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2026年8月12日 16:00

林真理子さん「70代は神様から与えられた特別な時間」人生を楽しく生きるコツとは

林真理子さん「70代は神様から与えられた特別な時間」人生を楽しく生きるコツとは
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作家の林真理子さんが70代の生き方について綴った著書が21万部を超えるベストセラーとなっています。
72歳の林さんは著書の中で、70代は神様から与えられた特別な時間であると書かれています。
自身の経験から得た70代を楽しく生きる術についてご本人に伺います。

■林真理子氏 最新著書“70代の生き方”話題に 幅広い読者層

林 真理子さんのプロフィールです。

1986年、『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞
2022年、脱税事件による前理事長の逮捕を受け、母校・日本大学の理事長に就任しました。
2026年6月、4年務めた日大理事長を退任されています。

5月に発売した著書『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』を執筆されたきっかけです。

2024年、林さんは70歳を迎えましたが、お祝いパーティを断るなど、気持ちが晴れなかったということです。
ある日、昼食をとっているときに肉団子を落として、服にシミを付けてしまいました。
これをきっかけに、「老いと向き合わなければならない」と感じ、執筆に至ったといいます。

林さんです。
「70代は頭もカラダもまだ大丈夫。それなりに蓄えもできている。神様から与えられた特別な時間。でも、これまでと全く同じことをしていたらダメ。できないことを諦め、楽しいことを大事にすべき

林さんの著書ですが、70代に限らず幅広い年代に読まれています。

読者を年代別に表したものです。
70代が37%と最も多いですが、60代も36%と多くの人に読まれています。
50代は14%、80代以上は6%、40代は4%となっています。

読者の声です。

59歳女性
「来年60歳になるが、林さんが書いているように『そういうふうに生きてきたし、そういうふうに生きていくつもりだから』と誰に媚びることも無く言える60代を過ごしたいと思った」
60歳女性
2年ほど前から、まんじりともしない不安が湧くようになった。第一の理由は、『生き方モデルの不在』だろう。我が身が40代、 50代になるにつれて探すのが難しくなってきた。本を読んで『そうそう、そうだよね』と元気になった」
72歳の方
「同じ年の私は、どの部分も強くうなずき納得。ただ突っ走って来たばかりの我が身を顧みて、大事な70代を過ごしたいと思った」
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■70代「まだまだ活力」 昔と違う 変化するシニアの意識

林さんから、70代の方々へのアドバイスです。
「まだまだ活力ある70代。まだまだ選択ができる時

街で聞いた、“今どき70代”の声です。

72歳女性
「昔は、おじいさんはおじいさん、おばあさんはおばあさんだったけど、今はえーっ!ていうぐらい、みんな若い
77歳女性
75歳の時にピアノを習い始めた。他にも、そば打ち、ケーキ・パン作りを習いに行っている。家にいたらボケちゃう」
79歳女性
毎日ジムに行っている。他にも、プールアクアビクス、ダンス、キックボクシングをしている。家でじっとしているのは好きじゃない」
73歳女性
「70代は好きなところに、好きな時に行ける。自由!最高!今年は箱根、函館に行った次は世界遺産に登録された奈良に行く

『老人』のイメージに対する意識も変化しつつあります。

60歳〜74歳を対象に、「『老人』は何歳から?」という意識について調査したアンケート結果を見てみると、40年前(1986年)は、71.5歳だったのが、現在は75.9歳まで上がっています。
『老人』は後期高齢者からという認識に変わっています。

女性への調査です。

1カ月におしゃれ用品(洋服・スキンケアコスメ・メイクアップコスメ・シャンプー・白髪染め)に使う平均額です。(40〜89歳の女性が対象)

全世代の平均額は9343円。
40代、8465円。
50代、8492円。
60代、8762円。
そして70代は1万899円と最も高くなっています。
平均額を約1500円上回り、おしゃれに気を配っていることがわかります。
80代は2番目で1万96円です。

スマートウォッチの利用率です。
(スマートウォッチなど、心拍数や歩数、睡眠の質などを測定できるデバイス)

1番高いのが、20代男性(17. 6%)。
その次が、70代男性(15. 2%)
30代男性(14. 6%)、20代女性(12. 6%)、40代男性(12. 4%)と続きます。

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■70代を生きる“2つの処世術”理事長時代の経験もヒントに

林さんの70代を生きる処世術です。

1つ目は『視点を変える』。
日本大学の理事長だった頃、アメフト部の違法薬物事件が発覚しました。
当時、矢面に立たされ、多くのバッシングを受けました。
自宅前には、毎日カメラマンの列ができて、大変な時期でした。

ある時、当時の総務部長から、
「理事長、これ本にするんでしょう。テレビ化する時の僕の役は、唐沢寿明でお願いします」と言われました。
それを聞き、それまでのモヤモヤが晴れ、林さんは、
「じゃあ、私の役は天海祐希」と冗談が言えたということです。

この経験から、辛くても「たいていのことは、生きていればいつか解決できる」と思考の転換が大事だと改めて気が付いたということです。

処世術2つ目は『嫌なことは脳から捨て去る』。
林さんは、
『時にこらえきれず、店員などに文句を言っても後に自己嫌悪に陥る
(こちらが正しくても)年寄りは白い目で見られがち。
だから、嫌なことは忘れるよう努める』と著書に書かれています。

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■シニアの仕事・お金事情「貯金崩す まだ早い」 林流マネー術

仕事やお金について、林さんから70代へアドバイスです。
貯金を切り崩すには、まだ早い。 仕事を簡単にやめてはいけない」

街で聞いた“今どき70代”の声です。

72歳男性
「週5日、毎日9時間、グラフィックデザインの仕事を続けている。将来の金銭的な心配もあるが、何より仕事はやっていて楽しい
76歳女性
「71歳から保育士の補助員をしている。子ども相手は、目が離せないし、頭も体も使う。ボケ防止にもなる。80歳ぐらいまで続けたい

収入を伴う仕事をしている人の割合をみると、一般的に65歳が定年ですが、65歳〜69歳では約6割、70歳〜74歳では、4割強、後期高齢者にあたる75歳〜79歳では3割強の人が収入を伴う仕事をしています。
70代では4割近くが仕事をしていることになります。

「何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいですか」と60歳以上を対象に質問を行った調査では、一番多かった回答は「65歳まで(23. 7%)」でしたが、僅差で「働けるうちはいつまでも(22. 4%)」が続きます。
「75歳まで」「80歳まで」「働けるうちはいつまでも」を合わせると、4割を超える結果でした。

林さんのマネー術です。
『新タケノコ生活』と呼んでいます。

▼林さんは日大の理事長に就任すると、(忙しくて小説が書けなくなり)収入が半分以下になってしまいました。
▼収入補填のため、バブル時代に買ったブランド品をこまめに売り
▼得たお金でほしかったものを購入
たけのこの皮を1枚ずつ剥ぐように衣類や持ち物を売って生活費を賄った戦後の暮らしになぞらえて、『新タケノコ生活』と林さんは呼んでいます。

林さんです。
貯金を崩すのは心理的にもつらい。この先 何があるか分からないし、そんなに人生うまくいくものでもない。貯められるなら貯めておかないと。今の時代、働こうと思えば仕事は絶対にあるはず。仕事を簡単にやめてはいけない
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■「楽しく無理せず」林さんに聞く“人付き合い術”

人間関係について、林さんから70代へアドバイスです。
「人付き合いは楽しく、無理せず

街で聞いた、“今どき70代”の声です。

77歳女性
「年を取ったら、人に合わせて食事に行くのも嫌で、ひとりで外食もする。無理に合わせたりしていたけど、もういいかなと
73歳女性
「昔から旅行が好き。今までは友人と行っていたが、相手がいると日時や予定をそろえたりと大変。今は一人旅だから気楽

近年、こうした「ひとりを楽しみたい」というシニアが増えています。

60歳から74歳を対象にしたアンケートでは、「仲間とより、ひとりで行動することが多い」と答えた人は、40年前は48. 7%でしたが、現在が66. 4%で、3人に2人が『ひとり行動派』となっています。
「ひとりで喫茶店、レストランなどに行きたい」と答えた人は、40年で約3倍に増えています

「『卒婚』してみたいですか」という質問には、全体で約4割、男性は約3割、女性だと約半数の人が『卒婚』の意向があると答えています。
(卒婚… 婚姻関係は維持しながら夫婦が自由に生活すること)

林さんの人間関係に関するマイルールです。

1つ目は、『無理して付き合う人とは、付き合わない

マイルール2つ目は、 『友人は10歳下を選ぶ。同じ世代とばかりつるまない』

(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年8月11日放送分より)

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