糖尿病の治療薬「マンジャロ」がダイエットの薬として世界で売り上げを伸ばしています。マンジャロを製造する企業の時価総額が1兆ドルを突破するなど、市場も注目しています。
「どうきすごい」強い副作用も
手に持ったペン型の注射薬を自らのおなかに打つ女性。
「終わり。全く痛くないです」
打ったのは、糖尿病の治療薬「マンジャロ」です。食欲を抑え、体重を減らす効果もあるマンジャロは、自由診療でダイエット目的での販売もされています。
スナックのママである女性は、オンライン診療で購入。4カ月で15キロ(72キロ→57キロ)痩せたということです。
しかし、使用を始めてから、体調に異変が。
重い副作用に悩み、現在は使用をやめています。
時価総額1兆ドル突破
比較的簡単に入手でき、「痩せられる」と話題のマンジャロ。製造しているアメリカの大手製薬会社・イーライリリーの株価は上昇していて、時価総額は1兆ドル、日本円でおよそ156兆円を突破しました。
時価総額1兆ドルを突破している企業は、半導体のエヌビディアやアップル、マイクロソフトなどテック勢が中心で、ヘルスケア企業としては初めてです。
1兆ドル企業の一つ、テスラを率いるイーロン・マスク氏も減量のためにマンジャロを使用したと自身のSNSで公表しています。
「痩せ形の利用にリスク」
一方で、さまざまな問題も。
先週、SNSを通じてマンジャロを無許可で販売したなどとして、男女3人が医薬品医療機器法違反の疑いで書類送検されました。
転売は中国系のSNSでも…。「日本、東京、5ミリグラムを1本出します。自分用だったもの」「超お得、新陳代謝アップ」などとマンジャロの販売をアピールする投稿が。コメント欄には購入方法や値段を聞く書き込みがありました。
先月には韓国でマンジャロを不正流通させたとして、薬局と医療機関合わせて6カ所が摘発されています。
もともと痩せている人がさらに痩せるためにマンジャロを使うことのリスクについて、糖尿病学会にも所属している中野駅前内科クリニック・大庭健史院長はこう話します。
(2026年6月10日放送分より)







