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福岡県の服部誠太郎知事は、“県議会のドン”こと蔵内勇夫議長肝いりの事業を一時凍結すると表明しました。県民の不信を招いていることについて「深く反省している」と述べました。
「ワンヘルス事業」とは?
福岡県 服部知事
「蔵内さんとのその“忖度(そんたく)”というものについては、蔵内さんの指図でどうこうしていたというものではなく」
「蔵内さんとのその“忖度(そんたく)”というものについては、蔵内さんの指図でどうこうしていたというものではなく」
「忖度」はあったのか、なかったのか。福岡県が推し進める「ワンヘルス事業」について、旗振り役を務める“福岡県議会のドン”蔵内勇夫議長の影響について問われた服部知事は、次のように述べました。
「数十年来、私も含めた職員の中に根付いてきた誤った意識、その中から“忖度”や“過度な配慮”等々、県民の皆様から疑念不信を招くような行動も出てきた。これは反省しなければならない」
「ワンヘルス事業」とは、どんなものなのでしょうか。
蔵内県議
「絆というのは、昔は馬をつなぐ言葉だった。今は人と人。人と動物。国と国。これを一つにする。ワンヘルスの原点の言葉なのです」(去年3月)
「絆というのは、昔は馬をつなぐ言葉だった。今は人と人。人と動物。国と国。これを一つにする。ワンヘルスの原点の言葉なのです」(去年3月)
世界獣医師会会長でもある蔵内議長が強く推進する政策で、「人と動物の健康と環境の健全性を一体的に守っていく」という取り組みです。
2021年、福岡県知事選の際、県職員だった服部氏の後ろ盾となり、初当選の立役者となったのが蔵内議長です。
服部知事就任後、ワンヘルスは県の重要政策に位置付けられ、アジア獣医師会連合のワンヘルス福岡オフィスの誘致などが次々と決定。
蔵内議長の地元、筑後市には3億円をかけ、ワンヘルスのモニュメントが建設されました。
蔵内議長
「ワンヘルスというのが国際的に大きな流れになってくるので、ある意味、ワンヘルスの発祥の地となる。そういったところには、シンボルは必要なのです」
「ワンヘルスというのが国際的に大きな流れになってくるので、ある意味、ワンヘルスの発祥の地となる。そういったところには、シンボルは必要なのです」
ワンヘルス事業の5年間の県の関連予算はおよそ60億円に上り、みやま市にはおよそ200億円をかけ「ワンヘルスセンター」を建設中です。
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服部知事は凍結する考え
しかし、金銭授受疑惑などを受け、福岡県議会に厳しい目が向けられるようになると、二人三脚で進めてきたワンヘルス事業の多額な支出も「蔵内議長への忖度ではないのか」と批判の声が上がったのです。
胸にワンヘルスバッジが光る服部知事は12日、次のように述べました。
「行革審の結論が出るまでは、新規の(ワンヘルス)事業には着手しない。凍結ということを申し上げている」
これまでのワンヘルス事業の必要性、妥当性の検証を行うため、結果が出るまでは凍結する考えを明らかにしました。
「ワンヘルスという冠をつけて、明確な基準なくワンヘルス関連予算として整理をしてきた。このことによって金額的にも膨らみ、県民の皆様からの疑念、あるいは誤解を生じさせることになった。非常に深く反省しております」
(2026年8月13日放送分より)
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