8日から富山空港の愛称が「富山高山すし空港」に変わった。
空港の愛称の先駆けとされるのは1997年、大館能代空港の「あきた北空港」だ。大館と能代、2つの地域名を並べた正式名称よりも、秋田県北部の玄関口だとひと目で分かる名前にしたいと命名されたという。
そして空港愛称を全国区にした成功例が、2005年の開港、中部国際空港の「セントレア」だ。「セントラル」と「エアポート」を組み合わせた造語で、その後アンケートでも「かっこいい」と高評価。さらに2026年、国際的な空港評価の地域空港部門で12年連続世界一獲得するなど愛称として定着した。
これに続けと、「北海道のまん中・旭川空港」「おいしい山形空港」「おいしい庄内空港」「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」「隠岐世界ジオパーク空港」「鳥取砂丘コナン空港」「米子鬼太郎空港」「大分ハローキティ空港」「出雲縁結び空港」「徳之島子宝空港」と各地で愛称がつけられた。
では「マリンエア」はどの空港かというと、正解は神戸空港。など、国内にある97の空港のうちABEMA的ニュースショーが調べただけでも30以上の空港に愛称がつけられている。
しかし、狙いすぎて採用に至らなかった愛称もある。それが茨城空港だ。2020年、茨城空港を海外向けの愛称として有識者会議が提案したのが「Tokyo Ibaraki International Airport」だった。しかしネットでは「東京を名乗るのは無理がある」「距離的に誤解を招く」「茨城の誇りはどこへ?」と反対意見が相次ぎ、茨城県は「Tokyo」を外して、最終的に「Ibaraki International Airport」となった。
そんな中、アメリカではフロリダ州の「パームビーチ国際空港」が、「ドナルド・J・トランプ国際空港」に変更された。しかも、これは愛称ではない。正式名称そのものを変える「改称」だ。空港識別コードまで「PBI」から、トランプ氏のイニシャル「DJT」に変更された。トランプ大統領はSNSで「世界屈指の素晴らしい空港になるだろう」とコメントしている。
那覇空港にも愛称を求める運動がある。その名も「飛び安里空港」。飛び安里とは、18世紀後半、ライト兄弟より100年以上も前に空を飛んだと伝わる沖縄の人物だ。その偉業を世界に広め、町おこしにつなげようと2020年、沖縄本島南部に位置する南風原町議会が正式に意見書を提出した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)