社会

ABEMA TIMES

2026年8月6日 19:45

「特別な日ではなく当たり前の日」81回目の“広島原爆の日” 広島出身キャスターが語る平和学習のリアルと 「被爆体験を直接聞ける最後の世代」子ども代表が語った力強い覚悟

「特別な日ではなく当たり前の日」81回目の“広島原爆の日” 広島出身キャスターが語る平和学習のリアルと 「被爆体験を直接聞ける最後の世代」子ども代表が語った力強い覚悟
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 2026年8月6日、81回目の原爆の日を迎えた。ニュース番組『ABEMA Morning』では、広島県出身のABEMA News 楪望キャスターとテレビ朝日の堂真理子アナウンサーが、この日8時から行われた「平和記念式典」の模様を伝えた。

【映像】「事実として受け止める使命」子ども代表が語る力強い覚悟

 毎年、式典の様子をみているという堂アナウンサーは、強く印象に残っていることについて、平和への誓いを述べる子どもたちの言葉だと明かし、戦争を実際に体験したことがない世代が増えていく中、若い世代、子どもたちがきちんと歴史を知って、それを伝えていくことが本当に大切だと毎年感じるとコメントした。

楪キャスター「8月6日は特別な日ではない」

 楪キャスターも同意した上で、毎年8月6日、どのような気持ちで迎えているかを語る。

「物心ついた時から広島に住んでいると、8月6日って、当たり前のように祈る日であるし、心が痛む日でもある。だから、特別な日というよりも、当たり前の日だったなと。今日もそうだが、広島市内の小中学校は登校日の日も多い。おそらくもう登校して、8時15分、原爆投下の時刻には、皆さんで黙祷して、今日1日は平和学習をする、そんな1日になっていて、それが当たり前のように育ってきた」( 楪望キャスター、以下同)

「8月6日というのは意識をしなくても、今年もこの日が近づいてきたなという思いになる。81回目というのが、これが81回も経っているのか、まだそうなのかというのは、毎年考えさせられる」

 式典では、広島市長による平和宣言、子ども代表による平和への誓い、そして就任後初となる高市総理の挨拶などが行われた。

 今年は原爆ドームが世界遺産に登録されてから30年という節目の年になる。広島市の中心部に残っている原爆ドームがどのような存在であったか楪キャスターに聞いた。

「例えば、バス停も原爆ドーム前という停留所があったり、生活の中に溶け込んでいる。もちろん負の遺産ではあるのだけれど、当たり前のようにあって、そしてなくてはならない過去のこと、そして今現代に生かされていることを教え続けてくれる存在ではあるなと改めて30年という節目の年で思う」

子ども代表による平和への誓い

 平和への誓いでは、今年の子ども代表は、高須小学校6年の柿崎由宇さんと高南小学校6年の河野和希さんが力強いメッセージを伝えた。

「私たちには、被爆体験を直接聞くことができる最後の世代として、当時の記憶を事実として受け止める使命があります。目をそらさず知ろうとすること、悲しい現実でも向き合うこと。そこには、生きたかった人々、生き続けた人々の思いがあります」(柿崎由宇さん)

「私たちには、広島の子どもとして行動する責任があります。相手の気持ちを想像し、意見の違いがあっても認め、受け止めること。平和への思いを自分なりの方法で表現すること。1人1人の小さな行動が平和への後押しとなります」(河野和希さん)

 今年で81回目の式典を迎えた中で、これからの歴史の継承の仕方について楪キャスターが述べた。

「8月6日の夜は毎年灯籠流しというものが行われる。初めての催しがかけあわせて行われる。歩行者空間にしてライトアップを行ったりピースキャンドルや映像の投影を行い、街全体で平和への願いを体感する今の時代らしい取り組みだと思う。今年、原爆ドームが世界遺産で30年を迎えて、原爆ドームが当時のことをそのまま伝えてくれる。そういったものだったり記録だったり記憶など、当時のものに敵うものはないと思う。継承していくという意味では」

「ただ、デジタルも革新していてVRやAIで継承という方法もどんどん増えてきている。今日の夜の催しも新しい取り組みなのかなと考えると、いわゆる戦争遺跡と呼ばれるものと、今新しくどんどん生まれている令和の継承の仕方が合わさることによってもっと後世に新しい形で伝えていける。それが81回目の原爆の日であり、81年経ったからできることなのかなと思う。広島について興味を持ってくれる、知ってくれることが継承になると感じた」

(『ABEMA Morning』より)

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