社会

ABEMA TIMES

2026年5月14日 12:00

冬眠明けの「メタボグマ」CGを疑うほどの巨体に専門家も「この時期にしては大きい」一方で「町中に出てきている40キロのツキノワグマの方がリスクが高い」

冬眠明けの「メタボグマ」CGを疑うほどの巨体に専門家も「この時期にしては大きい」一方で「町中に出てきている40キロのツキノワグマの方がリスクが高い」
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 北海道興部町に冬眠明けの「メタボグマ」が出没した。                     

【映像】メタボグマがカメラに迫ってくる様子

 水たまりの中、ゆっくりとカメラに迫ってくる巨大なヒグマ。「CGなのでは?」と疑ってしまうほどの大きさだ。

 20年ヒグマを観察する黒澤徹也氏は「(体重が)250〜300キロぐらいあるんじゃないかなと思う。『メタボなヒグマ』と言っている。今年は、春なのにすごく太った個体が多く映るように感じている」と話す。

 冬眠明けにも関わらず、なぜこんなに脂肪を蓄えているのか。この「メタボグマ」の映像をヒグマの生態に詳しい専門家に見てもらった 。

 北海道大学大学院獣医学研究院の下鶴倫人教授は「この時期にしては大きいのは確か。秋とかになると、例えばデントコーンと言われるような家畜用の飼料を利用できる地域においては、農作物を食べることでたらふく太って冬眠に入るクマもいる」と分析する。ただし、300キロを超えたクマが極端に大きい訳ではないという。

「長い間冬眠してガリガリに痩せて出てくるイメージがあるかもしれないが、実は冬眠は効率よく食べ物がない時期を乗り切るためにクマが獲得している能力なので、通常時よりも代謝を落として体重の減少を抑えている」(下鶴氏、以下同)

 一般に、クマは冬眠期間中20%から40%ほど体重が減少するという。つまり、この時期に300キロを超えるクマは、冬眠前には400キロほどの大きさだったはず。これは成獣のオス熊であれば、十分あり得る大きさなのだという。さらに、下鶴氏はクマの大きさだけに惑わされないことが重要だと指摘する。

「クマに遭遇するようなことがなければ、クマがどれだけでかくても人間にとっては大きな問題ではないはず。山にいる300キロのヒグマよりも、町中に出てきている40キロのツキノワグマの方が全然リスクが高い」

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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