社会

サタデーステーション

2026年8月16日 01:38

『絵日記に書く思い出がない…』 被災した子どもたちに避難所で夏祭り

『絵日記に書く思い出がない…』 被災した子どもたちに避難所で夏祭り
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復旧続く熊本 避難所で”夏祭り” 「また頑張っていこうと」

夏休み期間中に地震が起きてから、19日目の熊本県内。
いまも3200人以上が避難生活を送っていて、八代市や氷川町などでは、約2万6500戸で断水が続いています。

報告・坂井彩加ディレクター(氷川町・15日)
「懸命に水道の復旧作業が行われています」

避難所となっている中学校に向かってみると。

報告・田丸由樹ディレクター(八代市・15日)
「かなり長い列ができています、先頭が全く見えません」

行われていたのはヨーヨー釣り、わたあめに、かき氷と、本格的な『夏祭り』。
気温34℃を超える中、子どもたちで大にぎわいです。

中学1年生
「祭りって聞いて来た。温かいうちが美味しいです。ガッツリした肉、最近ずっとパンとかだったから」

夏祭りやイベントが軒並み中止となってしまった子どもたちに、思い出作りをしてあげたいと、炊き出しとともに開催されました。

小学生の母親
「最初は1日1日を過ごしていくのに一生懸命でしたけど、やっと少しずつ余裕も出てきて、明日からまた頑張っていこうかなと思います」

夏休みの予定を失った子どもたちへの支援は、ほかにも。

“我慢”の夏休み 子どもに居場所を 仕事に片付け…保護者の支えに

報告・田丸由樹ディレクター(氷川町・14日)
「中から元気いっぱいの声が聞こえてきます、体を動かして楽しそうに遊んでいますね」

氷川町で作られていたのは、子どもたちが安心して過ごすための居場所です。

小学3年生と1年生
「プールとか旅行行く予定だったけど、地震で行けなくなった」

予定がなくなった影響は、夏休みの宿題の定番「絵日記」にも表れていました。

小学2年生
「(Q.どんな宿題がある)絵日記2〜3枚!まだ書いてない!思い出が消えた、地震で」

避難生活を送る中で増える「我慢」や「ストレス」。
町内の学童や保育園もまだ再開していないところがあるため、今週、NPO法人が子どもたちを預かるための場所を開設しました。
4歳から小学校3年生までの子どもたちを対象に約40人を受け入れ可能だといい、レクリエーションや宿題などを一緒に行っています。

認定NPO法人カタリバ・石井丈士さん 
「(子どもたちが)被災経験を受けて心が痛んでいる中、なるべくそういうことを忘れて日常に近い時間を取り戻すことを大事にしています。夏休みは子どもたちにとって特別だと思うので、少しでも楽しい時間を提供できればなと」

仕事や片付け作業に追われる保護者にとっても、大きな支えになっているといいます。

2人の子どもの保護者
「(子どもが)地震の後は気分の波が激しかったです。ここに来た時私も預けるのが不安で、私が涙流したんですけど、連れてきて本当に良かったです。それだけ私も切羽詰まっていたし…」
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お盆前に被害 仏壇修理に奔走 店舗被災も…約100件を”無償修理”

例年とは違ったお盆を迎えています。
震度7が襲った墓地では多数の墓石が倒壊したままですが、15日も多くの家族が墓参りに訪れていました。

お参りに来た人(氷川町・15日)
「(落ちた)墓石は動かしきれないので、石だけこう(横に)寄せて、格好だけですけど、花あげようと思って来ました」

被災者に安心してお盆を過ごしてもらおうと、奔走している人もいました。

佛壇の古屋鋪 古屋鋪充繁社長(八代市・14日)
「ちょっとこれは大変だね」

床に置かれていたのは、地震で壊れたという義母の仏壇です。

佛壇の古屋鋪 古屋鋪充繁社長
「(扉が)開いた状態で飛んだんですね?」
修理の依頼者
「そうですね」

まもなく迎える月命日を前に何とかしたいと、専門店に修理を依頼しました。

修理の依頼者
「(例年なら)本当は親戚の皆さんと集まって楽しく話したり、お義母さんの思い出を話したりする予定だけど、(今年は)それどころじゃない」

仏壇の状態を確認してもらうと。

佛壇の古屋鋪 古屋鋪充繁社長
「ここが致命傷なんですよね。ここ全部やり直さないといけないと思うので」

工場に持ち帰って修理するレベルの損傷だったといいますが。

佛壇の古屋鋪 古屋鋪充繁社長
「これはもう通常はしません、現場では(修理)。盆に仏壇がないわけにはいかないですからね」

八代市にある仏壇の専門店自体も、地震で大きな被害を受けました。
そうした中、被災者から多く寄せられたのが、「仏壇を修理して欲しい」という声だったといいます。
そのため現場で可能な範囲の修理を無償で行い、お盆までに約100件の問い合わせに対応しました。

佛壇の古屋鋪 古屋鋪充繁社長
「よし、戻った」
修理の依頼者
「仏壇がこういう状態だとこっちも気持ちが…でも良かったです、お盆に間に合ったので」

(サタデーステーション8月15日OA)

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