社会

2026年5月23日 21:00

日本一渋滞するのは東京じゃなく熊本!?ニューストリビアを池上解説!

日本一渋滞するのは東京じゃなく熊本!?ニューストリビアを池上解説!
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 テレビや新聞ではあまり報じられないけど、知れば「へー、そうだったのか」となる世界や日本のニュースはたくさんあります。今回はその中からいくつか解説してまいりましょう。

日本一渋滞するのは…熊本

 日本はよく、渋滞がひどい、と言われていますよね。渋滞と言えば車が多い東京などの大都市をイメージする方が多いかと思います。でもオランダの地図やナビゲーションの会社の調査によると、実は日本で一番渋滞しているのは熊本なんです。実際、熊本の郊外では普段は15分ほどでいける場所が、朝の通勤時には50分かかる、なんてところもあるんです。

渋滞

タクシーを呼んでも全然来ず、待ちきれずにキャンセルする人も多いそうです。ちなみに日本国内の渋滞ランキングを見てみると、1位熊本、2位は福岡、3位は広島となっています。

ランキング

ではなぜ熊本がこんなに渋滞するのでしょうか?もちろん東京など大都市よりも通勤に車を使う人が多い、という事情はあるでしょう。でもそれだけではありません。実は2024年にできた、世界最大手の半導体工場が大きな要因と言われています。物流や雇用が急激に増えたことで大渋滞が引き起こされた、というわけですね。道路も拡張工事は進められていますが、人口の増え方にはなかなか追い付かないのが実情のようです。

そして今、日本でもう一つ、「半導体工場ができる」と土地の値段が大幅に上がっている地域があります。それは北海道の千歳市です。

商業地の地価上昇率

地価上昇率で見ても上位を独占しています。来年から半導体工場が本格稼働を始めるためこちらもまもなく渋滞するかもしれません。

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マンションは値上がりしてるけど…20代の持ち家率は過去最高

持ち家率

 土地の価格も上がっていますが、今新築マンションは過去最高値を記録しています。東京23区で見ると平均価格で1億4000万円近くと、かなり高騰しています。首都圏全体で見ても9383万円まで上がっています。

マンション平均価格

こんなに高いマンション、誰が買っているんだろう、と思いますよね。長年会社を勤め上げた人が退職金で買っているのか、と思いきや、実は今若い人がどんどん買っているんです。首都圏の新築マンションの契約時における世帯主の年齢を見てみますと、10年前に比べてこれだけ20代から30代前半が増えています。

世帯主年齢

全国で見てみても、20代以下の持ち家率(2人以上の世帯)は40.7%と調査開始以来過去最高を記録しています。

持ち家率

なぜそれほどお金持ちではないイメージの若者がこれだけ家を持てるのでしょうか。1番の理由は「ペアローン」です。昔は専業主婦世帯が多かったですが、今では共働き世帯が74%と圧倒的に増えています。そのため夫婦で合わせて返す、ペアローンを組む人が増えているんです。2人で返しますから、1人で借りるよりもたくさんのお金を融資してもらえます。また、「50年ローン」という長期のローンも登場しました。それで1億円を超えるマンションを買える人が増えた、というわけです。

さらに20代が家を買う理由はほかにもあると言われています。それは「値下がりを知らないこと」です。バブルを経験している年代は「土地の値段は上がり続けるとは限らない」「もう少し待てばもっと下がるかも?」など、土地の値段は上がったり下がったりすると考えます。でも今の20代には「土地やマンションの値段は上がるもの」というイメージが強いのです。そのため「早く購入しないと買えなくなる」そんな焦りが強く、早い時期に買う人が増えたとも言われています。

新築マンション平均価格推移

確かに最近は大きく値下がりすることはありません。でも住宅価格がこの先も上がり続けるとは限りません。是非計画的に購入していただきたいですね。

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AIが…温暖化を加速させている!?

タイトル

 最近は異常気象が増えて、夏ともなれば40度と聞いても驚かない、そんな状態になってきました。そんな温暖化を加速させている要因の1つが…実はAIだと言われています。一体どういうことでしょうか。 
まずたくさん電気を使うことが理由の一つです。今の日本は火力発電所の割合が高くなっています。石炭や天然ガスを燃やせば二酸化炭素がでますから、温暖化が促進されることになります。ではAIで5秒の動画を作成した場合、1000Wの電子レンジを何分使ったのと同じ電力を使うと思いますか?正解はなんと60分です。

5秒と60分

どれだけたくさんの電力を使うか、イメージがわきましたか?でもAIが温暖化を促進するのはそれだけが理由ではないんです。AIに欠かせないのがデータセンターです。世界の各地にある大型コンピューターが集まる施設で、そこで計算や生成が行われ、私たちのスマホやパソコンに届く仕組みです。ケンブリッジ大学の研究によると、実はこの超大型のデータセンターの周りは半径10キロの範囲にわたって、地表の温度が平均2度、最大で9度も上がることがわかったんです。

2度 9度上昇

9度も上がったらたまったものではありません。電気をたくさん使うだけではなく、データセンターからの排熱そのものによってもまわりの気温はあがってしまうんですね。

池上1ショット

普段何気なく見ているニュースにも「え、何でここはこんなことになっているの?」ということたくさんあると思います。今日みたいなトリビアを知っていただくと、毎日のニュースをもっと興味をもって見ていただけるのではないでしょうか。

(池上彰のニュースそうだったのか!!5月23日OAより)

もっとたくさんのニュースなトリビアを知りたい人はTVerへ!

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