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熊本地震で課題となるのが、1万7000棟を超える被害に遭った「住宅の再建」です。復旧に向けて支援に取り組む自治体を密着取材しました。
「罹災証明書」現場に密着
八代市住家被害認定調査本部です。実際に現場に出て調査を行う前のレクチャーが、この部屋で行われています。県外から派遣されたスタッフが話を聞いています。
八代市役所に集まっているのは、県外の自治体から派遣された職員です。
住宅被害の調査に同行させてもらいました。
震度6強の揺れで、住宅がどの程度被害を受けたのか、自治体が調査します。
「全壊」や「半壊」など地震で受けた被害の程度を6段階で判定して、「罹災(りさい)証明書」を発行します。
「罹災証明書」をもとに住人は公的支援を受けられるため、迅速な調査が求められています。
熊本県では、地震で被害を受けた住宅が1万7000棟以上に及んでいます。
こちらの住宅は、「全壊」の判定になるといいます。
大阪府から派遣された職員
「1階部分がすべてつぶれている状態。一瞬で見て『全壊』と判断ができる。全壊調査の対象として登録する」
「1階部分がすべてつぶれている状態。一瞬で見て『全壊』と判断ができる。全壊調査の対象として登録する」
民間企業の協力を得てタブレットを導入し、作業の迅速化を図っています。
大阪府から派遣された職員
「危ないので、注意しながら進めないといけない。十分注意して」
「危ないので、注意しながら進めないといけない。十分注意して」
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住宅再建へ動く自治体
被害が甚大な地域でも、住人たちが生活をしているのが現状です。
倒壊した家の住人
「本音を言うと住みたくない。解体して、更地にしてから考えようと」
「本音を言うと住みたくない。解体して、更地にしてから考えようと」
職員
「窓口で(罹災証明書の)申請をしていただければ」
「窓口で(罹災証明書の)申請をしていただければ」
倒壊した家の住人
「もう結構、解体費用がかかる。無理かと思っている」
「もう結構、解体費用がかかる。無理かと思っている」
八代市では、「罹災証明書」の申請をすでにオンラインで受け付けており、10日からは役所の窓口でも始めるといいます。
大阪府から派遣された職員
「全壊家屋を先におさえ、後は一軒一軒詳細な調査に入る。少しでも早く生活再建につなげるため、調査に力を入れていくと聞いている。少しでも役に立てればと」
「全壊家屋を先におさえ、後は一軒一軒詳細な調査に入る。少しでも早く生活再建につなげるため、調査に力を入れていくと聞いている。少しでも役に立てればと」
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住宅全壊で叔父が犠牲に
八代市では、住宅が全壊して命を落とした人もいます。
岩田萌々花さん(25)
「すでにこの状態になっていて。中には地震当時4人いた。4人で暮らしていて」
「すでにこの状態になっていて。中には地震当時4人いた。4人で暮らしていて」
岩田萌々花さん(25)。自宅の隣に住んでいた叔父の圭司さん(45)が、築100年ほどの住居の1階に閉じ込められ、亡くなりました。
「『たかおっちゃん』と、いっぱい呼んだ。そしたら『コンコン』と返ってきた。声が出せない状態であることが同時に分かったので、1秒でも早く助けてあげないと。すぐに救急車、119番に連絡したが、なかなかつながらなくて」
中にいた4人のうち3人は助かりましたが、叔父の圭司さんは翌日の午前3時ごろ、心肺停止で見つかりました。
「小さい時から、すごく可愛がってもらっていて。本当にすごく家族愛のあふれる優しい“おにいちゃん”だった」
「亡くなった後、唯一たかおっちゃんとつながれると思って電話かけたが、もちろん電話もかかってこないし」
「(Q.電話は家の中に?)この中にある」
「亡くなった後、唯一たかおっちゃんとつながれると思って電話かけたが、もちろん電話もかかってこないし」
「(Q.電話は家の中に?)この中にある」
家族の介護をしていた叔父は、スニーカーが好きだったといいます。
「たかおっちゃんが頼んでいて(地震後に)届いた靴」
「岩田圭司宛ての荷物は、これが最後なのかと思うと、改めて現実を突きつけられる。最後の荷物だと思って、大事にしたい」
「岩田圭司宛ての荷物は、これが最後なのかと思うと、改めて現実を突きつけられる。最後の荷物だと思って、大事にしたい」
(2026年8月7日放送分より)
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