社会

有働Times

2026年7月6日 00:01

【独自】クマ“満腹”の一部始終 ハチミツに執着…対策困難「電気柵も突破の可能性」

【独自】クマ“満腹”の一部始終 ハチミツに執着…対策困難「電気柵も突破の可能性」
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2週連続で、クマが同じ場所のハチミツを狙って現れました。
先週お伝えした、抜群の運動神経を誇るクマが…一心不乱にミツバチの巣箱に顔を突っ込む姿を、小屋の2階に新たに設置したカメラが捉えていました。この養蜂場を営む男性は、「いろいろ対策を講じても、そのたびにクマに攻略される」と頭を抱えています。

秋田でクマ被害 83歳男性がケガ

この1週間も、各地の人里に現れたクマ。
5日、秋田では…83歳の男性が、山菜採り中に襲われ、頭や顔にけが。ドクターヘリで病院に搬送されました。

青森では、石原環境大臣が、緊急銃猟が実施された現場を視察。

石原環境大臣
石原宏高 環境大臣
「クマと人間のすみわけ、住む場所のすみわけができるように、環境省全力をあげて進めて参りたいと思います」

政府がクマ対策に本腰を入れる一方…
長野県南部では、先月下旬から、ハチミツが狙われる被害が止まりません。執着するクマの姿を、カメラが捉えていました。

独自 ハチミツに執着 クマ“満腹”一部始終

今月1日、雨とともに降ってきた黒い塊…クマです。落ちた先で、何かを食べているように見えます。

左下にクマの姿が

この映像が撮影された10日前、ミツバチの巣箱がある小屋の2階へあがろうと驚きの身体能力を発揮したクマ。その2階にカメラを設置すると…
思う存分に食欲を満たす、クマの生態が明らかになりました。

巣箱の匂いを嗅ぎながら、クマ登場。

クマ

画面の左側へ進むと…別の巣箱もひと嗅ぎ。そして、カメラの前からは姿を消すのですが…巣箱を引きずり、フレームイン。
しかし…自分で倒した箱に驚いたのか、大きな体で小さく跳ねます。さらに…
またもやびっくり…したものの、巣箱に顔を突っ込むクマ。再び顔を上げると…野性味あふれる咀嚼音…
警戒心は全くないように見えますが…専門家は。

クマ
岩手大学 山内貴義 准教授
「クマは森林生態系の頂点に立っている動物なので、周りを気にせず、ぐちゃぐちゃ音をたてながら食べるというのはよくあります」

一心不乱にハチミツをむさぼるクマ。巣箱の側面をよく見ると…ミツバチたちが、次々と脱出しているのがわかります。
食べ始めて5分が経つころには、クマの顔もハチまみれに…それでも、食べ続けます。

舌を出すクマ
岩手大学 山内貴義 准教授
「毛皮が非常に分厚いので、ミツバチの針くらいであれば全然問題ない」

“ハチミツクマ”どこへ 上空から捜索

何度もハチの巣箱を襲ったクマ。一体、どこからやってきて、どこへ帰っていくのでしょうか。
撮影開始から、約10分で…

上空から捜索
「動いてる!めっちゃ動いてる!クマクマ。あっ2頭いる。親と子グマっぽいね。親子だったってこと?」

サイズの異なる、2つの熱源が動いています。

岩手大学 山内貴義 准教授
Q.クマですかね?
岩手大学 山内貴義 准教授
「ちょっとシカっぽいんだよな。うん、『シカ』か『カモシカ』」

番組は、2日に渡り上空から捜索しましたが、クマの居どころはつかめませんでした。

食害に遭った養蜂家
「1日おきに被害。電気柵っていう考えもあるんだけど、見積もり中です。(設置費用が)高いので」

男性はこれまで様々な対策を講じてきましたが…被害は止まりません。

食害に遭った養蜂家
「ここに廃油があって、この油をこう塗るんだけど」
油を塗ったポール

クマがよじのぼったポールには油を塗って滑りやすさをアップ。しかし、クマには効きませんでした。
専門家は、強い執着を持ったクマへの対処は、非常に難しいと指摘します。

岩手大学 山内貴義 准教授
「ここまで学習しちゃうと『音・光・におい』ではなかなか防げない。電気柵をひいても、もしかしたら突破する可能性はあるかな。多少の痛みはこらえても、目の前にエサがあるので、もう駆除するという選択肢しかない」

7月5日『有働Times』より

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