高齢者の食生活に関する最新研究で、100歳まで生きる人に共通する習慣があることがわかりました。
長生きする人は、高齢になっても肉を中心とした食生活を続けていました。
なぜ高齢者は肉を食べた方がいいのか、医師とともに見ていきます。
■最新研究“長生きしたいシニアは肉” 健康長寿に影響!?
寿命の最新研究です。
中国疾病予防管理センターなどのチームは、80歳以上の高齢者約5200人を対象に『どのような食習慣の人が100歳まで生き延びたか』を20年間追跡しました。
すると驚きの結果が出ました。
『肉・魚をほとんど食べない人』は『肉・魚も食べる人』と比べて、100歳まで到達する確率が19%低くなることが分かりました。
さらに、『卵や乳製品などの動物性食品も食べない人』は『肉・魚も食べる人』と比べて、100歳まで到達する確率が29%も低くなることが分かりました。
「現役世代は生活習慣病を防ぐため、肉ばかりでなく野菜を食べるよう気をつける。逆に高齢者は菜食中心でなく、肉や魚を中心にしっかり食べることが大切」
■“長寿に肉”消費量 加齢で変化 食べる順番 シニアは肉から
なぜ肉を食べると長生きできるのでしょうか。
肉には長生きに欠かせない栄養素が入っています。
牛肉・豚肉・鶏肉などの肉類は少量でも『動物性たんぱく質』が豊富に含まれています。
『動物性たんぱく質』とは、体内で合成できない『必須アミノ酸』が理想的なバランスで含まれています。
さらに高齢者の衰えた胃腸でも効率よく吸収される特徴があるということです。
ただ、肉の消費量は加齢で変化します。
厚生労働省が発表した『年代別の肉類消費量』を見てみると、15〜19歳で肉の消費量がピークとなり、60代以降に急激に減っていっています。
消費量ピークの15〜19歳は159.6gですが、80歳以上になると71.5gと、肉の消費量が半分以下まで低下しています。
では、高齢者はどのように肉を摂取したほうがいいのでしょうか。
久住さんによると『一口目は肉』を習慣にすることです。
高齢者は先に野菜でおなかが膨れ、肝心のタンパク質を食べ残してしまうことが多いといいます。
特に80歳を過ぎたらまずは肉から箸をつけることが、肉を摂取するおすすめの方法だということです。
日本人はたんぱく質を1日でどのくらい摂取すればいいのでしょうか。
厚生労働省の日本人の食事摂取基準によりますと、たんぱく質の推奨量は1歳から9歳では、年齢によって変わりますが、男性、女性ともに20グラム〜40グラムです。
10歳から17歳では、男性が45〜65グラム、女性が50〜55グラム。
18歳から64歳では、男性が65グラム、女性が50グラム、
65歳以上では、男性が60グラム、女性が50グラム、
となっています。
では肉料理には、どれくらいのたんぱく質が含まれているのでしょうか。
焼いた輸入牛リブロース100グラムで、たんぱく質が25.0グラム。
焼いた豚ロース100グラムで、たんぱく質が26.7グラム。
焼いた皮つき鶏むね肉100グラムで、たんぱく質が34.7グラム摂取できます。
「肉は『たんぱく質』と『脂質』のバランスがよく、カロリーも確保できる。魚は低脂質なものだとエネルギー不足になりやすい。食事量が少ない人ほど肉がおすすめ」ということです。
積極的な肉摂取には例外もあります。
「腎臓に疾患のある人は医療上の配慮が必要なため、かかりつけの医師と相談のうえ、適切な量の『たんぱく質』摂取を」ということです。
■肉食習慣 街のギモン食べるタイミングは?大きさは?
肉の摂り方について、街のギモンです。
「最近、かむのが疲れるので、細かく切った肉を食べたい。それでも体にいいですか」
「肉であれば、形状は問わない。たんぱく質の量に差はないので、塊肉でもひき肉でも食べやすい方で食べてOK」
「朝昼晩いつ肉を食べたら体にいいですか」
「3食とも食べたほうが良い。特に朝はたんぱく質が不足しがちなので、朝から食べたほうが一日のスタートダッシュとしては良い」としています。
「週に5回ハンバーグにするなどして赤身肉を食べているけど、食べ方に問題はありますか」
「飽きないために工夫しながら食事を楽しむのはいいこと。ただ、赤身ばかり食べすぎると健康リスクもあるので注意が必要」と指摘しています。
(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年4月24日放送分より)






