警察官による拳銃の発砲が相次いでいます。警棒では制圧しきれない場面がある一方で、拳銃の使用が命に関わる可能性も。その「間」を埋める装備の必要性が今、指摘されています。
相次ぐ警察官の発砲
迫り来る男に向けて銃口を向けるイギリスの警察官。
男は倒れましたが、実はこれ拳銃ではなく殺傷能力の低いテーザー銃という装備です。
その背景にあるのが…。
「撃つぞ」
「下ろせ」
4日、大阪・河内長野市。警察官が男に刃物を捨てるよう警告し、威嚇射撃をしましたが、刃物を持ったまま警察官に向かってきたため、2発目を発砲。銃弾は男の左胸に命中し、その後、搬送先の病院で死亡しました。
大阪府警は、発砲について「要件は満たしている」とする一方、詳しい状況を調べています。
警察官による発砲は、先月、熊本でも。
「武器下ろせ。下ろせ」
刃物を突きつけた男に警察官は威嚇射撃も含め、あわせて4発発砲し、うち2発が容疑者に命中。県警は「拳銃の使用は適正だった」としています。
こうした事件が起こるたび、拳銃の使用について議論が繰り返されます。刃物などを持った危険な相手を警察はどう制圧したらいいのでしょうか。
致死性低いテーザー銃
海外では拳銃よりも致死性が低いテーザー銃が導入されています。
画面左奥から走ってくる車。そのまま、右側に止まっていた保安官の車に突っ込み、外にいた保安官も車に巻き込まれます。
車から降り、保安官に迫ってくる男。緊迫した状況で、保安官が取り出したのが「テーザー銃」です。
発射すると、男は固まったようにまっすぐ倒れこみました。
テーザー銃は、ワイヤの付いた電極を発射し、電流を流すことで相手の動きを制圧するための装備です。
アメリカやイギリスの警察などで広く使用されていて、「拳銃などに比べ致死性が低い装備」と位置づけられています。
一方、日本の警察官が現場で使える装備について、元・埼玉県警捜査1課の佐々木成三さんは次のように話します。
日本でも“致死性が低く、制圧力の高い”装備が必要ではないかと指摘。ただ、導入には課題もあると話します。
(2026年8月9日放送分より)




