すでに多くのニュースが流れていますが、きょう3日(月)は熊本で観測史上初の40℃が予想されています。熊本では過去に経験したことがない暑さです。熱中症にはくれぐれもご注意ください。
熊本で40℃となる要因は?
熊本では去年までの観測史上最高が38.8℃でした。一気に1℃以上記録を更新して40℃に迫るのはなぜでしょうか。一つの要因が台風13号です。台風の上昇気流が北に移動して日本付近で下降気流となり高気圧を強めています。
もう一つの要因が風向きです。通常、夏の主役である太平洋高気圧は日本の南に位置しています。高気圧は時計回りの風が吹くため、熊本には南西風、つまり比較的涼しい海からの風が吹き込みます。ところが、きょうは高気圧の中心が東シナ海にあります。また日本の南海上には台風13号が近づいています。これらの影響で熊本には陸地で熱せられた北または東からの風が吹き込みます。熊本の北や東には高い山がそびえているため、フェーン現象の効果も顕著になってきます。さらに九州周辺の海水温の高さなどの要因も加わって、観測史上初めての40℃が予想されています。
酷暑のあとは雨と強風に
暑さのピークは3日(月)とみられていますが、38℃前後の危険な暑さは6日(木)ごろまで続く見通しです。その後、週の後半は地震後はじめての本格的な雨が予想されています。台風13号の湿った空気が九州に入り始めるためです。宮崎方面から流れ込む湿った空気は、県境付近の山でまとまった雨を降らせるため、熊本県で大雨ということはありません。ただ、長く降り続くことはなくても短時間に強く降る夕立タイプの雨が降りやすくなります。大きな地震の後なので少しの雨でも土砂災害には十分にご注意ください。
また、台風が近づくことで風も強まります。通常では問題ないレベルの風ですが、地震で倒壊しかけているような建物は、この風が最後の一押しとなってしまうかもしれません。危ない建物には近づかない方が安心です。強風で瓦礫から塵や埃も舞いやすくなるので、復旧活動の際はマスクなども活用してください。



