イベント会場や駅などで女性用トイレに長い行列ができることが問題となっています。これを改善しようと、国土交通省が初のガイドラインを公表しました。重視したのは、男女の待ち時間の平等です。
個室を増やす 最も効果的と
「大きい駅の時に結構並ぶことが多くて。(子どもがいると)並ぶ時に時間かかってしまって、ぐずっちゃうので」
「(トイレに)1時間近く並んだことはあります。ライブでちょうど1時間前くらいに並んだんですけど、開演ギリギリになって焦りました」
女性用トイレにできた長い行列。一方、男性トイレはというと…ガラガラ。駅やイベント会場でよく見かける光景です。
こうした問題を改善しようと先月、国土交通省は初めての指針を公表しました。
「トイレの行列問題の改定に向けたガイドラインの決定を行いました」
ガイドラインでは、男女問わず快適にトイレを利用できるよう、待ち時間が平等になることが重要だと指摘。女性トイレの個室を増やすことが最も効果的だとしています。
「可動式の壁」導入も
番組は、実際に個室を増やす対策を取っている現場を取材しました。
群馬県にある高崎芸術劇場は、客席が2000を超える大劇場。オーケストラから歌舞伎まで、幅広いジャンルの公演が開催されています。
ここの女性トイレは、混雑緩和のためにある対策がされているんです。早速、見せてもらいました。
松澤花さん
「実はこちら壁が可動式となっていまして動くんです」
壁のネジを回すと、動いて、個室が増えました。
女性トイレの壁が可動式になっていて、男性トイレとつながっていました。壁を動かすことで、最小20個の女性トイレの個室を最多で26個まで増やすことができます。
さらに、トイレの入り口と出口を分け、一方通行にすることで利用客の流れを整理し、混雑を緩和しています。
男性用を女性用に一時転用
東京・渋谷区にある新国立劇場でも対策を行っています。案内してもらったのは、男性トイレです。
佐藤和人課長
「男性用お手洗いを一時的に女性用に転用する時は、プレートがくるんとひっくり返るようになっていて、これで一時的に女性用のトイレとして使います」
プレートをひっくり返すだけで、男性用が女性用に。女性客が多いと見込まれる公演では、あらかじめ男性トイレの表示を変更し、女性トイレとして運用しています。
さらに、こんな工夫もしています。
トイレの案内板には、個室の数が表示されています。利用客は行列の進むスピードが速い、個室が多いトイレを選ぶことができるというわけです。
国交省のガイドラインでは、個室の数だけでなく、個室内での化粧やスマートフォンの利用を抑制することも重要だとしています。
(2026年7月31日放送分より)








