台風15号は中心が通り過ぎた後でも雨風が強くなる傾向にあります。11日夜から12日朝にかけて各地で被害が出ています。
台風通過後も降り続いた雨
異例の進路をとった台風15号。都内を過ぎ去った深夜にも雨風は収まらず…。
12日午前1時ごろの東京・杉並区では、ヘッドライトに強い雨が反射して、道路に打ちつけています。風も吹いてきました。道路にたまっている雨水も波打っているように見えます。
羽田空港に設置されたカメラでも、画面に打ちつける激しい雨。強風が吹き荒れている音も聞こえます。
台風通過後も降り続いた雨は…。
まもなく午前1時になろうかというところです。善福寺川には強い雨が降り続けています。
東京都と気象庁は、水位が上昇し河川が氾濫する危険が高まったとして、善福寺川に一時、レベル4の氾濫危険警報を発表しましたが、その後、解除されました。
12日午前5時のJR八王子駅前では、大粒の雨が降っています。台風の影響が続いています。
「この雨がどこまで続くのかっていうのがあって、帰り、帰宅時にどれくらい降っているかというのは心配にはなります」
一夜明けても降り続いた雨。その影響は関東に上陸する前からありました。
花火大会が中止に
上陸前から、激しい雨風をもたらした「逆走台風」。
千葉県では、お盆のイベントにも打撃が…。例年、1日で1万5000人以上が訪れる千葉県鎌ケ谷市の花火大会。1500発の花火が夜空を彩るはずでしたが…台風の接近を受け、午前9時25分に中止を決定しました。
「すみません、台風が近付いてきまして、今、実行委員会のほうで中止の決定をしました」
「今、実行委員会のほうで中止が決定しまして、早めに連絡させてもらいました」
各所に中止の連絡を慌ただしく行います。
秋元晴彦総括
「本当に初めての天候での中止なので、こういうこともあるよなと思いながらすごく残念な気持ちです」
多くの人でにぎわうはずだった花火会場では、テントの骨組みや音響設備などの片付けを進めていました。
「きのう汗だくでセットしたんですけど、今、残念な気持ちで片付けます」
「(Q.気持ちとしてはやりたかった?)(やりたかったけど)考えないようにしてます」
「予算規模的には1500万円ぐらいになります。当日の売り上げも見込んで色々と計画を立てていたので、警備会社や打ち上げの花火会社さんなどにお支払いしないといけないものがある。手元に残るのはほとんどない」
さらに、都内でも…。
「台風15号の上陸が見込まれ、来場者及び関係者の安全確保が難しいため開催を中止いたします」
11日に江東区で行われる予定だった花火大会も急きょ、中止になりました。
ビーチに打撃 損失数十万
千葉県九十九里町にある海水浴場は、遊泳禁止。ビーチから引き返す人の姿がありました。
「雨も風も強いから撤収ですよ。台風って分かってたけど、子どもたち楽しみにしてたんで」
「帰りたくないのにさ、帰らされて。(海に入れないから)貝探した」
台風が近づく砂浜では、ライフセーバーが見回りを行っていました。
「きょう遊泳禁止なので、腰の位置まで入っている遊泳客をあげる作業をしていました」
風が強くなる前に監視台を横に倒し、安全対策を行っていました。
海の家では、風で飛ばされないよう、椅子やテーブルをひもで縛って対策。バーベキュー会場は、客が3組とまばらな状態でした。
「山の日で、祝日で、ほぼ満席になる予定だった。予約のキャンセルとかで、お客さんすいちゃっている状況。一番書き入れ時だったんで、売り上げ的にだいぶ痛い。数十万以上の損失」
千葉・銚子市 雨風強く
11日午後4時の台風15号の位置。茨城県沖で上陸が近付いていました。
台風上陸直前、千葉県銚子市の犬吠埼では激しい雨が降っていました。
灯台を訪れた観光客はこう話しました。
「動画撮ってたら、風で飛ばされちゃって、(傘が)今折れちゃった」
「海水浴で来たんですけど、あいにくの雨で。ちょっとこの雨でずっと運転して帰るのもあれなんで、いい所があったら泊まっちゃいたいなって」
「もうやばいです、風が。観光どころじゃない。もう帰ります」
この2人は、犬吠埼に立ち寄ったものの、わずか10分の滞在で帰っていきました。
午後4時ごろに雨風ともに強くなった後、いったん落ち着いた銚子市内。駅前の土産店はいつもより早い店じまいです。
「本当はお盆なので絶対休みたくないんだけどね。お盆中だから夜遅くまでやっているんですけど、この天気じゃちょっと早じまいかなと。多分午後5時に特急が出るんですよ、それが出たら誰もいなくなっちゃうかな」
「逆走台風」特徴が影響
台風が上陸するころには、傘も差せないほどの風とともに、大粒の雨も降っています。
「(傘が)壊れちゃいました。やばいっすね。15分ぐらい(歩く)」
「(Q.傘なしで?)はい。頑張ります」
台風15号は午後8時、茨城県南部に上陸。その後、台風の中心は銚子市の西側へ抜け、雨風は収まると思われましたが…。
11日午後9時過ぎになっても、海岸沿いでは大粒の雨が強風とともに打ちつけ、大荒れの天気。中心の右側に活発な雨雲が広がる「逆走台風」の特徴が影響しているものとみられます。
東北各地でも猛威
一方、台風から離れた東北でも影響が…。
11日午前9時半ごろ、岩手県宮古市の宿漁港では、時間を追うごとに雨風ともに強くなってきています。
福島県いわき市では、強風の影響でしょうか。浜辺に設置されていたスピーカーが倒れ、流されてしまいました。
東北各地で台風が猛威を振るうなか、青森県八戸市では…。
11日午後1時前の八戸市蕪島です。こちらは普段、多くの観光客でにぎわう場所ですが、11日は人の姿が全くありません。岩礁のほうを見ますと、白波が立っていまして、海面も大きくうねっているのが分かります。
打ちつける大粒の雨と吹き荒れる風。家屋を超えるほどの大木が、大きく揺れています。
市内では最大瞬間風速23メートルを記録。強風の影響で、木製の塀が倒壊しました。
(2026年8月12日放送分より)














