お寺の参道に並ぶ鈴が突然、鳴り始めます。風はなく人影も全くありません。逆に強い風が吹いた時には、鈴が鳴らないという摩訶不思議な鈴です。「一体どうなっているのか」と参拝者も驚き、首をかしげます。
また、住宅街で見つけたのは「0の通り」と大きく書かれた案内標識。その先には「1の通り」「2の通り」と順番に続くのですが、「0」ってどういうこと?道があるのに“ない”とは幻の通りなのか。
さらに、道端に大量に集められた奇妙な形の石を発見。しかも、この奇妙な光景は近くに何カ所も存在。一体何のために?
フシギ調査隊が真夏のミステリーの真相を追跡します。
勝手に揺れて鳴る「謎の鈴」
「どうなっているの?」
「まさかと思って、びっくりしました」
運気が上がると言われる寺の境内で、参拝者がフシギな現象を目撃していました。
「動いている。鈴の音がします」
フシギなのは…。
「風もないのに揺れて鈴が鳴る」
風もなく、人影もないのに勝手に揺れて音が鳴る「謎の鈴」。ミステリーの正体を追跡します。
怪奇!?風がないのに…
福島県南相馬市にある1872年創建の円明院。久保田アナが目撃情報のあった場所へ向かいます。
この日はロープが揺れておらず、鈴は鳴っていませんでした。鈴が鳴る時と鳴らない時。この2つに、どんな違いがあるのでしょうか?久保田アナが注目したのは…。
道路などの振動が木に伝わり、ロープを揺らしているのではないかと推測します。別の日に訪れてみると、参道から鈴の音が聞こえ、揺れていました。
この時も風はなく、人の姿はありません。鈴が鳴っている時、木に触れてみると、振動していませんでした。
久保田アナがさらにロープをたどっていくと…。
そこでは海風が吹いていますが、近くのロープや鈴は揺れていません。
なぜ風がないと鈴が鳴る?
では、どういう時に鈴は鳴るのでしょうか?円明院の住職・泉智教さんに聞いてみました。
なんと風が吹かないほうが鈴が鳴り、風が吹くと鈴は鳴らないのだといいます。鈴が鳴っていない時に風速を測ってみると、風速1.5メートルと少しだけ風があります。
鈴が鳴っている時は風速は0メートルを示しました。一体、なぜ風が吹いていない時にだけ、ロープが揺れて鈴が鳴るのでしょうか?
「科学では証明できない何か?」
「目に見えない力?」
「フシギな動き」
そこで、振動を研究する専門家、日本大学理工学部機械工学科の渡邊亨教授に映像を見てもらいました。
風がない時には、わずかな空気の流れがロープの上下に渦を作り、渦によって上下に引っ張られるので、揺れて鈴が鳴りますが、強い風は向きがバラバラで渦ができないため、鈴は鳴らないのだといいます。
条件がそろった時にだけ聞こえるフシギな鈴の音は、今では良いことが起きる前兆だと言われているそうです。
幻の道?「0の通り」
続いての真夏のミステリーは、京都府宇治市。線路沿いの住宅街にフシギな標識があります。
「標識がある。0の通り?なぜ、ここを0にしたんだろう。0って何?」
家も道もあるのに「0」?幻の通りなのか?「0の通り」と名付けられたヒミツを追跡します。
数字が付いた通りは、どこまで続いているのでしょうか?
木に隠れていますが、『11の通り』までありました。線路沿いの0から11の数字が振られた通り。住宅街なのに、なぜ数字が決められているのでしょうか?
しかし、数字が振られた通りに商店街の面影はなく、どの道も住宅が立ち並びます。住民に聞いてみました。
「(Q.『4の通り』の酒屋に聞いたら分かる?)分かります。ナガフクさん」
「ミステリー標識」の謎
そこで「4の通り」にある酒屋さんに行き、話を聞いてみることにしました。和洋酒のナガフク・永福富美子さんは、こう教えてくれました。
この地域の番地は数字が順番に振られておらず、隣同士でも番地がバラバラ。番地で家を探すと必ず迷うと地元では有名で、配達員などのために道に数字が振られているといいます。
酒屋さんの名刺には、番地の後に「4の通り」と記載されていました。
では、なぜ1からではなく、0があるのでしょうか?この住宅街の町内会長・森田晋次さんに聞いてみました。
1960年代、人口が増えていたこの地に新駅ができるという構想があり、道路がなかった場所に大通りが作られました。
当初は「駅前通り」となる予定だったそうです。しかし…。
1970年代に入り近くに集合住宅の開発が進むと、その近くに「向島駅」ができたため、住宅街の大通りだけが残ってしまいました。
駅がないのに「駅前通り」とは言えないため、すでにあった1の手前ということで「0の通り」と名付けられたのだそうです。
集められた「奇妙な石」
最後の真夏のミステリーは…。
「大きな木があって、その下にすごい数の石が並べられている」
鳥居の奥にあったのは、地面を埋めつくす奇妙な形をした石です。
「長方形の縦長で、家にも見える。家っぽい?」
さらに、謎の石の前には丸い石がまとめて置いてあります。突如現れた大量の奇妙な形をした石。追跡すると、意外なワケがありました。
「謎の石」意外な正体
そこは、千葉県成田市の道端。
情報を集めるために、住民に聞いてみました。60年以上在住という人は、こう話します。
1キロほど離れた場所に、久保田アナが行ってみました。
ここにも、家のような形をした石が並べられていました。さらに、成田市以外にもあるそうです。
3カ所とも街路樹の根元に石が置かれていて、目の前が分かれ道になっています。一体、なぜ分かれ道に石をまつっているのでしょうか?久保田アナの推測は…。
さらに、この場所の石には…。
道祖神と丸い石の関係は?
道祖神とは「道の神様」で、街の病や災いを防いでくれると言われています。一般的には村の境界や道の分岐点に置くことで、悪霊や疫病の侵入を防ぐ役割があるそうです。
では、なぜこの場所には大量の道祖神と丸い石が置かれているのでしょうか?近くにある1212年創建のお寺で聞いてみました。楽満寺の住職・正岡宗之さんはこう話します。
かつてこの地域では丸い石を持って帰り、具合の悪い場所に当てるなどしていました。よくなったら返す時は、お礼に石屋などで作った道祖神を一緒に奉納するのだといいます。
では道祖神がまつられている場所に、木があるのはなぜでしょうか?
いつの時代まで続いた風習かは、住職にも分からないといいます。多くの参拝者が感謝の印に奉納した大量の道祖神。その結果、ただの街路樹が御神木になったそうです。
(2026年7月31日放送分より)























