東京・足立区の交差点で12日、トラックの荷台から鉄骨が落下して路上に散乱する事故がありました。高速道路でも落下物による事故が相次いでいます。これからの季節はさらに多発するということです。
去年買ったばかりの車に傷が…
首都高速湾岸線を走っていると、路面から鉄板のようなものが舞い上がり、衝突。
「突然のことで、驚きと恐怖がありました」
一体どこから現れたのか?
映像を確認してみると、左の車線を走るトラック。その荷台から、するりと滑り落ちるように、鉄板のような物体が路面に落下するのが分かります。夜のためその姿は闇にまぎれ、見えなくなりますが、突如浮き上がると、ヘッドライトに照らされ目の前に姿を現しました。
前を走る車は危険を感じたのか、物体が落下した瞬間にハンドルを切り、避けているのが分かります。
トラックを追い越すと、側面部分がなく、中が丸見え状態でした。
去年買ったばかりの車は落下物によって傷がつきましたが、トラックはそのまま走り去ってしまったといいます。
落下物の被害は他にも。東名高速道路のトンネル内を走っていると、前のトラックから、鉄パイプのようなものが落下。
「加速減速している渋滞の中でポロッと落ちて。私は“パン”とよけて、ほんと踏んだかなというぐらいギリギリだった」
しかし、後方カメラを確認すると、後続車は落下物をよけきれず、タイヤで踏み付け白煙が。
トラックに近づくと、その荷台には、無数の鉄パイプなどの建築資材が積み上げられ、車体からもはみ出していました。
多発する落下物。首都高速道路のデータによると、落下物は5月〜7月にかけて多くなるといいます。
釘のような物が散乱
今週も12日午後3時ごろ、東京・足立区でトラックに積まれていた鉄骨などが落下する事故が起きました。
「なんか荷物が斜めになっていないかなみたいなのがあったから。見ていたらガチャーンって…」
警視庁によると、トラックが右折しようとした際に積んでいた鉄骨などが歩道に散乱しましたが、けが人はいませんでした。
12日には首都高でも。対向車線の路肩に何台もの車が停車しています。車の外に出ている人の姿も。一体何が?
タイヤに突き刺さっているのは釘のような金属です。警視庁によると、12日午前5時半ごろ、首都高速・錦糸町入り口付近で、釘のような物が散乱していて、それを踏んだ車が次々とパンクする事故が起きました。
道路の真ん中には、釘のような金属が20〜30本入った袋が落ちていて、持ち主を捜査しています。
取材班の車にも…
高速道路にはどれくらい落下物があるのか?13日、実際に走ってみると…。
ロープや板で積み荷を固定しているトラック。高く積まれた2つの大きな袋と、板と板の隙間から灰色のブロックのようなものが見え、危険な状態に見えます。
「4キロ先落下物あり」注意の標識が出ています。4キロ先にあったのはパイプのような物が。落下物は白線近くにあり、前方の車が車線変更したすぐ先に落ちていました。
さらに、謎の白い破片をまき散らしながら走行するトラック。よく見てみると、落下した破片が地面で跳ねているのが分かります。
そして、破片が取材班の車にぶつかり、甲高い音が鳴ります。
大事故にもつながりかねない道路上の落下物。被害に遭わないようにするためにはどうしたらいいのか?運送会社のプロに聞きました。
中島秀治社長
「荷物がちゃんと安定しているのかなっていうのは、ぐらぐら揺れているか揺れていないかっていうのは、簡単に見分けることはできるかなと思います」
「(Q.落下しやすいものとは?)やっぱ廃材や建築資材みたいなものとかですね。木くず、鉄板、ベニヤ。あとはビニールシートですよね」
事故に遭わないためには
こちらは取材中に遭遇したトラック。木材を高く積み上げすぎて、横風にあおられるように揺れる場面も。
「やっぱり安定がいいもの(重い物)を下にして、あとはバランスですよね。上に重たいものを積んでしまうと、どうしても荷崩れの原因になる」
こちらのトラックの荷台には、葉が生い茂る木が横倒しに積んであり、その上には脚立のようなものが。ロープで縛られているようですが、バランスが悪いのか、段差のある場所では、積み荷が大きく揺れるのが分かります。
では、一般のドライバーが事故に遭わないために注意すべきこととは?
落下物が自分の車に飛んできた場合、条件反射でハンドルを切ってしまい、隣の車線の車に衝突するなど大事故につながることもあるといいます。
(2026年5月14日放送分より)














