職員らに対するパワーハラスメントが認定された横浜市の市長は13日、初めて議会で質疑に応じ、「あってはならない行為であったと重く受け止めている」と陳謝しました。
◆議会で陳謝 「あってはならない行為」
横浜市の山中竹春市長は先月、弁護士らによる調査で、市の幹部職員らに対する「書類を投げつける」「怒鳴る」などの複数のパワハラが認定されました。
議会では13日、市長に対する初めての質疑が行われています。
「本当に申し訳ございませんでした」
「学校におけるいじめと本質的に同じ構造を持つ行為だと思っていまして、どのように認識されているか、伺います」
「今回あってはならない行為であったと、重く受け止めております」
山中市長は続投する考えですが、すでに一部の会派が不信任決議案の提出に向けた準備を始めたと発表しています。
議会での質疑を踏まえ、各会派がどのような対応をするのかが焦点となります。
(8月13日12:00更新)
◆告発した男性「きちんと受け止めてほしい」(7月)
告発した当時の人事部長の久保田淳さんは会見を開き、「ここまで酷い言動が繰り返されていたとは想像を超えていた」と話し、「極めて適正な調査結果。ここまで断罪された市町村長がいたのかということを、ご自身としてきちんと受け止めていただきたい」と話しました。
(7月30日)
■横浜市長のパワハラを認定 告発の男性「適正な結果。きちんと受け止めてほしい」
◆“認定”受け市長「自分自身を見つめ直す」(7月)
「改めて市民の皆様にもご不安を与えたことをおわび申し上げます」
これまで第三者として調査をしてきた弁護士らは7月30日、「圧倒的に優越的な地位にある市長が多岐にわたる不適切な言動を日常的・継続的に行っていたことは極めて深刻である」などと指摘し、ほかの職員も含めた複数のパワハラを認定したと発表しました。
これを受けて山中市長は会見を開き、「報告された内容について極めて重く受け止める。自分自身を見つめ直さなければいけない」とコメントしました。
そのうえで、「第1に緊急性のない時間外の連絡は行わない。第2に市長室への出禁と評価されることのないようにする。第3に人事については客観的な評価基準に基づく、公平公正な運用を徹底する」とする3つを実施していくとしました。
山中市長は、続投に意欲を見せています。
「ハラスメントを許さない組織を私自身が作り上げなければならない。今回の問題で最も求められていることだと思う」
(7月30日)
■【速報】複数のパワハラを認定された横浜市長会見 ■“パワハラを認定”で横浜市長が謝罪
◆“パワハラ”と認定 「指導ではない」第三者調査(7月)
横浜市の山中市長が市の幹部に「切腹だ」と暴言を吐くなどしたとして告発された問題で、第三者による調査の結果、複数の言動がパワーハラスメントと認定されました。
市は、3月から第三者による調査を開始していましたが、担当した弁護士3人が複数のパワハラを認定したとする報告書を議会に提出しました。
「誘致できなければ切腹だ」とする市長の発言では、「聞いた者にとっては職を辞さなければならないなどと想像することは容易」としました。
また、複数の職員に対し日常的に怒鳴るなどしたことについては「指導ではなく感情を害したことの発露」としています。
「職員は市長の機嫌をうかがうことに終始し、入室前にきょうの機嫌はどうかとチェックし合うなど、心理的安全性が損なわれ、組織全体が極度に萎縮する事態を招いている」
(7月30日)
■横浜市長の“パワハラ”認定 「指導ではない」第三者調査■7項目で横浜市長のパワハラ認定 「怒鳴る」「書類投げつける」のほかに侮辱発言
◆パワハラ疑惑 第三者の調査開始(3月)
横浜市の山中竹春市長(53)は、パワーハラスメントの疑いがある暴言などを繰り返していたとして、1月に市の久保田淳人事部長に告発されていました。
横浜市は3月16日、第三者による調査を開始したことを明らかにしました。
調査では、弁護士3人が職員らへの聞き取りなどを実施し、3カ月後をメドに結果を公表する予定です。
山中市長はこれまで「一部行き過ぎた言動があった」として告発内容の一部を認めていますが、容姿に関する誹謗(ひぼう)中傷や職員に書類を投げるといった内容については否定しています。
(3月16日)
■横浜市長のパワハラ疑惑 第三者の調査開始 人事部長が告発 一部認めるが否定内容も
◆市長がハラスメント研修受講(1月)
市の幹部職員からパワーハラスメントと疑われる言動を告発された横浜市の山中市長が告発後にハラスメント研修を受けたことを明らかにしました。
横浜市の山中竹春市長は22日の定例記者会見で、市の幹部職員からパワハラと疑われる言動を告発された件について「市のコンプライアンス責任者から独立性・中立性を担保した形での調査の検討準備に入りたい」という報告を受けたことを明らかにしました。
そのうえで、「調査の依頼があった場合は真摯に対応する」としました。
また、再発防止に向けて20日にハラスメントの専門家から約1時間の研修を受けたとし、「言動に至らない点があったということを認識して、より一層、言動に注意を払わないといけないと感じた」と述べました。
今後も研修を複数回、受講していくということです。
(1月22日)
■横浜市山中市長ハラスメント研修受講 「パワハラ調査あれば真摯に対応」
◆市長の反論に人事部長「分かっていない」(1月)
山中市長の会見を聞いた久保田人事部長は「本質が分かっていない」と取材に応じました。
「言葉の問題じゃないよと。人を大切にすることだよということが分かっていない。明確な証拠がなさそうものについては認めない方向というのが少し感じられる」
(1月16日)
■横浜“パワハラ”告発の人事部長 市長反論受け「本質分かっていない」
◆市長が謝罪も…「承知していない発言ある」 (1月)
「行き過ぎた表現があったことについては真摯に受け止めなければならない」
1月16日に山中市長は「容姿や外見に関する誹中傷は行っていない」と反論しました。
(1月16日)
◆市の人事部長が告発(1月)
横浜市の人事部長・久保田淳さんは1月15日、神奈川県庁で会見を開き、横浜市の山中竹春市長が暴言や中傷などパワーハラスメントの疑いがある言動を繰り返していたと訴えました。
「(国際会議が誘致できなければ)切腹だぞと言われ被害を受けてきました」
「市長室で外務省の方が視察に来るということで、私は事前報告をした際に『何でそんな大変なこともっと早く言わないんだよ』ということで怒鳴られて、机をたたいて、書類をパーンと返すように投げられた」
銃を撃つようなしぐさで脅されたこともあったと主張します。
「あとはやっぱりこれですね。お前裏切ったらこれ(手で銃の形)だぞという。俺との会話を録音したら許さないと、お前録音とかしてねえだろうな、やったらこれ(撃つ)だからな、みたいなこういう文脈ですね。その時が初めてじゃなくて、同様に市長室で一対一でいる時に、こういうこと(銃)を3回くらい、銃撃ポーズをされたということですね」
前副市長に対しては「ダチョウ」と呼んで「ポンコツだから。バカだから」とけなすような発言もあったといいます。
市議会の横山正人議員に対してはー
「『何で来ているんだよ、あのデブ』『2頭身か気持ち悪い』『死ねよ』『あっ、言っちゃった心の声が』と、確か言っていたと思うんですが、というような発言がございました」
パワハラ疑惑が報じられた山中市長の1月11日時点のコメントです。
「今回、事実関係として私として承知していない、または認識のない発言を一方的に公表されたことは極めて残念です。まず、外見や容姿について中傷するようなことはありません」
なぜ告発に至ったのでしょうか。
「私は、やはり人事部長ですから、それを止める立場、助ける立場だということで、ここはやっぱり逃げちゃいけないんじゃないかと。横浜市民の皆さまや市会議員、われわれ職員から尊敬されるような言動に改めていただきたいということで、市長の交代とか退陣を求めるものでは一切ありません」
(1月15日)
■「誘致失敗なら切腹だぞ」 横浜市長にパワハラ疑惑 人事部長が実名で告発■「人間のクズ」「ポンコツ」現役の人事部長が実名告発…横浜市長“パワハラ”疑惑■“市長のパワハラ”を実名告発 横浜市長は否定












