沖縄本島北部を直撃した台風13号。名護市では最大瞬間風速42メートルという非常に強い風を観測しました。避難指示が出されている自治体もあり、警戒が必要な夜となっています。さらに、週明けにかけて、15号が北日本に近付く予想で、ダブル台風がお盆休みに影響を及ぼす恐れがあります。
沖縄で停電約1万5000戸
「午後6時半の名護市では暴風雨が吹き荒れています。降っている雨が全て風に流されています。そのせいで非常に視界が悪くなっています」
市内を走ると、至る所に折れた枝が散乱しています。沖縄県名護市では停電も起きていました。
「電気をつけてもつきません。停電は2時間ぐらい続いています」
沖縄電力によると、台風の影響で7日午後9時現在、約1万5000戸が停電しています。食材が入る冷蔵庫が気になります。
「こちらの冷蔵庫も停電しています」
停電から4時間。改めて取材していると。
「今もまだ…あっ。今、回復したっぽいです。電気が今、戻りましたね」
ただ、この後も心配は尽きません。
「この後、また風が強まるようなら、また停電する可能性があるかもしれない。食品が冷凍庫とかにあるので、ダメにならないか心配です」
午前9時。台風13号は、鹿児島県奄美市で猛威を振るっていました。海のように冠水した道路には、風で飛ばされてきたのか、ゴミ箱が浮かびます。奄美市や徳之島町などでは合わせて4万5700世帯に避難指示が出されました。建物への被害も確認されています。
「建建物は鉄骨がむき出しになっていて、残された外壁も、風が吹くと大きく揺られています」
外壁は高さ約4メートル、幅5メートルに渡って崩落しました。また、相撲道場のやぐらが潰れるなどの被害が出ています。
沖縄で最大瞬間風速42m
奄美市では、最大瞬間風速42メートルを超える非常に強い風が吹きました。
大型で(非常に)強い台風13号は時速15キロ、自転車ほどのゆっくりとした速度で沖縄本島の北を進んでいます。シャッターは降ろされ、人影もまばらな国際通り。
「太い枝の部分が折れて、完全に歩道を塞がれています。車道にはみ出してしまっていますね」
市内では7カ所で自主避難所を開設。テントには33世帯、41人が身を寄せています。
「今回の台風は大きく勢力が強いし、長期間滞留しているので皆さん心配している」
「家にクーラーもないし、扇風機はあるけれど、扇風機だけでは暑さをしのげないので。こっちは涼しいから涼みに来ました」
(Q.家にいるより安心)
「安心です」
午後3時。雨風は特に北部で激しさを増します。切り裂くような音を立てて吹き荒ぶ雨と風。名護市では、最大瞬間風速42メートルを記録。これは走行中のトラックが横転するほどの非常に強い風を意味しています。
雨雲レーダーの様子をみると、午後1時ごろから北部を中心に長時間、居座り続けているのが分かります。気象庁は、今帰仁村や東村などに『レベル4大雨危険警報』を発表しました。これまでに7人がけがをしているということです。
東北などを直撃か「台風15号」
ただ、警戒が必要なのは沖縄だけではありません。東の海上で日本に向けて進路を取っている台風15号。過去、同様のコースを辿った際には、護岸が崩れ落ちるなど大きな被害が出ました。
今回の台風15号が東北の太平洋側に上陸すれば、4回目となる稀な例となります。お盆休みを前に、今後、2つの台風情報に注意する必要があります。