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2026年5月27日 19:44

「最初から最後まで全部ウソ」旭川17歳殺害 共犯で“舎弟の女”証言台に

「最初から最後まで全部ウソ」旭川17歳殺害 共犯で“舎弟の女”証言台に
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 女子高校生が殺害された事件の裁判で、共犯の女が証言台に立ちました。内田被告の話は「最初から最後まで全部嘘」だと主張しました。

“共犯の女”証言

共犯の女
「梨瑚さんから警察に何を聞かれても“黙秘”するように言われました。私はまず、警察の方に『調書の中で話したことは、梨瑚さんに伝わることはあるのか』と聞きました。ばれたら怖いと思って言えませんでした」

 黙秘するよう指示された。内田梨瑚被告(23)の裁判に証人として出廷したのは共犯で、「内田被告の舎弟」と言われた事件当時19歳の女。懲役23年の実刑判決を受け、服役中です。

2人の主張は食い違い、対立
2人の主張は食い違い、対立

 27日、法廷には内田被告が座る弁護側と証言台の間に、ついたてが置かれました。2人の主張は食い違い、対立しています。

共犯の女
「梨瑚さんが話しているようなことは一切なく、でたらめで全部作り話で、最初から最後まで全部嘘です。他の人の事件を聞いているみたいと思いました。女子高校生は、自分で落ちてなんかいません。私だけでも、本当のことを話さなきゃ、話したいと思って話しました」

 争点の一つとなっているのは、女子高校生が転落した旭川市にある峡谷・神居古潭での状況です。

 内田被告らは女子高校生を橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」などと言い、橋から転落させ、殺害したとされています。

 大きく食い違うのは、この時、内田被告が女子高校生を押したか、押していないのかです。

 内田被告は、これまでの警察の調べに対し、「橋から落ちたかどうかは知らない。置いてきただけだ」という趣旨の発言をしています。

 一方、共犯の女は27日の裁判で、こう証言しました。

被告人が被害者にふるった暴力は?
被告人が被害者にふるった暴力は?
検察側
「被告人が被害者にふるった暴力はありましたか」
共犯の女
「被害者の子の顔を靴の裏で5、6秒踏んづけたり、髪を引っ張ったりしていました」
どのくらい『死ね』と言った?
どのくらい『死ね』と言った?
検察側
「あなたと被告人は、被害者にどのくらい『死ね』と言いましたか」
共犯の女
「回数は覚えていませんが、少なくとも30回以上は言っていたと思います。梨瑚さんは、もう一回謝ってもらうといって、橋の欄干に座らせようとしました」
検察側
「被害者の様子は」
共犯の女
「おびえていました。梨瑚さんが、欄干の外側に立てと言いました」
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 前日の裁判では、当時の現場の映像が流れています。駐車場のアスファルトの上で、女子高校生が裸で土下座をして謝罪する様子が記録されていました。

 また、女子高校生が裸で、橋の欄干に座らされ謝罪する映像では…。

共犯の女
「座って」
内田被告
「はい、どうぞ」
共犯の女
「ちゃんと座って」
女子高校生
「なめた態度ばかりとってすみま…」
「やだ!」

 この時、女子高校生が「やだ」といったのは、共犯の女からひざを押されたためだということです。

 落下しそうになった女子高校生は、再び欄干へ戻されたといいます。

 この時の内田被告の状況について問われた共犯の女は…。

内田被告の状況について問われた共犯の女
内田被告の状況について問われた共犯の女
共犯の女
「『早く落ちろ。自分で死ねや』と怒鳴っていました。被害者は、1回だけ大きく深呼吸をして、上体を前に倒しました。梨瑚さんは被害者の子の肩甲骨のあたりを両手のひらで押しました」
検察側
「被害者は、どうなりましたか?」
共犯の女
「私の目の前から一瞬で消えました」
検察側
「声は聞こえましたか?」
共犯の女
「聞こえました。キャーという高い叫び声が聞こえました。バンという何かにぶつかったような図太い音がしました」
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主張食い違い

 「内田被告の舎弟」と言われた当時19歳の女は、女子高校生が川に転落した直後、内田被告にこう声をかけたといいます。

共犯の女
「『梨瑚さん、いないです。やばくないですか?』と言いました」
検察側
「内田被告は、何と答えましたか」
共犯の女
「『行くよ』と言いました」
「梨瑚さんが話しているようなことは一切なく、でたらめで全部作り話で、最初から最後まで全部嘘です」
証言が食い違う2人
証言が食い違う2人

 「内田被告が押した」と証言した共犯の女。一方、内田被告は「私に殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」と否認しています。

 「立ち去った後に、悲鳴が聞こえた」としている内田被告。共犯の女は「女子高校生は梨瑚さんから押されて姿が見えなくなった」と、証言が食い違う2人。

 共犯の女が証言したことは、どんな意味を持つのでしょうか。

共犯の女の証言に、どんな意味?
共犯の女の証言に、どんな意味?
亀井正貴弁護士
「最後に押したことによって、内田被告の情状はさらに悪くなります。有形力を行使して転落させた可能性が出てきますから、その意味で内田被告の悪質性というのが跳ね上がってきます」

 検察側は「橋から落としたという実行行為がなくても、被告らのそれまでの言動のせいで実質的に女子高校生を転落させたのであれば殺人罪は成立する」としています。

 検察側は、こうも問いかけます。

共犯の女は、懲役23年の実刑判決が出て服役中
共犯の女は、懲役23年の実刑判決が出て服役中
検察側
「被害者はあなたと被告人に従うほか、選択肢があったと思いますか」
共犯の女
「ありません。被害者家族の調書を読みました。こんなにも愛され、とても大切な命を奪ってしまった。私は直接手を下していませんが、私がこの命を奪ってしまったと思い、話そうと思いました」

 共犯の女は事件当時19歳で、懲役23年の実刑判決が出て服役中です。

 検察側は、内田被告について「首謀者であり主犯で最も大きな役割を果たした」としています。

 量刑は、どうなるのでしょうか。

亀井弁護士
「主犯者は内田被告になるはずですから、当然(量刑は)重くなるはずです。1人の死亡なので、無期ではなく、25年から30年の間と推測される」

 判決は、6月22日に言い渡される予定です。

(2026年5月27日放送分より)

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