福島県の磐越自動車道で車2台が絡む事故があり、高校生1人が死亡、26人が重軽傷を負いました。専門家は「現場特有の地形」を指摘します。
GW最終日 高校生ら27人死傷
ゴールデンウィーク最終日、高速道路で死亡事故がありました。
現場は、福島県郡山市の磐越自動車道上り線。カメラが捉えたのは、停止したマイクロバスです。
6日午前7時40分ごろ、新潟県の北越高校の生徒らが乗るバスが、道路脇にある緩衝ドラムに衝突して、乗っていた人たちが車の外に投げ出されました。
この事故で男子高校生1人の死亡が確認されていて、重傷の2人を含め26人がけがをしました。
「トラックが止まっていて、その間に1人だけ横たわってる子がいて。人がいるっていってたら、今度子どもたちが降りてきて。その友達の名前を呼びながら、『救急車!救急車!』ってすごい大きい声で…。ここにいても聞こえる声。救急車が来ないんですよ。30分以上かかった」
「事故の音がすごかった。ここの高速道路は走りやすくていっぱい走ってる。だからなんでこうなったのかな」
バスに乗っていたのは、全国大会にも出場する強豪、男子ソフトテニス部の部員20人。顧問は1人、別の車でバスの前を走っていました。
事故が起きたのは、猪苗代湖の辺りから郡山市方面に向かう高速道路。マイクロバスは、路側帯の緩衝ドラムやガードレールに衝突し、20メートル以上進んで止まったとみられます。
また、後ろを走っていたワゴン車も、外れたガードレールに追突し、事故に巻き込まれたということです。
特有の地形が関係か
この事故現場、少し変わった場所でした。
バスの横には、曲がったガードレールが…。バスの後ろの部分も、大きく壊れているのが分かります。ここで、カメラマンがあることに気付きます。
よく見ると、バスの中にガードレールが食い込んでいるように見えます。これは、一体?交通事故鑑定人に見てもらうと…。
「速度が速かったので、クッション(緩衝)ドラムも吹き飛ばし、ガードレールをなぎ倒したという状況」
グーグルマップで以前の状況を見てみると、2017年7月は、ガードレールがまっすぐ伸びていますが、11月にはガードレールが横に広がっていて、緩衝ドラムも手前に置かれていました。
そして、翌年の6月…また戻っています。ここは冬の道路を走るための「チェーン」を着脱するスペースで、定期的にガードレールの位置が切り替えられていたとみられます。
今月6日、空からの映像を改めて見てみると、ガードレールは外側に広がっていました。
現場が緩やかなカーブであることから、専門家は…。
「大きくハンドルを切った状況ではないと思う。右のカーブを直進するような進路でガードレールに突っ込んでしまったと思う」
そして、高速道路の反対車線を見ると、赤く何かが囲われ、鑑識で使われる番号札も置かれています。警察によりますと、亡くなった高校生が反対車線に投げ出されていたといいます。
もちろん、シートベルト着用の責任は運転手にあります。
北越高校の校長は、事故を起こしたバスについて…。
「(バスは)借り上げ。部活動の顧問が業者に頼んで借り上げた」
運転手は68歳の男性です。警察は詳しい事故の原因を調べています。
(2026年5月6日放送分より)





