11日は山の日でした。富士山にも登山客がたくさん訪れましたが、台風15号の影響で山頂は荒れた天候となりました。
台風の影響 富士登山にも
11日午後5時半ごろの富士山頂。横殴りの風が吹き荒れ、視界が悪くなっていました。
9合目の山小屋前は風に加え、雨も吹き付けていました。登山口のある5合目付近でも…。
午後5時半ごろの富士山5合目です。手元の温度計を見ますと13.0℃と、冷たい雨が打ちつけています。土産物店では登山客が雨宿りしている様子が見受けられます。
夕方から降り始めた強い雨。台風接近を前に、土産物店では…。
「台風の対策でコンパネをはって、風で看板とか飛ばないように。来るとは思っていなかったので最初ちょっとそれていたんですけど、進路が真ん中にもろかぶっているんで、それで急きょ」
電動ドリルを使って板を張り付け、台風対策を行っていました。
レインウェアに身を包んだ登山客が下山してくる様子も…。
11日夕方、雨に見舞われた富士山ですが、日中までは穏やかな天気が続いていました。
2016年に制定され、今年11年目を迎えた「山の日」。11日も早朝から山頂を目指す多くの登山客が訪れていました。
「人生で1回はちょっと登ってみたかったので、山の日を狙って登りたかったので、きょうしかないなと」
ただ、気になるのは接近する台風15号。
「本当に危なかったら途中で引き返すつもり。無理はしないで登ろうかなと思っています」
「いろいろ対策はしてきているんですけど、何かあったら途中で下山しようかなとも考えている」
「8合目で様子を見て、危なそうだったら引き返そうかなって。無理はしないように」
登山客に安全指導
登山道の手前では、登山客に向けて安全指導が行われていました。
松本哲明主査
「きょう台風が来ていますので、時間が遅くになるにつれてどんどん風が強くなります。山の中、上に行くと遮るものがないので、すごく風が強くなって非常に危険ですので、できるだけ明るいうちに戻ってきてください」
山小屋に宿泊予約をしていない登山客に対して、早めの下山を指導していました。
「ここ5号目と山頂では、かなり温度差ができてしまう。特にきょうは台風が近づいてきて風が強いので、どうしても体感温度が下がってしまう。低体温症から身を守るためには暖かい服装をお願いしております」
昼の5合目はまだ風も穏やかでしたが、山頂では午後1時すぎ、強風で土煙が舞っています。
1時間後には、霧で視界が悪くなり、午後3時すぎには、登山客の姿は消えていました。
植田めぐみさん
「風速15メートルぐらいの風になると2〜3センチの小石なんかが宙を舞って飛んできますので、とても目を開けていられない状況。そういった状況の時には外に出ると大変危険なので、出ないようにしていますね」
こちらは、8日撮影されたご来光。うっすらと霧がかかり幻想的な空が広がっていました。
撮影したのは、登山シーズンに富士山頂に住み込み、情報を発信している植田さんです。台風が近づく富士山の状況について聞くと…。
約100人の宿泊キャンセル
11日午後6時半ごろの9合目では、日も暮れて、強い風が吹き荒れていました。
富士宮ルートにある万年雪山荘では台風の影響で、およそ100人の宿泊キャンセルが出たといいます。
午後6時半ごろに下山してきた女性はこう話しました。
「頂上にいたのは午前10時ぐらい。だんだん雲がいっぱいになってきて、スタッフの人たちがもう下山しないと風が強くなって危ないよと。天候は途中までよかったんですけど」
そして、一夜明けた12日午前4時半すぎ。ヘッドライトをつけた登山客も少し見えますが、山頂付近は分厚い雲に覆われていました。
12日朝は、ご来光が見られないということで明るくなってから下山する人がほとんどだったといいます。
(2026年8月12日放送分より)








