しゅんぷうてい・いちはな)さんについてです。

一花さんは、落語協会に所属し現在の階級は『二ツ目』です。

1987年、東京・台東区生まれ、春風亭一朝さんに弟子入りしました。
2025年10月に東西の若手落語家日本一を決めるNHK新人落語大賞で優勝、女性としては2人目で、2021年の桂二葉(かつら・によう)さん以来です。

一花さんは、2026年?の秋、最高位である『真打』への昇進が決まっています

女性の落語家は増えています。

東京には落語家が所属する4つの団体があり、一花さんが所属する『落語協会』では、1993年に初の女性真打が誕生。
『落語芸術協会』では、2000年に初の女性真打が誕生しました。
最高位である『真打』は、現在約400人、そのうち女性は18人です。

一花さんです。
「女性初の真打誕生で『女性でも落語家になれる』と知り、多くの女性が落語家を目指した

落語家の階級についてです。

東京の落語家の階級には、『前座』、『二ツ目』、『真打』の3階級があります。
前座』は、師匠方の着付けの手伝いや楽屋でのお茶出しなど、楽屋勤めをしながら修行して、師匠の許しが出れば、高座に上がれるようになります。

入門から3年から5年ほどで、師匠や所属団体などの判断で、『二ツ目』に昇進となります。
師匠の身の回りの世話から解放され、紋付きの着物や羽織を着ることができます。
『二ツ目』になってから10年ほどで、師匠や所属団体などの判断で、最高位である『真打』に昇進します。
『真打』になると師匠と呼ばれ、弟子を持つことができます。

落語協会に所属する春風亭一花さんの場合です。
2013年、26歳で『見習い』となり、翌年『前座』に。
2018年、31歳で『二ツ目』に昇進し、2026年の秋『真打』への昇進が決まっています。

そもそも、落語とは、江戸時代に盛んになった伝統的な話芸で、最後に『オチ』がつくのが特徴です。
落語という名も、もともと『オチがある噺(はなし)』という意味の『落とし噺(おとしばなし)』が由来と言われています。

落語には、古典落語、新作落語があり、滑稽話、人情話など庶民の日常を描いた話が多くあります。
落語は通常、『マクラ』と呼ばれる身近な世間話などで、観客の気持ちを引き寄せて本題に入ります

落語の独自の世界、1つ目です。

落語家が使用する小道具は扇子と手ぬぐいだけで、演目の中に出てくる物を表現します。
扇子で、箸や、たばこのキセル、筆、手ぬぐいで、手紙や、本、財布などを表現します。

落語の独自の世界、2つ目です。

落語家は1人で、複数人を演じ分けます。

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■女性落語家への道 弟子入りOKで「号泣」その時 師匠は…

春風亭一花さんは、どうやって落語家になったのでしょうか。

一花さんと落語との出会いです。

大学時代に落語好きな先輩に連れられ、落語を初めて観ます
感銘を受けた一花さんは『落語家になろう』と家族に相談しますが、父親が『ダメだ!」と猛反対して、落語家を一旦諦めます。

その後、3年ぶりに寄席に行きました。

一花さんです。
匂いや出演者や演目が変わらないこと。同じことを同じ場所でずっと続けていることに妙に感動した。もう一度落語家を目指すことを決めた」

落語家になるには師匠へ弟子入りするしかありません
では、どうやって弟子入りするのか。
弟子入りしたい師匠を出待ちします。

2回目の出待ちで喫茶店へ行くことになりました。

当時の様子について、春風亭一朝師匠は、
「断るために、『寄席はこんなところで嫌なところ』『だからよした方がいい』」と最初は弟子入りを断り続けました
しかし、話を聞くうちに、
「真剣さが伝わってきた。生やさしい覚悟で来たわけではないと思って、(弟子に)とりましょうと言ったら泣き出しちゃった」ということです。
当時について、一花さんです。
うれしくて号泣してしまった。周りから見たら『若い女性を泣かせたおじさん』という状況になってしまい、師匠は気まずくなって帰ってしまった
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■若手落語家 お金事情は?“独特”ルールも 厳しい前座修行

落語家は、弟子入りした後が大変です。

弟子入り後に大変だったこと1つ目です。
一花さんが所属する落語協会の場合です。
前座時代は365日休みがなく、バイトも禁止
高座に出ても給料はなく寄席の手伝いなどが収入源だということです。

一花さんです。
「先輩方がご飯に連れて行ってくれるので、食べるものには困らない

弟子入りした後に大変だったこと2つ目です。
一花さんが体験した食事のルールです。
・基本、師匠と同じものを注文
・師匠より先に食べ始めてはいけない
・師匠が食べ終わるころに自分も食べ終える

一花さんです。
「師匠方は早飯で量が多い時は大変

一花さんの稽古方法です。

声に出して歩きながら稽古する、というものです。
ある日、地元での稽古中、その姿を友人が目撃しました。

地元の友人からは、
「なんかブツブツ言って歩いていたから、声を掛けられなかった」と言われてしまったということです。
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■女性落語家描く人気漫画『あかね噺』アニメ化 制作の裏側

女性の活躍の舞台は、漫画にも広がっています。

あかね噺』です。
週刊少年ジャンプで2022年2月から連載中です。
単行本は現在、21巻まで発売されていて、累計発行部数は350万部です。

どんな話なのでしょうか。

主人公は桜咲朱音(おうさき・あかね)という負けん気の強い女子高校生です。
幼いころから噺家の父の背中を見て落語に魅了されていた朱音が、落語家の最高峰“真打”を目指して突き進む、本格落語ものがたりになっています。

アニメにもなっています。

4月4日、土曜日の夜11時30分から放送が始まりました。

春風亭一花さんのおすすめポイントです。
「朱音がふすまから父の練習する姿を見て『魔法みたい』と感じたところ」ということです。

このシーンを選んだ理由として、一花さんです。
『魔法みたい』と私も同じことを思った。弟子入りすると、客席から見てはいけないルールがあり『袖から学べ』と言われてきた。朱音も同じように学んでおり、『すでに落語家修行をしているな』と感じた」ということです。

アニメ制作の裏側です。

落語シーンに強くこだわり、声優は1年間、落語の稽古を行ったと言います。
さらに、スタジオに落語家を呼んで実演会を開き、その実演会の映像を元に作画を行っています。

一花さんがゲスト出演する回もあります。

4月25日放送予定の第4話にゲスト出演します。
収録時には、一花さん自ら、朱音役の声優さんに対して、古典落語『子ほめ』のイントネーションなどアドバイスを行ったと言います。

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■世界で人気 外国人の落語家も活躍 『日本文化』を発信

外国人の落語家も活躍しています。

4月2日、アメリカ・ニューヨークで『あかね噺』の世界初上演イベントが開かれ、作中に登場する落語の実演も行われました。
実演を行ったのはカナダ出身の上方落語家、桂三輝(かつら・さんしゃいん)さん、56歳です。

桂三輝さんと落語との出会いです。

三輝さんが来日してから5年経ったころ、行きつけの焼き鳥店で店主から、
「今度、落語会がある。日本の文化が好きなら気に入るよ」と誘われ、軽い気持ちで初めて落語を見に行きました

実際に落語を見ると、
「このために生まれてきた」と感銘を受けたと言います。

理由について、三輝さんは、
「身一つで、『マクラ』で自分のネタをやって人を笑わせ、スッと落語に入る姿に魅了され、絶対に落語家になりたいと思った」と話しています。
三輝さんです。
落語は万国共通。400年前の日本のあるあるは、世界中のあるあると一緒。だから落語は海外でもうける。落語の素晴らしさ、日本の素晴らしさを1人でも多く伝えたい

(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年4月6日放送分より)

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