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2026年7月14日 16:00

2026年大量発生!? “令和の蚊” は『多い』『長い』温暖化影響で生態に異変も

2026年大量発生!? “令和の蚊” は『多い』『長い』温暖化影響で生態に異変も
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全国的に暑い日が続きますが、2026年の夏は、蚊の大量発生にも警戒が必要です。

温暖化の影響で蚊の生態に異変が起きています。

2026年、注意が必要な蚊の特徴や対策についても見ていきます。

■“令和の蚊”高温で続々誕生 「11月頭まで」活発な恐れ

2026年の蚊はこれまでとは異なる特徴があるといいます。

そもそも、人間の血を吸う蚊は大きく2種類います。
まずは『ヒトスジシマカ』です。
通称『ヤブカ』とも呼ばれ、黒くて白い縞模様があるのが特徴です。
主に昼間、屋外で活動しています。
寿命は約1カ月。
一度に、約80個の卵を産みます。

もう1種類が『アカイエカ』です。
赤褐色をしており、こちらは主に夜間、室内で活動しています。
寿命は約1カ月。
一度に約150〜200個の卵を産みます。

そんな蚊ですが、2026年の特徴1つ目は、『数が多い』ことです。
昼間、外で私たちの血を吸うヒトスジシマカは、通常、卵から孵化して成虫になるまでに約2週間かかります。
しかし、気温が高いと孵化して、成虫になるまでの期間が短くなります。
つまり蚊の成長が速まり、短期間で次世代の蚊が誕生していくことで蚊自体の数も増えてしまいます。

特に5月は気温が上がり始めて蚊も増え始める月ですが、気象庁によると、2026年の5月は全国的にかなり高い気温となり、蚊が増えやすい条件となっていました。

2026年の蚊の特徴2つ目は、『活動期間が長い』ということです。
ヒトスジシマカの活動と気温の関係を見てみると、15℃前後では動きが鈍く、20℃ぐらいから活動を始めます。
25℃〜30℃で活発に動き、35℃を超えると暑さでまた動きが鈍くなります。
ただ、35℃を超えた時は、日陰などで身を潜めて休んでいるだけで、気温が落ち着いたらまた活動を始めます

これからの時期、秋でも残暑で朝や夕方に蚊が活動しやすい25℃〜30℃の日が多くなる可能性があります。

40年近く蚊を研究している、ヤマザキ動物看護大学の長島孝行教授は、
11月頭まで、 蚊が活発な恐れがある」と指摘しています。
また、令和の蚊について、
「昔は蚊のピークは7〜8月だったが、 温暖化でサイクルが変化して、ピークの山が1回ではないのが“令和の蚊”の特徴。今年は梅雨時期の雨が多く、水たまりが残りやすかったため、蚊がさらに多くなるのではと心配」といいます。
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■蚊のギモン うまく仕留める方法は?10円玉で発生防ぐ!?

ここからは、蚊にまつわる街のギモンやウワサが本当なのか、クイズ形式で見ていきます。

蚊に刺されたかゆみについて、50代女性です。
「蚊に刺された際、爪で×(バツ)印をつけている。痛さでかゆさが紛れている感じがあるが、(×印に)効果はある?」

爪で×印をつけることは…
×、良くないということです。

虫刺されの薬『ムヒ』などを製造・販売する池田模範堂によると、患部に傷をつける行為で、かきむしることと同じく症状の悪化をまねく恐れがあり、おすすめしません、ということです。

かゆみを抑える方法です。

自衛隊東京地方協力本部によると、45〜50℃のお湯に浸したタオルを(刺された)患部に30秒〜1分ほど当てるといいということです。
かゆみの原因物質(タンパク質)は、熱を加えることで変性し、かゆみを引き起こす機能を失うのだということです。
ただ、50℃は少し熱めなので、長く当て過ぎず、やけどには注意してください。

蚊の仕留め方について、20代女性です。
「蚊をたたいてもほとんど仕留められない。うまく仕留める方法が知りたい」

うまく仕留める方法は、『縦にたたく』。
蚊は縦に飛ぶので、縦にたたいた方が仕留められる確率が上がります。

もし仕留められなくても、蚊は危険な思い(死にそうになった)をした体験と、その人のニオイを結び付けて覚えます。

長島教授によると、
「24時間ほど覚えている。外してもたたき続けて、怖がらせ続けることが大事
蚊に刺されない対策について、30代男性です。
「汗のにおいに反応すると聞いたので、フローラルの香り(花のような香り)のボディタオルで拭いている

蚊に狙われやすいのは、お酒を飲む人、体温が高い人、汗をかきやすい人、黒っぽい服装の人などです。

フローラルの香りのボディタオルで汗を拭くのは…
です。
ただ、汗を拭き取るということに関しては

というのも、実は香りの種類には注意が必要で、蚊よけの対策としては、レモンなどのかんきつ系やミント・ハッカなどハーブ系の香りがおすすめ。
ただし、『バラ』や『ジャスミン』などのフローラル系は蚊が好む香りのため、あまりおすすめできません。
フローラル系の香水、ボディソープ、柔軟剤などを使っている人は、蚊に狙われやすいということです。

蚊の発生を防ぐ方法です。

50代男性
「玄関前の鉢植えの下皿などは、水がたまらないようにしている。そこから蚊が育って、玄関から入って来そう」

水の対策は…
です。

1週間に1回は(植木鉢の受け皿・放置された空き缶・古タイヤなどに)たまった水を捨てるといいです。

さらに、ひと工夫です。
ヒトスジシマカの幼虫の羽化率です。
蚊の幼虫(ボウフラ)を銅製の容器と、ガラス製の容器で飼って比較したところ、銅製の容器のボウフラは、すべて羽化せず(成虫にならず)に死んだ一方、ガラス製の容器では、9割が羽化して蚊になったという実験結果が出ました。
10円玉など、銅を水がたまる場所に入れると、銅イオンで蚊の幼虫(ボウフラ)が死んでしまうので、蚊の発生を抑えることができるといいます。

蚊が飛べる高さです。

60代男性
「蚊はマンションの高層階に来ないと聞く。何階以上なら大丈夫?

蚊が飛べるのは10mほど(マンションだと3〜4階まで)は自力で上がれます
人にくっついて、エレベーターに乗れば何階でも行けるといいます。

蚊の対策として、虫よけスプレーをうまく塗ることも大切です。

虫よけスプレーの効果的な塗り方です。
アース製薬によると、シュッシュッとスプレーするだけでは、不十分だということです。
腕や足などには、適量をスプレーし、その後、手でムラなく塗り広げます
顔・首筋には、(口や鼻に入ると良くないので)直接スプレーせず、手のひらにスプレーして、それを塗り広げます。
塗りムラがあると、その部分が蚊に刺される恐れがあるので、“塗り広げる”というのがポイントです。

また、虫よけ効果の持続時間の目安は、10時間前後ですが、汗をかいたり、体温によってこれより短くなることがあるので、大量に汗をかいたり、タオルで拭くなど擦れたり、効果を感じなくなった際には、こまめに塗りなおす必要があるということです。

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■温暖化で生態に異変 蚊がもたらす“デング熱”拡大も

近年、温暖化の影響で蚊の生態に変化が起きています。

蚊の生息域です。
ヒトスジシマカが定着するには年間の平均気温が11℃以上必要ですが、温暖化によってヒトスジシマカの生息域が北上しています。
1948年栃木県の北部が北限とされていましたが、2015年には青森県まで北上。
2030年には北海道の札幌市など都市部で定着する可能性があるということです。

世界では感染症が広がっています。

デング熱は毎年1億人〜4億人が感染していると推定されています。
発症すると、発熱や発疹、頭痛、骨関節痛などの症状が現れます。
また、重症化すると出血や臓器障害などの症状が現れ、最悪、死に至ります。
特効薬はなく対症療法が治療の中心となります。
近年このデング熱の発生率が劇的に増加、世界の人口の半数が今感染の危機にさらされているということです。
このデング熱を媒介しているのが『ネッタイシマカ』と『ヒトスジシマカ』になります。

デング熱拡大の原因です。

媒介する蚊の分布変化と生息数の増加気候変動などによる多量の降水、湿度、気温の上昇などが原因とされています。
ヨーロッパでは、過去10年でヒトスジシマカの分布域が北部や西部にまで拡大、また、ネッタイシマカもヨーロッパの一部で定着が確認されています。
結果、ヨーロッパの各地で散発的にデング熱の国内感染が報告されています。

過去には日本でもデング熱が確認されています。
2014年8月、東京都内でデング熱による熱症例が確認されました。
最初に発症した人に海外の渡航歴はありませんでした。
その後、2カ月あまりで160人が国内で感染したと報告されています。

ネッタイシマカはすでに日本に侵入しています。
2025年の1年間で、成田空港、福岡空港、中部国際空港で、本来、日本にいないネッタイシマカが発見されています。
成田空港ではメスの成虫2匹、福岡空港では幼虫が1匹捕獲され、中部国際空港では卵10個が確認されました。

蚊の駆除に関して新しい技術も開発されています。

花王が開発したのは、殺虫剤を使わずに蚊を駆除する技術です。
蚊の体の表面には油分があり、水をはじくことができます。
水をはじくことで雨などに濡れることなく飛ぶことができますが、油と混ざり合う性質がある界面活性剤水溶液を使うことで蚊を濡らし、飛べなくすることができるということです。

さらに、蚊を濡らすことによって、蚊が呼吸する穴(気門)が塞がり窒息。
殺虫剤を使わずに蚊を撃退することができるということです。
この技術は人体への影響はなく、蚊が耐性を持つこともないとのことです。

ヤマザキ動物看護大学の長島教授です。
「温暖化や人の動きによって蚊の生息域は拡大を続けている。今後耐性を持った蚊が日本で定着する可能性がある

(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年7月14日放送分より)

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