社会

ABEMA TIMES

2026年8月15日 15:00

新幹線の座席下にある“謎の溝”…何のため?知られざる工夫が隠されていた?「飲み物をこぼした時に…」識者が解説

新幹線の座席下にある“謎の溝”…何のため?知られざる工夫が隠されていた?「飲み物をこぼした時に…」識者が解説
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 新幹線の座席下にある“謎の溝”に関する投稿が注目を集めている。いったいこれは何なのか。投稿主の『新幹線EX』上野弘介編集長に話を聞いた。

【映像】新幹線の座席下にある“謎の溝”(複数カット)

 上野編集長は「自分の座席で飲み物をこぼしました、列車が減速をすれば液体は前に行く。これをなんとかして防ぎたいということでN700S系から座席の下に溝をつけた。加速力・減速力で水が広がってしまうため、そこをせきとめるように溝を作った」と説明。

 さらに「座席の下はどうしてもホコリが入りやすい。清掃の時、モップやほうきをかけたりするが、ゴミが溜まらない角度はどの角度なのかというのをかなり研究している」と語った。

 また、新幹線の床自体にも技術革新が込められているという。「(車両内で)タバコが吸えた昔は、床に捨てて足でもみ消しても大丈夫な床を作れと。それは国鉄からのオーダーだった。新幹線は重量制限の厳しい乗り物なので、床材を厚くすればその分重量が増える。素材の進化、作り方の進化もある。また、喫煙車両がなくなった。傷つかない範囲でどんどん薄くしていく。軽くなるので、そのぶん新しい設備が入れられる」。

 上野編集長によると、コンセントを1つ増設するだけでもどこかを軽量化する必要があるほど新幹線の重量制限は厳しいという。

 軽量ポイントは床材以外にもある。新幹線が走ると熱が発生するため、それを冷ますためのファン「ブロア」が必要不可欠となる。N700Aではブロアをなくし、「走行風」で冷ますことで床下機器の重量を軽減することにも成功した。

「捻出した重量を使って(座席の)毛の長さを若干長くしている。N700Aから少しこう肌触りが良くなった。ヘッドレストの脇の部分もちょっと大きくなっている。お客さんが乗った時にちょっとでも快適になるようにということで」(上野編集長)

 見た目こそ大きく変わらないが、重量制限と戦いながら快適性を向上させるその企業努力のおかげで、私たちは安全で快適な旅ができている。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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